はじめまして。環境学に興味があるんですね。私は大学で環境学(Ecology & Evolutionary)を勉強しています。
まず、環境学と言うのは「生き物とそれを取り巻く環境との関係の科学的検証」が本来の環境学の定義なので、インターネットやテレビでよくみる「環境」や「エコロジー」とは少し内容が違います。環境問題関連の環境学は、本来の環境学から派生したものと言えると思います。
で、環境学の分野ですが、これもどこに視点を当てるかによって様々に分類があります。
小さい物では「微生物」の環境学、はたまた地球全体で環境学を考える「地球環境学」まで、分野は色々です。他にも、日本ではあまり馴染みがないですが、アメリカの国立公園では大切なのは「fire ecology」というもので、「野焼き」と環境について勉強します。
また、どんな動物に視点を当てるかでも分野は変わります。
陸上生物、陸上植物、海洋生物、海洋植物などなど。
とにかく、一口に「環境学」といっても色々遠くが深いのでとても面白いですよ。
だけど、無駄にならない知識はないので、興味のある記事やサイトをドンドン読んで、環境についての知識を広げてくださいね☆
ちなみに、私はアメリカの大学で、General ecologyを中心に、Terrestrial ecology、Comparative vertebrate morphology、animal physiology、などを勉強しています。私の通っている大学では、専門知識というよりも環境学全体を浅く広く学部の4年間で勉強しています。ですから、卒業後は日本の大学院に行って興味のあるbehavioral ecology(行動環境学)についてもっと専門的に勉強しようと思っています。
日本の大学事情は、残念ながら全く分かりませんが、アメリカの大学に比べてもっと細かく分野分けされているイメージがあります。調べて確認してみてくださいね。
就職先は。。。意外と沢山あると思います。国立公園とか、化学薬品、企業。。。
「どうやって自分の知識を活かすか?」によっても、就職の幅はウンと広がると思います。
お礼
自分が認識していた環境学と実際のものとは随分違いがあることが分かりました。これで、環境学に興味があると言っていたなんて恥ずかしいです。 微生物から地球規模まで、本当に様々ですね。自分の知識の乏しさに気づきましたが、回答を読ませていただいて以前より興味が沸いています。 就職は大変そうなイメージがあったのですが、活かし方次第ということですね。 実際に大学で環境学を学んでおられる方の回答、嬉しかったです。