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国の借金なぜ、なくならないのでしょうか。
常識がなく、申し訳ないですが、助けてください。質問です。 国の借金が838兆円になったと、最近問題になっていますが、よく友達に「日本銀行がお札838兆円発行すれば借金なくなるのではないの?」って質問されます、どう答えればいいのでしょうか。
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KAREINIさん こんばんは 単純に返済する事だけ考えれば、日本銀行が国の借金返済の為に838兆円のお金を製造すれば良い訳です。しかしそう言う多額のお金が市場に出回るとそれだけでは済まないんです。 日本はご存知の通り石油等の資源を海外から輸入し、輸入した資源を元にして色々な製品を作って輸出して成り立っている国ですよね。838兆円もの多額のお金を発行してしまったら、日本円の価値が落ちてしまいます。これはお金と考えるから解り難いので、解り易い例として「フィギュア」を例にしましょう。ある有名フィギュア作家が年間1個しか作れない大作を作ったとします。それを10万円の価格で販売したとします。数が少ないですからどうしても欲しい方は「30万円でも買うよ」「私なら50万円でも欲しいわ」となる場合も有りえる訳です。ところがその作家の技術革新で年間何十個もの大作を作れる様になったら、そのフィギュアの価値は上がらないでしょう。つまり定価10万円なら10万円以上で購入希望する人は居ないかもしれません。この事を難しい言葉で「市場経済」と言います。 お金も同様で、838兆円と言う多額なお金を生産したら、日本円の価値が下がる可能性が有ります。例えば1ドル100だった所が200円に跳ね上がってしまうかもですね。 では1ドル100円だったものが仮に200円になったらどうなるかですよね。仮に原油1L当り1ドルと言う価格だったとしたら、100円しか持ってない人は1ドル100円だった時は1Lの原油が買えても1ドル200円になったら0.5Lの原油しか買えなくなる訳です。他の資源も同様です。つまり色々な会社が持っている資金で買える材料が半減するわけなんです。材料が半減すれば、商品の生産量も半分しか作れない。したがって売りたくても製品がない為売れないと言う自体になります。これは会社の儲けが減る事を意味しています。会社の儲けが減れば、当然潰れる会社も出て来るでしょう。会社が潰れれば税金としての国の収入も減り、もしかしたら又国が借金しないとならないかも・・・。 以上よりお解りになったかと思いますけど、単に借金を返済するだけを考えていると、国の経済が成り立たなくなる可能性が有るわけです。国がしなければならない事の1つは国民の生活を守る事ですから、会社が潰れて路頭に迷う人を増やす事をしてはならないんです。したがって国の借金を返済するだけの事で、838兆円もの多額なお金を量産出来ないんです。 以上簡単に説明しました。以上の様にお答え頂ければ良いと思います。
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- ajijiji
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そのやり方が唯一通用するのはアメリカだけです。 アメリカの一番の輸出品が「ドル札」なんですから。 さてまずお友達に、国の借金がそんなに多額でないことを教えてあげてください。ニュースなどで「国の借金を一人に換算すると…」などという稚拙な展開をしているのをしばしば見かけます。それだけの借金があるのは事実です。しかし日本にはほかにお金があるんです。 一般家庭において借金があるとして、その借金の額だけを論じても意味がありませんよね。車や家のローン(借金)と定期預金を考慮に入れるでしょう。 ローンの利率と定期預金の利率を比べて、定期預金の利率の方がよければ急いでローンを返す必要がありません。国が財産を処分するなりして急いで借金を返済しないのはそういうわけです。 お金を発行して借金を返すという方法をもしも取ったとしましょう。日本全体のお金はもっと多いですが、仮に日本全体と国の借金が同額だとしましょう。国が借金と同額のお金を発行して借金を返済したとすると、日本全体にあったお金の量が2倍になります。すると食糧もガソリンもすべての価格が2倍に跳ね上がります(実際はもっと跳ね上がるでしょうが)。お金の価値が半分になってしまうのです。それを日本国民が許すと思いますか? またいきなり通貨の価値を半分にしてしまうような国家を外国が信用すると思いますか? そんなことをしてしまえば結局亡国への道を歩むことになるのです。
第一次世界大戦後のドイツを考えてみてはいかがでしょう。賠償金の支払いのためにお金を刷るのも、公債の償還のためにお金を刷るのも同じことです。債務規模は十数倍ドイツの方が大きくて比べ物にならないですが、国と地方の借金約800兆をお金を刷って還すとすると、単純に考えてインフレ率が少なくとも100%にはなると思います。大変な事が起きそうです。
- sicco
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#1です。 変な理解をしないように、補足します。 日本銀行がお金を製造したからと言って、それをそのまま国の収入にできるわけではありません。 それができるなら、税金は必要なくなりますね。 お金さえ造っていれば、誰も働かなくてもいいって話になる。 昔、天才バカボンってマンガで、パパが紙に書いたお金で買い物しようとしてたけど、そんなわけにいかないのはわかるでしょう? 紙切れと何かを交換してくれる人はいませんから。 お金というものは、何かと何かを交換するために使うもの。 お金そのものに価値があるんじゃなくって、それが、他の何かと交換できる、って保証されてるところに価値があるんです。 だから、ただ製造して、そのまま世の中に送り出す、のでは、ただの紙切れといっしょ。 製造されたお金がどうやって世の中に出ていくかというと、銀行に「貸す」んです。 「あげる」んじゃないですよ。 いずれは戻ってくる、という前提で貸す。 その借りたお金を、民間の人たちが、商品やサービスの交換に利用してるってわけ。 その貸し出す量を多くするか、少なくするかの調整は日本銀行の仕事でもあります。 世の中の、お金の量が多いとインフレになり、少ないとデフレになります。 インフレが何かは、他の回答者さんが答えているとおりです。
- romuromu
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インフレっての習いませんでした? http://www.nhk.or.jp/kdns/nattoku/08/0301.html#shakkin http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
お礼
ありがとうございました。 申し訳ないです。常識なくて
- sicco
- ベストアンサー率27% (134/486)
そのお友達は、小学生ですか?
補足
残念ながら、小学生ではないですね。中学生です。 でもどう説明すればいいか、わかったので、大丈夫です。ありがとうございました。
お礼
本当にありがとうございました>< よくわかりました。単に借金を返済するっていう点にしか視点がいきませんでした。国の経済がなりたたなくなる可能性がある過程がわかりました。ありがとうございます。