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2001年宇宙の旅について

名作といわれるこの作品を、数年ぶりにビデオで見ました(2度目)。1度目はゴリラ(?)たちがけんかしてるあたりでギブアップ。そして今回は木星までいったものの、そこらでギブアップ。どうしても睡魔に勝てません。というよりわたしには難解すぎてどうしても『よさ』がわからないのです。 そこで、おもいきり私見でけっこうです。よさも悪さも好きも嫌いも全部含めて、あの映画について一言コメントいただけませんか。3度目の正直に賭けてみたいんです・・。 どうぞよろしくお願いします。

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回答No.3

私も最近、妻と一緒に見なおしてみたところです。妻も一言あるそうですが、まずは私の意見から。 キューブリック、凄い! というのが総括的意見。こんな映画を撮れるのは彼しかいなかったのではないでしょうか。その理由として、 ・映像のセンス。シンプルと悪趣味が共存している。 ・音のセンス。HALが反乱するときの無音状態が怖い! ・ストーリー。  モノリス(石版)はなぜ突然あらわれたのか?  それは猿をどう変えたのか?  そして現代、再びモノリスに出会った人類は、  ボーマンを通じてどう変わるというのか?  HALの反乱はなぜ起こったのか?   これ以上はかけません。「ネタばれ」になってしまいそうですから。しかしこの映画のエンディングは、日本のアニメーション映画の秀作「AKIRA」のエンディングも果たしてここからモチーフを取ったのか? と思えるくらいメッセージ性があると感じます。ちなみにこのキューブリックの名作のビデオ、海外で販売されているもののパッケージには immortality という一言が。 (ここから、妻の意見です) ・・・すっ飛ばしてラストだけ見て下さい! 結構面白いと思います。初めて見たときは「なんじゃそら?」と感じた私は考え込んでしまい、数日間眠れませんでした。今でもまだ、よく(というかまったく)わかりませんが。ま、私の一番好きなシーンはHALが解体されていくところです・・・ 玉子と鶏のたとえではありませんが「機械が先か、人間が先か」と考えてしまいました。

miamix
質問者

お礼

奇遇ですね。きっと同じくらいにビデオを再生していたかもしれません(?) いきなりラストにすっ飛ぶのもかなりの大技ですが、試してみる価値あるかも・・ですね。 わたしもぜひその'メッセージ性’を受け止められるようにもう1回チャレンジしてみます。 ご夫婦そろっての感想、本当にありがとうございました。

その他の回答 (8)

回答No.9

ぼくがすごいと思うのは、宇宙船の中で万年筆を投げて渡すシーンです。 つっている糸も何も見えない空間を、万年筆がゆったりと回転しながら 飛んでゆきます。 そしてもう一人の人が万年筆をつかみます。 いまならCG合成で何とでもなるシーンですが、30年前にあの技術は すごいと思います。 しかし、どうやって撮影したんでしょうか? 透明な大きなガラス(撮影する範囲をこえるような)に万年筆を貼り付け てそれを回転させながら移動させたのでは?とかいてあるのを読んだような 気がしますが。

miamix
質問者

お礼

あの万年筆のシーンは、「いま」だとなにげなく見過ごしてしまいますが、確かに当時のことを考えればすごいことですね。(あの磁石グツ、みたいのは今は逆におしゃれかも) みなさんにいろいろお聞きして、たんなる1本の映画というよりその撮影技術や底のほうにあるテーマなど考えながら見ればいいんだとあらためて思いました。 この場をおかりして、ご回答くださったみなさん、ありがとうございました!

  • grgr56
  • ベストアンサー率36% (9/25)
回答No.8

ちなみにHALがIBMを一字づつずらしたものだ、というのは、アーサー・C・クラーク自身が明確に否定しています。 「もうお手上げだ、ということもたまにはあるものだ。右の一節(HALはHeuristics ALgorithmicの略だということ)を「2010年宇宙の旅」にわざわざ入れたのは、私自身が何十年にもわたって「否定してきた話」だからだった。」 HAL伝説 早川書房より 長い長い映画ですが、小説のほうを読むと、ちょっと親しみがでるかもしれません。早川書房からでていたかな?私も小説読んで「なるほど」と思いました。もっとも映画は別だ、という受け取りかたもあるでしょうが。。。 I'm sorry Dave. I'm afraid that I can't do that

miamix
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみません。 それにしても、IBMのはなしはあまりにもできすぎで、聞いた話をそのまま鵜呑みにしていました。真相はやはりこちらが正しいのでしょうか・・ またまた興味をそそられ始めました。ご回答ありがとうございま~す

