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現代仮名遣いの問題点
「現代仮名遣いの問題点」についてレポートを書かなければ行けません(A4で2-3枚程度)が、書くポイントがさっぱりわかりません。主によつがなについて述べればいいのでしょうか?? また、わかりやすい参考文献等がありましたらお教え下さい。
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- shino911
- ベストアンサー率13% (34/259)
「現代仮名遣いの問題点」と言いますと、昭和61年に告示された、決まりとしての『現代仮名遣い』の問題点、ということなのか、それとも、現在人々の間で一般に行われている仮名表記の問題点ということなのか、が分かりかねますが、前者ということで申し上げます。 『現代仮名遣い』の問題点で顕著なものとしては、次の3点が挙げられると思います。 (1) オ列長音の問題 (2) エ列長音の問題 (3) 「じ・ず」と「ぢ・づ」の使い分けの問題 (1) について。 『現代仮名遣い』本文の第一に、「オ列の長音 オ列の仮名に『う』を添える」とあり、第二の「特定の語については、表記の慣習を尊重して、次のように書く」とある、その6に「次のような語は、オ列の仮名に『お』を添えて書く」とあり、「おおかみ」「こおり」「とおる」など、22 の語例が掲げられています。この、「オ列音+う」と書くか「オ列音+お」と書くかは、昭和21年に告示された、旧「現代かなづかい」当時から引き継いだ難しい問題で、この使い分けは、歴史的仮名遣いと音韻構成の解釈に起因します。 「お」を用いる言葉は、本文第二の6に「歴史的仮名遣いでオ列の仮名に『ほ』又は『を』が続くもの」と明記してあり、これらは音韻構成の上でオの長音と解釈せず、「オ+オ」の二重母音と解釈しているわけです。実際、歴史的には「オ+ホ」「オ+ヲ」と発音されていたものですが、現代では一般に長音として発音しています。そのため、本文第二の6に、「オ列の長音として発音されるか、オ・オ、コ・オのように発音されるかにかかわらず、オ列の仮名に『お』を添えて書く」と注記されています。 したがって、例えば「大阪」は歴史的仮名遣いが「おほさか」なので「おおさか」、「逢坂」は「あふさか」なので「おうさか」となります。また「大様」は「おほよう」→「おおよう」ですが、同じ意味でも「鷹揚」と書くと「おうやう」→「おうよう」となります。 歴史的仮名遣いが遠くなった現在、この区別は教えるにも学ぶにも非常に困難かと思います。なお、「お」を用いる言葉は訓読みに限られ、音読みには出てこないものです。 (2) について。 質問No.380779の回答No.9が参考になるかと思います。 (3) について 質問No.301811の回答 (全部) が参考になるかと思います。
- ababa
- ベストアンサー率43% (62/141)
「現代仮名遣いの問題点」というテーマであれば、歴史的仮名遣いとの比較が不可欠ではないでしょうか。 参考URLのサイトの他、「国語問題」「正仮名遣い」などのキーワードで検索すれば参考になるものが見つかると思います。"國語""假名"といった表記の所も多いのですが探してみてください。 文献としては福田恆存著『私の國語教室』という本をお薦めします。最近文春文庫版が出ましたので入手しやすいでしょう。
- mona-2002
- ベストアンサー率53% (138/256)
四つ仮名に関しては、江戸中期ごろには、すでに現代と同じような混乱した使い方がされていると考えられているので、古い文献をあさるか、発音表記をたどっていくのがいいのではないでしょうか。大学図書館などに、『蜆縮涼鼓集(けんしゆくりようこしゆう』などがあれば、少しは参考になるかもしれません。 下記のサイトが参考になるでしょうか。 もしくは、「ら」抜き言葉などについて調べて見るのも面白いかもしれません。