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この場合、どちらの医学部に行くべき?
例えばの話ですが、 精神科医になりたくて、将来は東京で仕事をしたいんだけど東京の大学の医学部はどこも精神科に力を入れて無い。 逆に、あまり地理的に興味のない大阪の大学は精神科に力を入れていて精神科が有名である。 この場合、東京の大学と大阪の大学、どちらに進学すべきなのでしょうか? また、「○○大学は内科が強い。」とか「△△大学の皮膚科は有名だ。」とかあると思うんですけど、そういうのってどうやって調べれば良いんですか? 医学部の授業の質の格差とかってありますか?
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呼吸器内科医です。 過去の質問にも回答させて頂きました。 >例えばの話に対する回答 どちらも授業料に差がないとしたら、東京の大学ですね。 >医学部の授業の質の格差とかってありますか? あまり違いはないと思います。私個人の感想としては、医学部で勉強したことで現在役立ったなと感じることはひとつもありません。大学では人体の基礎的なことや疾患概念を習うだけです。実際の診察に必要な診断学や画像の見方などは医師になって習得するものです。ですのでどこの大学にいってもその後に差はありません。大切なのはどこの病院で研修するかです。 >「○○大学は内科が強い。」とか「△△大学の皮膚科は有名だ。」とかあると思うんですけど こういう回答を良くみますね。私はこれは都市伝説だと思っています。 まず内科という科は名前はあっても実在はしません。循環器内科、消化器内科などです。例えば私の専門の呼吸器内科では、東京医科歯科大は「過敏性肺炎」の研究で有名です。または日本医科大学は、「びまん性汎細気管支炎」が有名です。このように疾患ごとで異なります。さらに教授が変わると得意分野も変わります。なので、こういった情報を信じて大学に入っても医師になる頃には教授が変わっている可能性もあります。また一般の大学のようにゼミがあるわけではありませんので、学生が教授に会うのは6年間で数回、しかも会話をするのはあっても1、2回でしょう。ですので受験生や医学生レベルで「この教授に学びたい」というのは考える必要はありません。 各医局には地元では有名な専門家という医師が必ずいます。将来、自分の専門が決まったらその先生のいる病院に移ったり、同じ医局なら話を聞いたりする機会は多くなると思います。医業を学ぶのは大学だけではありません。必ず師となるべき医師に出合うことができると思います。 もしくは、その様な先生に魅かれて専門分野が決まることも多いでしょう。 正直なところ、受験に関しては受かりそうな国公立の医学部にいければ十分ではないでしょうか?その後、将来働きたい地区の研修指定病院で研修して、専攻科がきまったら、一番大きな医局に入局すれば大丈夫です。 今の研修制度では卒業大学は将来にほとんど影響しません。偏差値の高い大学をでても、医師の世界では関係ありません。せいぜい医学生同時での会話や、学歴・偏差値でしか物を測れない人との会話の時に優越感に浸れるだけです。学費の心配がなけれは関東の私立医大は歴史のある大学も多いです。浪人して偏差値の高い大学を卒業しても、地方医大卒の同い年に先輩面されるだけです。 まずは受験勉強を頑張ってください。
お礼
大変わかりやすい回答ありがとうございます。 非常に勉強になりました。 確かに1年でも早く医学に足を踏み入れた方が良いですよね。 頑張ろうと思います。 ありがとうございます。