  • tatimi
  • ベストアンサー率34% (19/55)
回答No.7

平成13年宇宙の旅、、。 どうですか?こう書くとげんなりしませんか?(←いや、どうでもよいです) 私もストーリーはさっぱりですが、30年近くも前にあれだけの 技術的な考察ができた映像はすばらしいと思いました。 たぶんまだ見ていらっしゃらないシーンに、 真空中に人がはじきだされるシーンがあると思うのですが、 あの動きが物理的に起きる事を30年近く前に想像して 実際に映像にしてしまったというのには、かなり驚きました。 そのあとは、わりと有名な「♪でいじ~でいじ~」がありますので、 話のネタに見ておくことをお勧めします。 Windowsも青画面の時に歌ってくれたりすればMicrosoftのセンスも見直すのですがねぇ。 ところで、HALはIBMをABC順で隣の文字に読み替えてできたらしいですね。 おととしくらいに、IBMのcpu(PowerPC)は火星着陸までは行ったので まぁ良しとしましょう(←なにがよ)。 ストーリーの最後の20分くらいは、サルの所とあまりかわらないですね。。

miamix
質問者

お礼

う~む・・確かに「平成13年宇宙の旅」はひきますねぇ(*_*;) でもあれって、映画の原題は2001って出てきませんよね、なんとかオディッセイってだけで。あれの由来はご存知ですか? ところで、やはりこの映画"30年前に作られた"というのがひとつのポイントなんですね。実際2001年になって、あたりまえのようにたくさんのものに囲まれて暮らしていますが、あの当時考えついたことがすごいんですね。 なんだかまたまたいろんな意味で興味がわいてきました。 ご丁寧にいろいろありがとうございました。

  • LITHRONE
  • ベストアンサー率29% (37/125)
回答No.6

今までの皆さんの回答には、とてもかなわないので、豆知識という事で..... 映画の中に出てくるHALというコンピューターはIBMの一歩先を行く、という意味でつけられました。もともとIBM社の中から出てきた案らしいです。

miamix
質問者

お礼

IBMを1文字ずらしてHALになったというはなしは聞いたことがあります。 残念ながら、まだHALがどれだったか未確認なんですが(トホホ) どうもありがとうございました。

  • ojiq
  • ベストアンサー率41% (121/291)
回答No.5

人類の夜明け、サルの生活から映画は始まる。彼らの生活空間にある日忽然と細長い巨大な石板〔モノリス〕が現れる。それに啓発されるがごとく、一匹のサルが、動物の骨を持ってものを叩くことを覚える。その後、争いの時に骨を使って、相手を叩きのめすに至り、勝利の印のように宙に投げ上げられた骨は、似た形の宇宙船の漂う姿に変わる。400万年があっという間に過ぎ去ったのである。ここまでで17分が過ぎ、最初の台詞までは20分以上が経過する。謎をはらみながらも、映画は整然としたリズムを持っている。この冒頭と同じように、最後の部分もまた23分近く台詞は一切なく、そのまま終るのである。間に挟まれている100分近い時間の中にも、台詞は決して多くないのだが、最初と最後の長い沈黙の時間の連続は、今作が決して人間中心の物語ではないことを示していると同時に、均整のとれた美学をも呈示している。冒頭に流れていたリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の荘重なムードから一転、ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」の流麗な調べに移り、先ほどまでのサルの原始的な争いの世界から未来の洗練された世界に急反転したかのように思われる。地球からやって来たフロイド博士は、宇宙ステーションで、月との交信が10日間不能になっていると聞く。伝染病蔓延説まで広がる中、彼らには隠していることがあった。それは400万年前に埋められたと考えられる岩の発見である。フロイド博士たちは何故それを隠すのか。400万年前にはあんなにもあらわにサルたちの前にさらけ出されていたものを。モノリスは今、月にある。フロイド博士たちがその前で記念撮影をしようとすると、異常に高い音が聞こえて、彼らは死んでしまったらしい。18カ月後木星に向うのはディスカバリー1号だ。乗組員は5名。その中の三人はカプセル内で冬眠している。食糧の節約のためだ。起きているのは船長のボウマンと副長のプール。だが、実際に飛行の総てを管理しているのは「HAL9000」〔=ハル〕というコンピューターだ。ハルは感情があるがごとく反応する。しかし、感情が実際にあるのかどうかは誰にも判らない。ハルは今回の任務に疑問を抱いており、ボウマンも同じ思いではないかと聞くが、ボウマンはまともに応えようとしない。人間は、相手がどんなに高度に発達したコンピューターだとしても、それは機械としてしか認めようとしない。自分の相談相手ではないのである。ボウマンもそうなのだろうか?そうではなく、ボウマンは人間らしい心を失って、機械にだけでなく機械的な反応しか示せなくなっているのだろうか?ハルが72時間後に故障する部分が出るという予知をするのも、ボウマンたちに相手にしてほしかった為に言った冗談かもしれない。ところが、ボウマンとプールはこのことをきっかけに、ハル自体の故障の可能性を協議し始め、二人で秘密に話し合った結果、ハルの思考機能を停止させ、制御機能のみを残すことにする。しかし、ポッド内での二人の話を口の動きから察知したハルは、船外で作業中のプールの命綱を切り、宇宙に葬り去る。ボウマンはハルにプールがどの方向に飛ばされたかを質問するが、はっきりした答えが返ってこない。ボウマンはBポッドに乗り、追跡する。アームでプールをキャッチし、連れ戻すが、その間、ハルは冬眠状態の三人の生命維持装置をストップさせて殺し、帰ってきたボウマンのドアを開けよという指示にも従わず、議論の余地無し、サヨナラ、と冷静に言い放って、後は沈黙となる。ボウマンはアームを使って開けるため、捕まえていたプールを再び宇宙空間の闇に葬り、非常用ハッチから爆発用ボルトを使って船内に入る。そして、嫌がるハルの思考機能を停止させてしまう。1992年イリノイ州で作られたハルは、その時教えられた「デイジー」という歌を歌いながら、脳死に至ったのである。ハルにしか知らされていなかった極秘命令が流れる。月にモノリスを埋めたのは地球外知的生命体で、木星に向けて強力な電波を発している目的を探ること。人間はコンピューターに完璧を求める。しかし、高度に発達した機械は人間と同じなのだから、対等に扱ってほしいと思うだろう。もし人間がハルと同じような扱いを受けたら、怒るのではないか。対等に扱ってくれなかったと相手が怒った時に、それを反乱と呼ぶか。ハルの反応は人間で考えるなら当然の怒りではないのか。もう一つ問題がある。ディスカバリーを木星に送り込んだ人たちは、ボウマンたちよりハルの方を信頼していたわけである。現場の人間にとっては、やはり機械より自分自身である。ここにねじれが生ずる。では最終的に責任を取らされるのは誰なのか?この映画のラストがそれを暗示している。木星の近辺を浮遊するモノリス、ボウマンは時空を飛び越えて、やがて宮殿のような部屋に導かれる。そこで食事をしているのは自分自身であり、やがてベツドに横たわるのは年老いたボウマンであり、最後には赤ん坊のような生命体として生まれ変わる。これはSFである以前に信頼と管理の物語である。

