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竹中平蔵さんの話すスタイルを身に付ける
竹中さんを尊敬しているのですが、別に経済に詳しいからではありません。 普通の人(政治家)が怒り出すような挑発的なことを言われても、さらっと交わして相手を冷静にさせ、しかも周りが思いも付かないような高度に凝縮された要点を冷静に穏やかに説明されます。しかも超一流の専門家であるにもかかわらず、頭の悪い中学生にもわかりそうなわかりやすい説明です。 楽天の三木谷社長にも同じようなものを感じます。他社を容認しつつ、結局は自分の言いたいことを納得させているというか。。。敵を作らないというか。。。 自己啓発本や、ビジネススキル本を読むのが好きなのですが、彼らに共通する技術は一体なんでしょうか? ロジカルシンキング? NLP(昨日この言葉を知りました)? ディベートではないですよね? 「人を動かす」の技術? ご存知or思いたる方がいらしたら教えてください!!
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こんばんは。 質問文を読んでいて、なんとなく思い当たったのは、『ロジカルリスニング ~「論理思考」と「聞く技術」の統合スキル』(船川淳志著・ダイヤモンド社・2006年出版)という本です。 この本の方向性は、おおざっぱに独断的に解釈すると”「ロジカルシンキング」というスキルが宣伝されたことによって、論理的思考をするべきだという考え方が広がったけれど、それだけでは、実際あまり役に立たないと感じる人が増えている。 たとえば、会話や会議において、自分だけが論理的に会話していても、相手が論理的に会話していなければ、何の意味のないから・・・”というようなところから始まっています。 そこでこの本は、たとえば「自分に非協力的な態度を取る顧客から、仕事について聞き出さなければならないことがあるとき、まず何を言うべきか?」というような事例を出して、コミュニケーションの本質とは何かというようなことを解説したり、相手を受容する・相手に共感するスキルや、相手の矛盾点を見分けるスキル等を教えてくれています。 また、「D.I.Eモデル」というフレームワークを紹介して、相手が攻撃的なことを話している(と自分が感じた)とき、相手をどう評価するべきか、というような課題も取り上げられています。 「相手の話を聞きながら、自分の意見を論理的に打ち出すには、どうすればいいか?」というのが本題だと思うのですが、基本的には”相手とディベートするのが目的なのではなく、よりよい結果を共同で創造していくのが目的である”というような哲学を持った本です。 よくあるビジネススキル本よりも、はっきり言うと現実的で当たり前だと思うことも網羅しているような、地味な本ですが、読んで損することはない本だと思いました。 質問文に挙げられている方についてはよく知らないのですが、よかったら参考にしてくださいね。
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- s_nak
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ご期待の内容でなくてすみませんでした。 >ハーバードや慶応で教授をやるクラスでも超一流の経済学者ではないのですか!? 学者の世界は奥が深いのですね。東大の茂木さんんら超一流でしょうか。。。 を追加質問と捉えてしまいましたが、違ったようですね。 >お金とはなんだ? と言われて小学生を納得させることができますか? 入門経済学水準で教えるべき前提を犠牲にすればするほど、単純化できるので、分かりやすい=論理的ということではないです。 難しい話を分かりやすくというのは、たしかに技能としてすぐれていますが、比較的説明しやすいシュンペーター的な経済学の見方に沿って説明がうまくてもあまり評価しずらいというのもあります。専門的ですみません。 私が「難しい話を分かりやすく」したことで感銘を受けた事があるのは、物理学のファインマンとか、小柴昌俊です。 他分野(理系)で感銘を受けた講義はあり、そのときは理解したつもりになり、賢くなったと思うのですが、後で自分でノートを見てもうまく説明できなかったりという事も多くあり、その場で納得したつもりにさせるという事と、論理的な話し方というのはあまりつながりが深くないと思っています。 なので、普通に経営者の方や学者が一般教養としてほぼ確実に読んでいる弁論術の方を推したわけです。
- s_nak
