こちらこそいろいろ勉強になります。
毎回長くなってしまう回答を読んでいただいて感謝します。
今回も懲りずに長くなってしまいますが、お付き合いくださいませ。
> 事前審査の用紙には、わたしの署名・捺印をしましたが「担保提供者」の項目に○をつけられていました。
> 担保提供者というだけでは普通は照会されないのでしょうか?
これについては、私の知る範囲の『普通』が「担保提供者というだけ」という状況が「存在しない」のでお答えしようがないんですよ…。
他の金融機関等で「連帯保証人でも連帯債務者でもない担保提供者」という状況があるとした場合、その「担保提供者というだけ」という人の『個人信用情報』を照会するかしないかは、その金融機関の業務規程次第ですし。
同じ状況でも、A銀行では「照会しない」けれど、B銀行では「照会する」ということがありえます。
どちらも『普通』、照会するのも『普通』、照会しないのも『普通』。
『普通』=『一般的』ではないですし、『普通』って何なのでしょうか…。
回答を書いていて訳が分からなくなってきてしまいました(苦笑)。
そう考えていくと、当初のご質問文にある
> ・HMの営業さんには「奥様は家に対する連帯保証人になってください」と言われた
が改めて気になります。
このなかの「『家に対する』連帯保証人に」という部分に引っ掛かりを覚えます。
建売住宅購入の形ではないのですよね?
ならば、「住宅ローンの連帯保証人に」と読み替えればいいのかしら。
そうならば、明らかに「担保提供者なので連帯保証人になってもらう」と言っていることになるので、住宅ローンをご利用になる金融機関においても、私の知る範囲の『普通』と同じく、「担保提供者というだけ」という状況は存在しないので、ご質問者さまの個人信用情報は照会される…ということになりますので。
ただ、ご質問者さまが署名・捺印をされたという、事前審査の用紙の記載内容が気になりますね。
その中に『個人信用情報』に関する記載はありましたでしょうか?
あったのならば、照会されても文句は言えませんし。
なければ、「手順が違わない?個人信用情報の照会は、『事前に当人の承諾を受けてから』しか『してはいけない』ことになっているハズ。」と文句を言えます。
> 「担保提供者」の項目に○をつけられていました。
というのも、連帯保証人になる『理由』かもしれませんし。
> 今は農転の手続き中で来月中には許可が下りてくるそうです。
では、その次が建築許可の申請になりますね。
> 同じ地区に同じ不動産屋さん&司法書士さんで数ヶ月前に同じような事例で許可が下りて今建築中の物件があるので、許可は下りるそうです。
そうでしょうか?
その許可は土地ではなく「申請者」に対して出されるものなので、同じ地区の同じような事例でも、同じように許可が出るとは限らないはずですよ。
これに関しては、実際、そのようなパターンがありましたので…。(10件まとめて申請したところ、うち2件について許可がおりなかったんです。理由は教えてもらえないので不明ですが。)
> 事前審査の前にHM営業さんが前もって「ローンができるのかどうか?」を聞いてくれたところ3500万円までならOKという返事がきたそうです。(頭金や諸費用を除いて、借り入れは2800万円ぐらいの予定です)
事前審査の前でしたら、金融機関には対象物件(土地や建物)についての詳細書類をいただけないことが殆どです。
それにまだ建築許可がおりていない段階なので、ご主人の属性のみによる判断だと思いますけれど。
事前審査前ならば、個人信用情報の照会もできないはずですし、「3,500万円までOK」という言い方ならば、「年収が500万円程度」という情報だけでそれくらいは言えます。
ただし、何の保証もありません(保証会社の保証審査に回すこともできませんから)。
事前審査OK→本審査NGという事例が少ないことではないのは、先に申し上げたとおりですし…。
> 前回の打ち合わせの時にも「わたし名義の土地なのにお金を貸してくれるのか?」と再度確認したのですが、「土地の名義は、さほど関係しない」と言われました。
?
土地購入資金も融資を受けられるのですか?
土地の名義と住宅ローンの債務者が違うということだけならば、「よくあること」ですよ。
親の土地に子が家を建てる…ということもよくありますでしょう?
> わたしは専業主婦で無収入で預貯金等の資産もないし、お金も全く出さないです。
これを理由・証拠にできますね。
ただ、つなぎ融資は時期に気をつけないといけませんね。
必ず、建築許可がおりて、地目変更登記が済んでからにしてください。
営業に任せきりは一番危ないです。
本当は、全ての面倒を1つ1つ自身でこなされていった方がよろしいのですが…。
実際の住宅ローンでは、すべて任せきりで、何も知らず、名前を書いてはんこを押しただけ…という方は少なくありません。
ですが、ゼロ金利時代にそういうやり方で住宅ローンを借りられた方のその多くが、今、住宅ローンの『借り換え』の必要に迫られています。
HM、不動産屋、マンション販売業者に勧められるまま、「毎月の返済額が少なくて済みます」という『固定金利選択型』の固定金利期間の短いものを選ばれた方がほとんどなんです。
『借り換え』になりますと、再び諸費用なども少なからず必要になってしまいますので、せめて、『金利』と『現在、今後の経済金融情勢・動向(予想)』は、ご自身で勉強をされたうえでお借り入れをされた方がよろしいかと思います。
お客さまの中には、住宅ローンという多額の負債を負われるという感覚に乏しい方も多いです。
書類のやり取りもすべて不動産屋経由で、自身が金融機関に出向いたのは『金銭消費貸借契約』の時だけ。
さらには、一切のお問い合わせもなく、こちらから「何かお尋ねになりたいことはありませんか?」とお尋ねしても、「HMに任せているんだから間違いはないんでしょう。」とのご回答。
HMの間違いを指摘しても(結構あります)、「HMがそう言ったのだから間違いない。」と返されたこともあります。
金融機関は、住宅ローンをご利用いただいている間、長ければ35年ものお付き合いになりますので、ご自身の目で金融機関を見極めていただきたいです。
HMの勧める金融機関以外にも、何件か当たっていただくのが一番いいとは思うんですけれどね。
補足
お礼が遅くなりすみません。 >「『住宅ローンの』連帯保証人」ではないのかしら?「『売買契約に関しての』連帯保証人」ということかしら?? 銀行は、「『住宅ローンの』連帯保証人」は不要って言ってます? 言われて気づいたのですが、HMの営業さんには「売買契約に関しての連帯保証人」だと言われたことを思い出しました。金融機関のほうを調べたのですが・・・ 担保については「土地または建物が共有の場合は、共有者の持ち分も併せて担保としてご提供いただきます。また、共有者には連帯保証人となっていただきます。」 保証人の欄には「所得加算者および物件共有者の方には連帯保証人になっていただきます。」とありました。 物件共有者というのは担保提供者も含まれますよね? これは「住宅ローンの連帯保証人」ということになるのでしょうか? 同じような質問&表現がわかりにくくてすみません。