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日本の伝統的なパッチワークの手法

余り布を捨てられないうちに沢山たまってしまいました。何とか有効活用したいと思っています。 小さな布を合わせて大きな布にしたいのですが、そのための日本の伝統的な方法を知りたいです。 具体的なあこがれは、2006年のNHKの大河ドラマ「功名が辻」で登場したような小袖や http://www.nhk.or.jp/drama/tsuji/ あるいは、このようなものなんですが、 http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=91540 とりあえずは布団カバーや、ちゃんちゃんこができればいいなと思っています。 ネットでパッチワークについて探してみると、アメリカンキルトや韓国のポジャギなどの手法は沢山ありますが 日本の伝統的なやり方というのが見つかりません。 どうも「 寄裂(よせぎれ)」というものがあるようなのですが、作品の表面だけを見ていても分からないことだらけです。 http://www.marubeni.co.jp/gallery/kimono/kimono_18.html はぎれ同士の布端の始末はどうしているのでしょうか? 裏地は付けるのでしょうか? (クレイジーキルトのように)実は下地に大きな布があって、そこに縫い付けているとか? 布目の方向はどうなっているんでしょうか? 縫い代はゴロゴロしないんでしょうか? 厚い生地と薄い生地では違う手法をとるのでしょうか? 些細な事でも結構です。また手法は日本の伝統手法でしたら「寄裂」以外でも構いません。 分かる方がいらっしゃったら、どうか教えてください。

みんなの回答

回答No.3

キルターから一言添えさせてください。 縫い代は7ミリが基本です。 カーブするものは5ミリです。 この縫い代が、もっとも浮かないベストです。 一センチの縫い代は浮きます。

hana_111
質問者

お礼

ありがとうございます。参考にさせていただきます。

回答No.2

まず、アメリカンキルトの定義をどう捉えていらっしゃるのでしょうか? 寄裂との違いは縫い方ではありません、パターンです。 伝統的ということを起源と解釈すると、縫い方は貧しい時代の布が貴重だった頃のリサイクル、日本とアメリカの数百年前の時代のお母さんがする手仕事、違いはさしてないはずです。 また、アメリカの方と一緒にキルトをしたことがありますが、日本人の「アメリカンキルト」と本場とも違うものです。 日本でいう「アメリカンキルト」は、カリフォルニアロールのようなものです。 日本での第一人者は共立女子大の伊藤紀之教授です。 http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/kasei/staff/p_itou_noliyuki_sensei.html スレ主さんんが、どの程度まで伝統を重んじているのか(庶民のものか、庶民のものをまねて豪華に作った身分の高い人のものか、それとも現代版のカリフォルニアロール版か)がわかりませんが、教授の著作物や放送大学を聴講されてみてはいかがでしょうか? カリフォルニアロール版なら、古布のキルト本、たとえば黒羽しずこ先生の技法でされたらいいのではないでしょうか。 また、↓の本も参考になるかもしれません。 http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/02941092006/ 具体的な質問は、手持ちの共立女子大の蔵書の写真と、私の意見とでお答えしますね。 1.はぎれ同士の布端の始末はどうしているのでしょうか? 庶民のものなら間違いなくしていなかったでしょう。 2.裏地は付けるのでしょうか? 庶民のものなら一枚仕立てだったと思いますが、身分の高い人のものは二枚仕立てだと思います。 3.(クレイジーキルトのように)実は下地に大きな布があって、そこに縫い付けているとか? 庶民のものは単純につぎはぎだと思われます。 4.布目の方向はどうなっているんでしょうか? 庶民のものなら布目に気を配っていないと思われます。また、洋裁と違い、キルトの場合は端は布目を大切にしますが、それ以外の内部は縫いなれたキルターさんは布目より柄をいかすためにはなんでもありです。 5.縫い代はゴロゴロしないんでしょうか? 手持ちの写真では、縫い代の上にステッチをかけて、縫い代を抑えています。アメリカンキルトでは芯を挟むので、縫い代ではないほうにステッチをかけるので、興味深いところです。 6.厚い生地と薄い生地では違う手法をとるのでしょうか? それはないと思います。 私の見解ですが、アメリカンキルトは大草原の少女ローラの時代、寄裂もは数百年前の農家の囲炉裏端を想像してみてください。 どちらも貧乏で物がなく、情報も書籍もなく、必死に生きていた時代です。 ぜったいにこれ、というやり方はなかったはずで、それぞれのお母さんの自己流です。 今のキルトのいいところを取り入れて、布の柄・質にこだわって、現代なりの寄裂を作られたらいいのではないでしょうか。

hana_111
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >>手持ちの写真では、縫い代の上にステッチをかけて、縫い代を抑えています。 これは、アメリカのキルトの写真ではなく、日本のものですよね? 確かに縫い代の上にステッチをかければ収まりが良さそうですね。 実は以前はアメリカのキルトに興味がありました。 ほんの小さな余り布も無駄にしない精神が気に入り私もやってみようと思いました。 が、実際に作成してみると私の事情とは少し合わず、やきもきしていました。 手元にある布は大体 10cm x 20cm 位の大きさのものがほとんどで、 アメリカで19世紀以降一般的になったようなきれいなパターンを形成するためには切断しなければなりません。 これがどうしても性に合わないんです。 で、ちらほら見かけた日本のやり方なら、少し大きな不定形の布を、あまり切らずに最大限活かせるのではと思った次第です。 目指すところは、庶民の普段着に毛の生えた程度です。 もっと小さな、切手サイズくらいの布が沢山たまってきたら、またキルトをやろうと思います。 ご紹介の著者や本を参考にさせていただきます。そして何より、自分なりの「いい塩梅」を探ろうと思います。

  • letterman
  • ベストアンサー率52% (374/717)
回答No.1

寄せきれは初めて知りましたが、(教えてくださって、ありがとうございます) 「不整形に切られた異なった色や文様の裂を縫い合わせて布面を作る方法」 とありますから、縫い合わせてあるだけでしょう。 端の始末は、裏をつけるなら切りっぱなしでも言いでしょうし、 作るものによって、ロック等始末すれば良いのではないでしょうか。 元になる型紙に自由に線を入れ、そこで縫い合わせるように縫い代分をつけて(1cm)裁断すればいいと思います。 一つ一つきれいに割ってから次を縫えば、ゴロゴロする事はないと思うし、このようなキモノの場合では、あまり厚みの違う生地を縫い合わせるのは、形がきれいに出ないと思います。薄い生地が負けてしまいますから。 ジのメは、写真を見る限り、どの柄も縦に地の目が通っていますね。 コレは裁縫の基本だと思います。型くずれしないように通しておくべきだと思いますね。

hana_111
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。縫い合わせているだけなんですか。ちょっとびっくりしました。 しかし地の目は通すのですね。私はそこまで判断できなかったので助かりました。 なるほど、型紙に線を入れるようにすれば、布団カバーや着物のような平面なものだけではなく シャツのような洋服でも何でもできそうな気がしてきました。・・・問われるのは製作者のセンスですが(^^; ポイントを押さえて丁寧に作業してみたいと思います。ありがとうございました。