詳しいことは分らないのですが私見を。
読んで字のごとく「集団が過剰に同調する」という意味ですね。
人は、何かに対してシンパシーを感じると「同調する」事が多々あります。
それ自体は悪いことでもなく、正常な事なのですが、それが過剰に行きすぎると危険な事が起こったりします。
例えば、新興宗教やらネズミ講やらの講演会とかですね。
最初は個々バラバラの人間が講演を聴いています。
すると、講演者が拍手を要求したり、同じ事を唱和させたりして少しずつ煽っていきます。
同じ行動を取ることで周りの人と「同調」し、それに心地よさを覚えていきます。
外から見たら異様な光景なのですが、本人達は気持ちが高揚したりして気付きません。
結果、マインドコントロールとかされて詐欺に遭ったりします。
もっと有名で分かり易いのは、ナチスドイツやファシズムの台頭なんかですね。
他には、有名歌手のコンサートとかもありますね。
一緒に歌やパフォーマンスに熱狂する事。
あれなんかも周りと「同調」してるんですよ。
ただ、普通はコンサート会場を出ると徐々に興奮が冷めて「同調」が解けますが、中には「同調しすぎる人」なんかもいますね。
これと同じようなことが、マスコミでも起きますね。
今回BPOが指摘した「光市母子殺害事件についての報道」に関しても、マスコミが一定の論陣をはることで「視聴者(集団)を過剰に同調させ、事実をねじ曲げた」って事ですね。
BPOは指摘していませんが、小泉ブームなんかもそうですね。
もともと、マスコミには大衆迎合主義的な部分があるため、マスコミ側、視聴者双方が気を付けないと今回のような事が起こってしまうんです。
とまぁ、こんな感じではないでしょうか?
心理学コーナーだったら、もう少し詳しく聞けるかもしれません。
お礼
わかりやすい回答ありがとうございました。