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質問の主題とは関係ない方の事柄ですが、補足しておきます。 現在、経済学の大学教授になるには、いくつかルートがあります。 1.大学院の博士号、もしくはPh.Dを取得する。 上記の取得に際して日本の場合は最近(1990年代後半以降)、審査付学術論文雑誌に論文を通していることが条件になっている大学が多くなってます。経歴に博士課程単位取得卒業などとある場合は、博士号を取得しておりません。以前は、この程度でも早稲田や慶應の大学教授になれました。今は無理ですが。 2.官庁などでエコノミストとして活躍する。 この場合、学問分野の業績はあまりありません。榊原氏、野口悠紀雄氏など。 2の場合、一流の学者とは言わないでしょう。1の場合でも、1本のみで、後に大した研究活動をしていない教授はたくさんおります。竹中氏はどちらかというとその類です。 1の場合、大学に専任講師として入れれば、昇進速度の差はあっても3-7年くらいで教授になるものだと思います。2の場合、いきなり教授職につく場合もあります。2のような場合は、論文に限らず、単独で書いた著作も研究や業績に含めますが、客観性は落ちるので、学者としての評価は研究論文に限る方が普通です。 経済学の分野で「超一流」と言って誰も文句は言わないだろうと思うのは宇沢弘文です。海外の有名な審査付学術論文雑誌に複数の論文があり、マイナーなものを含めれば2桁になる論文があります。このくらいすごい方はあまりおりません。経済数学や計量経済学の分野には複数の論文を通されている方がおります。それ以外の分野ですぐに思い浮かぶのは、ゲーム論の神取道宏、最近では金融の星岳雄です。 東大で海外の有名な審査付学術論文雑誌に複数の論文があり、比較的メディアに露出しているのは、伊藤元重(国際貿易)です。単著、共著あわせて3-4本の論文を通しており、一流と評するに値する業績です。 東大の教授といえど、一本のみの方もおります。井堀利宏(財政学)など。 1本のみの方の評価は、その後の研究活動により評価が難しいですが、「超一流」というのは無理があります。 1本のみだけど、その後の研究が斬新で「一流」に評価しても良いのではと思うのは、岩井克人です。 >東大の茂木 経済の方でしょうか? 経済以外は分からないので、他の方に譲ります。 >他者を容認しつつ、結局は自分の言いたいことを納得させている 私は両氏にそれほどの感慨は持っていませんが、自信を持って話す事が大事なのだと思う事があります。テレビの編集された映像はあまり信用してません。生番組を見ていると、あまりそういう光景に出会っていないので、見ている番組が異なるのかも知れないですね。 基本的な3段論法などは巧く使って話してますね。詭弁を使う時も3段論法は必須なので。
補足
まず私は経済に興味があるわけではない。と冒頭でも2番目の方への回答でも述べています。もともとこの質問の趣旨に経済は全く関係ありません。ロジカルシンキングやNLPと書いてあるように、コンサル業界や経営者などに必要とされるスキルについてが質問の主旨です。 私は彼の話し方・考え方に興味があるのです。なぜなら専門家というものは概して、一般人が何をもとめているかを無視して一方的に、しかも一般人が知らないはずの専門用語で話すからです。相手軸がない。たとえどんなに高等な知識を持っていようとも、それを伝える能力があれば無きに等しいと私は思います。そんな人はビジネスの世界では通用しません。 だからこそ、あそこまで経済をわかりやすく伝えることができる竹中さんを尊敬しています。 お金とはなんだ? と言われて小学生を納得させることができますか? どんな世界でも、難しいことを本人がやりながら大衆には簡単にそこへアクセスさせることができる、それこそ一流のプロです。 相手の興味を知ろうともせず自分の興味についてだけ一方的に話す、そういったコミュニケーション能力の欠如した人が、わたしの言う一流でない専門家です。 わたしの会社にも、留学無しでTOIEC900以上取るような異様に頭がいい人がいましたが、何を言っているのか全く理解できず、多部署から首にするよう要望があがっているような人がいました。自分から辞めていきましたが。
- s_nak
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夢を壊すようで申し訳ないですが、彼は「超一流の経済学者」とは言えません。 学者で超一流といえるのは、学問分野でそれなりの業績のある方を指しますので。 例えば、審査がある外国の専門誌に論文をたくさん通しているなら、「超一流の学者」と言ってよいと思います。 彼に限らず、教科書を書いていても、そうした業績が皆無な方も少なくないのが現状です。 専門知識をもつ者から見ると、経済学を用いた議論を行っている際に、詭弁を使うことが多いです。 彼の主張の中には「専門家に任せれば大丈夫」とか、根拠が乏しいものも見られます。 早口な事と煙に巻くことに関してはとても御上手でして、多弁家としての技量があって、政治家向きの方と思います。 ただし、多弁が仇になってか、大臣時代に「株は必ず儲かる」と失言し、陳謝していたのも印象に残っています。 経済学者は決して「株は必ず儲かる」のような失言はしないものです。 弁論術とか詭弁術を調べてみてはどうでしょうか?
