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PT(理学療法士)OT(作業療法士)ST(言語聴覚士)の重なり合う領域(仕事)はどんなものでしょうか。
PT・OT・STそれぞれの「専門領域」と「重なり合う領域」について調べているのですが、専門領域については、文献を調べればわかったのですが重なり合う領域については、患者さんへの精神的ケアや家族への助言といったものしか分かりませんでした。具体的にどのような部分で(リハビリをする時等)重なる仕事があるのでしょうか?医療の現場で働く方、是非お教えください。よろしくお願いします。
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病院で勤務している作業療法士です。 領域毎の違いもあると思うので、一概には言えないですが・・・ リハビリは患者様の退院後の生活を想定して行っていきます。 それはPT、OT、STともに変わりません。 うまく歩けない患者さまがいた場合、 PTは下肢の筋力訓練や歩行の練習、 OTは立ちながら行う家事やお風呂の立ちまたぎの練習といったように 情報交換しながらそれぞれの視点から訓練を進めていきます。 また、食事ができない患者様がいるのなら、 嚥下機能をSTがみて、食べる姿勢や箸・スプーンの操作をOTがみて・・・というように、情報交換しながら訓練をすすめていきます。 患者様の状態によってはPT、OT、STが協力しながら訓練すすめていきます。 PTだからADLはわからなくていいということはないし、 OTでも筋トレやROMなど機能訓練を中心にすすめることもあります。 それぞれの職種で全然違う訓練をすることもあれば、似たような訓練をすることもあります。 教科書的には、それぞれの領域があるとは思いますが 実際の現場では、おおよその区分はあるものの入り混じってると思った方がよいと思います。 お互いにお互いの職種を理解した上で、しっかりと目的を持って行うことであれば、特に決まりはありません。 質問の意図とは違うかもしれませんが、なんとなくご理解いただければと思います。 ご参考までに。
お礼
ありがとうございます。文献だけではどうもわからずにいたので、実際に働いていらっしゃる方のご意見を聞けてとても参考になります。 なるほど、お互いの職種への理解ですか。確かにどのような職場でも必要ですね。丁寧にお教えいただき本当にありがとうございました。