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「火力発電事業がコモディティ化する」とは?

以下の引用は東芝の成長戦略についてのページからです。http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0509/toshiba.htm <<高成長戦略を重視する意味を西田社長は、「HD DVD事業がなくなり現在の当社の事業は44となったが、ほとんどの事業がコモディティ化している。私が社長に就任した時に、火力発電事業の工場に出向いて、『火力発電事業も、コモディティ化しているという自覚を持って工場運営を行って欲しい』と訴え、工場の改革を進めた。コモディティ化している事業は規模を追わなければ事業そのものが行き詰まる。>> 「コモディティ化する」の意味がわかりません。解説をお願い!

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回答No.4

皆さんの回答に補足です。 #3の方の回答では「火力発電事業」をそのまま「発電事業」と考えていますが、 ここでの東芝の社長の意図は「火力発電プラント事業」のことと考えたほうが東芝の事業戦略とは一致しています。 東芝の売電はほとんど量がありませんので、規模の経済を追求することは戦略上不可能です。 この発言は、北米首位の実績もある火力発電プラント販売について、より規模を大きくして規模の経済を追求しないと グローバル競争でシーメンスやアルストム、GEなどに太刀打ちできないということを言っていると思います。 なお、コモディティ化した市場が悪い意味をもつわけではありません。 正統的には規模の経済を追求する戦略で戦えるし、 逆説的には誰も気がつかない新しい価値を創出することで 一気に差異化戦略で優位にたてるかもしれません。 おそらくコモディティ市場ではこのどちらも戦略的には重要で 非常に面白い市場であると思います。

その他の回答 (3)

回答No.3

コモディティ化という言葉は厳密な定義のあるものではありませんが、以下のような要素を含むビジネス用語です。 (1)商品の内容・規格・取引単位などが他社と比較可能である。 (2)商品独自の個別性・独自性が相対的に低く、今後の発展も見込みにくい。 (3)商品そのものや、商品の重要な原材料などに市場価格があり、活発に取引されており、需給原理が働きやすい。 上記のような要素を持った商品は、比較可能性があり独自性が低いことから価格だけが指標となりやすくなります。価格競争力をつけるには大量生産・原価低減させるしか生き残りの道がありません。火力発電所の場合、主な販売先は大口需要家と呼ばれる鉄鋼や非鉄金属、化学、造船重機などです。彼らは複数の供給工場から規格化された電力を購入しているので、比べるのは価格だけになってしまいます。加えて電力自由化によって新規参入業者が売電事業を行い激しい販売競争になっています。したがって、火力発電所も合理化せざるをえなくなります。東芝も本来は電力会社ではないのに火力発電をしているのは、工場の余剰電力を売ることができるからではないでしょうか?

  • ojisan-man
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回答No.2

元々「日用品」の意味らしいので、そういう使い方もあると思いますよ。 ただ一般的には「付加価値が高い、競争力がある、差別化」などの反対の意味として使われることが多いようですね。

  • ojisan-man
  • ベストアンサー率35% (823/2336)
回答No.1

最近経済用語として使われますが、 「付加価値を失い、単に価格や量の競争になること」を表しています。 その理由は業界や製品、消費者側のニーズなどまちまちですが。

hachioshi-
質問者

お礼

そういう負のイメージを持った単語なんですか? 東芝の例でいえば、半導体が市場にあふれたので価格が下落低迷、そのせいで半導体が「コモディティ化した」という使い方であっていますか? コモディティ化をよい意味で使えはしないですか?たとえば、電力の売買は、過去にはありえなかったと思うのですが、そういうのも活発な売買の対象になった。CO2排出権取引権もそうで、「コモディティ化した」と、このように使えませんか? ありがとうございます。

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