お礼
ハーバードや慶応で教授をやるクラスでも超一流の経済学者ではないのですか!? 学者の世界は奥が深いのですね。東大の茂木さんんら超一流でしょうか。。。 当時の不景気のETFでしたら、個人的に必ず儲かるといっても良かったでしょうが、大臣としてはまずいですね。。。 弁論術もおもしろそうです。
- tb_-Z
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同じく彼を尊敬する高2の者です。僕は彼を知るには彼の話をいっぱい聞けば何かを感じれるのではないかと考えました。彼は月曜20時から20時半までラジオのAM1242ニッポン放送のパーソナリティーをやっています。それを聞いたら何かを感じれないでしょうか?著書として「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日記」というのがあるそうなので読んでみたいとも考えています。あと私事なりますが僕は彼の出身の一橋大学経済学部を目指しています。
お礼
ラジオを毎週やっているのですね~ でも残念ながらAMラジオを聴く術がありません。。。携帯でFMなら聞けるのですが。 ちなみに毎週日曜日にBSジャパンで出演されていますよ!夜9時からだったかな。実は彼は字がすごい下手なんですよ(笑)くりーむしちゅーの上田につっこまれて「だから文字書くのヤダって言ったのに・・・」と笑っていたのがまたキュートです。魅力的な人格ですよね。 実は私は経済学には興味が無いので(!)、本はなあ・・・と思ったのですが、なるほど日記なら大いに参考になりそうですね。 反対意見のパターン解析なども書かれているようで参考になりそうです。 一橋を目指すなら慶応を目指せばよいのに! 教授ですから直接会って お話できるかもしれませんよ?? いいなあ(笑)
- rongo-dog
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物事にははずせないことは無いですか? また、揺らぎのないところ。 そこだけ、はずさなければとは思います。
補足
ありがとうございます。 「物事にははずせないこと」とは具体的に何を指しているのでしょうか。 「揺らぎが無い」とは論点がブレ無いということでしょうか。
お礼
stky06さん こんにちは! ありがとうございます! 私が知りたかったのは正にこういった↓内容です!! 「自分だけが論理的に会話していても、相手が論理的に会話していなければ、何の意味のない」 「相手が攻撃的なことを話している(と自分が感じた)とき、相手をどう評価するべきか」 「自分に非協力的な態度を取る顧客から、仕事について聞き出さなければならないことがあるとき、まず何を言うべきか?」 「相手とディベートするのが目的なのではなく、よりよい結果を共同で創造していくのが目的である」 私の抽象的な説明を的確に理解いただいて、驚くとともに大感謝です(涙) しかも大変わかりやすい説明で素晴らしいですね!!普段からそういった本を読まれて日々意識されているのでしょうか。。。。ご職業柄なのでしょうか。。 Amazonの口コミを読みました。非常に評価もよいですね。NLPの知見も入っているとのことで、私の興味と正に一致しそうです。早速買って読んでみます。楽しみです。 なるほど著者の船川さんはコンサルで独立してビジネススクールのセミナーなどされてる方なのですね。 重ねてありがとうございました! しかし、こんなあいまいな説明で回答を得られる「教えて!goo」のシステムにも感謝です。。。