ありますよ、私にも・・・。
今でも夢なんかじゃないかと思う、本当に夢物語じみた出会いと別れが・・・。
恋人がいる身でありながら、私は別の男性から想いをよせらていました。
それも恋人の友人でした。
私は彼にそのような感情はゼロに近いぐらいにありませんでしたし、浮気する気もなかったです。
しかし、彼は非常に純粋無垢かつ傷つきやすい心の持ち主で、どうやって断ろうかということを相当頭を抱えて考えました。
彼はファンタジーを信じる人間でした。
そこで私は「実は私は天使で、そろそろ天界に帰らなきゃいけない時が迫っている。…残念だけど、一緒にいられるかわからない」と彼に告げました。
(普通なら、そこで「何冗談言ってるの」という反応の筈なのですが、相当信頼関係が厚かったのか、彼は疑うことなく信じてくれました)
私はしばらくの間天使を演じ、そして最後の時、人気のない場所にその人とともに歩き、別れを告げた後わずかな隙を狙って隠れました。
そう、「消えてしまった」のです。
幸いうまくいったようで、最後までばれなかったのですが、あまりの純粋さと健気さにその人を騙しているという罪悪感と、友人としていることはできなかったという悔しさで立ち直るのに時間がかかりましたが・・・。
しかし、恋人とその人との友好関係(ちなみにその人は県より外の人で、結構距離があります)を崩すことなく断ることに成功したのです。
相手にもよりますが、「演劇」というものをする必要になる展開が生まれるかもしれません。
人生そのものが透明な舞台になる瞬間です。
ドラマのようにダイレクトに言う事も可能ですが、それもできないことだってあります。
そうなった場合、少々大掛かりになってしまいますがこのような「演じ」も必要になってしまうかもしれません。
自分で脚本を作り、誘い込み、エンディングで大団円目指して演じきるのです・・・。
人生は出会いと別れです。
出会うための対策をとるためのマニュアルは多いかもしれませんが、別れるためのマニュアルって少ないと思いますよね・・・。
お礼
そうなんですよね。 別れのマニュアル・・・。あれば買うのに