miamix
質問者

お礼

うわぁっ。なんだかすごいものをいただいてしまいました。 でも、ごめんなさい。実はもったいなくてまだ全部読んでません。自分が見たところ以降は、またあとで読ませていただきます。 それにしても、やはり影響力のある作品(監督)なんですね。期待以上のお返事をたくさんいただき、とてもうれしいです。 どうもありがとうございました!

  • toysmith
  • ベストアンサー率37% (570/1525)
回答No.4

キューブリック馬鹿です。 他の方たちと違って私の場合は原作より映画の方が楽しく見ることができました。 「2001年宇宙の旅」のメッセージ性はネタバレしても損なわれないと思っています。 そこで(邪道かもしれませんが)「2010年」を先に見るという手もありです。 こちらの方がテンポ良く進むので眠くはならないと思います。 別の見方として「時計仕掛けのオレンジ」→「2001年宇宙の旅」→「バリー・リンドン」→「シャイニング」と見てゆく。 隠されたもう一つのメッセージ(と勝手に私が思いこんでる?)が明らかになります。 とりあえず難しく考えずに映像と音楽に身をゆだねてみてください。 必ず何かが見つかります。

miamix
質問者

お礼

失礼ですが、’ばか’というのは'大ファン’ということですよね? 実は時計仕掛けもずいぶん前に見たんです。でも今思い出せるのは奇妙な映像(色彩というべきか)とテープを張られた目を見開いたままのあの人が、椅子にくくりつけられてるシーンだけです。あれももう1回見てみようかなと思っていたところでした。 シャインニングはキングの本が好きで見ただけなんですが、たしかに子供が出てくる映像とか、なんとなく不思議なアングルのシーンが印象に残っています。 というわけで、隠されたもうひとつのメッセージ・・ん~気になりますねぇ。いつかこれらの作品を制覇してぜひもう一度お話をお伺いしたいです。 いろいろありがとうございました。

  • ponpon
  • ベストアンサー率19% (67/345)
回答No.2

"2001…"に関する製作秘話本が結構出ているのでそれを読んでから見ると"すっげ-!!!"ですよ。 キューブリックの感性、再現の正確さ、ストーリーの感想は私も「この人(キューブリック)預言者かな?」程度ですが作る側からの視点に立ってみると凄さが目に見えます。 岡田斗士オ(スミマセン,漢字忘れた)著のオタク何とか…って本は数々の名作をヤラしい?見方で面白く書いているのでその他名作にチャレンジする時にも使えるのではないでしょうか。

miamix
質問者

お礼

"秘話”と言う部分にそそられますね。わたしもぜひその’すっげぇ!!’を体験してみたいです。どうもありがとうございました。

  • tez3
  • ベストアンサー率20% (53/262)
回答No.1

では、お言葉に甘えて独断と偏見で… 映画はつまりません。特に後半、スターゲイトを潜る当たりからは誰に見せても理解してもらえないのではないでしょうか、また、当時のSF技術の粋とはいえ、(もちろん時間的、技術的な制約はかなりあった様ですが、土星が木星に目的地がかわっちゃうくらい…)今の技術で言えばつたないSFX。寝て当然です。 で、まず小説で読まれることをお勧めします。 それを『どれだけスクリーンで再現できたか!?』 と言うところに焦点を置くと凄く楽しめますよ。 小説は続編2册も楽しいです。

miamix
質問者

お礼

なんだか少しほっとしました、自分だけじゃなかったんだって・・。 原作のほうもぜひ読んでみたいと思います。どうもありがとうございました。

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