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染料分子の共役二重結合について
メチレンブルーやコンゴーレッドのような染料分子がなぜ多くの二重結合が共役した構造を持つのか教えて下さい。お願いします。
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多少難しい話になりますが、二重結合自体は、紫外線(短波長の光)を吸収するのですが、共役の二重結合が長くなるほど吸収する光の波長が長くなり、やがて可視光が吸収されるようになります。 自然光(白色光)からある可視光が吸収されて色が見える(例:白-青=黄色;黄色い色素は青色を吸収している)ので、ある程度の長さの共役二重結合が存在することにより、色が見えるのです。 そのため、占領分子は多くの二重結合が共役した構造を持ちます。 分子に含まれている元素を変えて、遷移金属種を持つ(たとえばコバルト)ようなものは、金属自体が可視光付近の吸収帯を持っているので、共役二重結合がなくとも特定の可視光を吸収することが可能です。
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- kougetsu
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回答No.2
高度に共役した二重結合や芳香環によって、特定の波長の光を吸収することで発色しているからです。 大雑把に言うと補色にあたる波長を吸収することで実際に見える色が出ます。紫に見えるならば吸収は黄色です。 紫ぐらい(波長400nm)を吸収するにはあまり共役していなくてもいいのですが、赤(760nm)を吸収するにはかなり共役系が伸びている必要があります。 染料分子だから共役二重結合を持つのではなく、 共役二重結合を持つがゆえに染料として用いることができるのです。
質問者
お礼
丁寧な解説ありがとうございます!本当に助かりました!!
お礼
詳しい解説ありがとうございます!長い共役二重結合があるために色が見えるという事なんですね。本当に助かりました。