- ベストアンサー
統合失調症の入院に関して
- 統合失調症の入院について
- 入院時の悩みと不安
- 家族の支えと期待
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
貴方がお母様に対して行った行為は、法的に見ても道義的に見ても非難されるべき点は一切ありません。 医療保護入院は精神保健福祉法に基づく正式な入院形態であり、その理念は、早期に適切な治療を受ければ治療可能であるが自分の病状を理解できず任意入院に同意できない患者に対し治療の機会を与える、というものです。保護者(と認定された人を含む)の同意、精神保健指定医一名の診察、都道府県知事への報告という要件が揃えば一定期間の入院が可能です。むりやりと言えばむりやりな行為ではありますが、決して無法な行為ではありません。 また、貴方がお母様の事を心から案じられ、同時に一刻も早く治って欲しいという気持ちが文面から滲み出るようですし、お母様を病院に連れて行かれたのも決して騙してでも入院させようという気持ちからではなくお母様の心の健康を思っての事であるかと推察致します。貴方のような方の事を世間一般では「親孝行者」と言います。親孝行でない者は、親が精神疾患になった場合「とりあえず入院させてくれ、なんとかしてくれ、私は関わりたくない」と医師に頼んだりすらするのですよ。 ただ、病気の中での出来事とはいえ、お母様に騙したなと言われる辛さは想像を絶します。その辛さをどうか抱え込まないで下さい。このようなサイトで相談するもいいですし、担当の医師や、または御友人や恋人などにぶちまけてみるのもありでしょう。そしていつかお母様が以前と同じような心を取り戻す事ができた暁には、お母様に貴方がした行為を謝ることをしてみましょう。きっとわかってくれるはずです。その日まで、どうかご自身のお体にも気をつけて頑張ってください。 最後に、辛い状況下にいる貴方への福音になるかもしれない情報をいくつか記載しておきます。 ・妄想が主体で比較定期高齢発症と言われる「妄想型」の統合失調症は他の型と比較して最も人格予後が良好です。 ・本症は「加齢が有利に働く」という極めて珍しい性質をもつ疾患です。高齢発症であればあるほど予後が良好で、その後時間を経過するごとに良い方向に向かう傾向があります。 ・陽性症状(妄想・興奮状態)が主の場合は陰性症状(昏迷・荒廃状態)が主の場合よりも予後が良い傾向にあります。 ・発症前の社会適応が良好なケースはそうでないケースよりも予後が良好です。 ・最初に述べた「妄想型」と、それより予後が悪いとされる「破瓜型」「緊張型」を含めた統計では、3/4以上の患者が10年後にはおおむね改善したと呼べるレベルまで到達します。 ・血族に統合失調症の方がいない場合は、いる場合よりも予後は良好です。 禁則事項に抵触してしまいますので、具体的に「貴方のお母様は○○なので△△の治療を行えば大丈夫ですよ」等とお答えする事ができないことをご容赦下さい。少しでも参考になれば幸いです。
お礼
返事が遅くなり申し訳ありません。 y_misakaのコメントでとても勇気付けられました。 ありがとうございました。