年収350万円や400万円とかで足切りする銀行もあるみたいですが、借りられる可能性はあると思います。ただ、借りられたからといって返済出来るとは限らないので、最悪全ても失う覚悟が必要でしょうか。なので、審査に通るかどうかではなく、無理なく払っていけるかどうかで試算する方が良いですよ。
2000万円を年3%の全期間固定金利で定年までの20年借りれば、月110,920円の返済になります。これでは収入の34%を占めることになり、大抵は破綻すると思います。年1%の変動金利で30年ローンなら月64,328円の返済になり、収入の20%ですから何とかなると思います。ただ、定年以降10年間の返済と金利が上がった時どうするかが不透明なので、これも難しいと言わざるを得ません。間をとって、年1%25年ローンなら月75,374円になり、23%ですからこれが限度でしょうか。ただし、この場合も5年間分の繰上返済は必須ですし、金利上昇に備えての貯蓄も必要になります。あと、上記の返済額は現在の家賃よりは数万円少なくないと、今までと同じ家計で生活出来ません。これは、今まで掛からなかった固定資産税(土地を含め年10万円~)や修繕費用(10~20年毎に100万円単位)が掛かるようになるからです(毎月掛からない費用は、毎月積み立てておくと安心です)。諸費用も必要で、これは基本的に現金ですが土地があるので何とかなるかもしれません。そうだとしても、その他に生活費の半年から1年分以上は常に現金で置いておきたいところです。老後の資金も50才前後(貯蓄が少ないなら40才から)には始めたいですし、この辺りも考えると、2000万円は借りずにもっと予算削減をされる方が良いでしょうか。私なら1200~1500万円の借入金が妥当だと思います。
最後に…
住居は生活の質を高める道具の一つにしか過ぎません。無理なローンによって生活を切り詰めたり、破綻して借金だけが残るようでは本末転倒にもなりかねません。くれぐれも無理のないローンで、外食したり旅行にも行けるようにして人生を楽しみましょう。
いい家に住めると良いですね♪