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アメリカドルと円高

現在円高預金を開始し99,95円まで買い付け単価をさげました。まだ資金がのこっているのですが私の予想では98円をきるのではと思い現在様子見です。円安に進むのはアメリカ大統領戦の後だと思います。皆さんはどれくらいまで円高が進むと思いますか?円安に進むのはいつだと思いますか?自己責任できくのでアドバイスお願いします。

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回答No.1

マスコミが1ドル100円を切ったと大々的に報道したようですが、 マスコミのあの手の報道はひどくて 米国と日本での物価水準上昇率の差を完全に無視しています。 過去10年で日本の物価はほとんど変わっていません(微少に下がっている)が、 米国の物価は30%程度上昇しています。 つまり、日本国内での円の価値は下がっていないが、 米ドルの米国内での価値は30%も下がっているということです。 しかし、ここ10年で米ドル円レートは30%も下がっていません。 現在の1ドル100円は10年前の1ドル130円と同じ程度だと考えた方が無難だと思います。 10年前に1ドル130円なら安く感じたでしょうか? さらに米国の物価上昇は原油高などによって加速しています。 現在の米国の消費者物価指数上昇率は4%程度です。 米ドルの米国内での価値は年に4%も下がっているわけです。 そういう通貨に投資するということは年に4%も価値が下がるものに 投資したに等しいわけです。 米国はサブプライムローン問題のマクロ経済への悪影響を緩和するために さらなる金融緩和(当面は利下げ)を続けざるを得ないでしょう。 金融緩和はインフレ率の上昇圧力になります。 高めのインフレ率+将来の利下げ予想は米ドルの下落圧力になります。 実際、米ドルはサブプライムローン問題勃発以後どんどん下がっているわけです。 しかし、実は2000年以後、さらに大きく下落している通貨があります。 それは日本円です。日本円の実質実効為替レートは大きく下がっています。 最近の少々の円高傾向ではキャンセルできないほど大きく下がりました。 現在でも水準では円安のままであることはほとんど強調されません。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:BIS_EER_Real.png で各国の通貨の実質実効為替レートの推移を比較してみて下さい。 http://www.boj.or.jp/type/exp/stat/exrate.htm の図2に円の実質実効為替レートの最新のチャートがあります。 ここ20年の日本円の実質実効為替レートの平均値は125程度で、 160以上まで上昇したことがありました。 しかし、現在の値はせいぜい100程度です。 したがって、過去20年の水準と比較すると、 日本円はさらに20~60%上がる可能性があることになります。 さすがに60%も上昇することはありそうもないように思えますが、 さらに20~30%程度の上昇なら不思議ではないでしょう。 過去20年の実質実効為替レートの数字を見れば、 1ドル70円程度になってもそんなに不思議ではないことが分かります。 現実の為替レートの動きは予想が困難なので、 実際に70円まで下がるかどうかは正直に言ってまったくわかりませんが、 そこまで下がる可能性は覚悟しておいた方が無難でしょう。 たとえそこまで下がらなくても、 このまま米国のインフレ率が他の先進国よりも高い状態がずっと続くと、 その分だけ米ドルの為替レートの上昇余地が減ってしまい、 米ドル円レートが低い水準で安定してしまう可能性があります。 ちなみに1985年初頭には1ドル250円程度だったのですが、 1987年の終わりにかけて120円台まで下落しています。 そしてもとの水準にドル円レートが戻ることは二度とありませんでした。 1985年の終わり頃に「安くなった」と勘違いして 200円でドルを買った人たちはどうなったのでしょうかね。 こういう過去の事例も知っておいた方が良いと思います。 P.S. 日銀が金融引締めを止めて緩和方向に舵を切ってくれれば 最近の円高傾向は終息するはずなのですが、 引締め好きな日銀出身者が総裁代行をしている現状では 期待できそうもありません。

noname#74483
質問者

補足

回答ありがとうございます。私としては中期の投資を為替では心かけています。105円から110円の間でうりぬけようと思っているのですがひょっとしたら永遠に110円にならないのかもしれないのですか?

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