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金属を用いた反応の反応機構
アジピン酸系の1位がベンジルアルコールでエステル化し、3位がメチル化したものに、Pb(OAc)4、Cu(OAc)2、PhHを加え80℃で反応させたとき、6位のカルボン酸が消失し、4位と5位がオレフィンとなってました。これいったい何が起きたんでしょうか?文献探すにも何の反応かわからずじまい・・・金属の反応が苦手でキレーションとかよくわからないので全然わかりません。何か分かる方いましたらご教授願います。
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この反応は「Kochi反応」という人名反応でラジカル生成による脱炭酸反応で、その後Cu(OAc)2による酸化反応です。 私もこの反応の経験がありますので反応機構を書いてみます。 RCH2CH2COOH + Pb(OAc)4 → RCH2CH2COOPb(OAc)3 + AcOH RCH2CH2COOPb(OAc)3 → RCH2CH2COO・+Pb(OAc)3 RCH2CH2COO・→ RCH2CH2・+ CO2 RCH2CH2・+ Cu(OAc)2 → RCH2CH2^+ + CuOAc RCH2CH2^+ → RCH=CH2 CuOAc + Pb(OAc)3 → Cu(OAc)2 + Pb(OAc)2
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素人が通常の方法で見つける範囲ではありませんので、 1.先生、研究指導者にいったい何の目的で行う反応だったのか、聞いてその関連文献を探す。 2.生成物と原料のCAS-RNを捜しSci-Fiなどのサイトで検索する。 3.ベンジル以外のエステルでは知られている反応かも知れないので、それらも検索サイトで探す。Me、Etなど。 4.よく知られた反応の「逆反応」「副反応」かも知れないので、それを探す。 m(_ _)m
お礼
こういった反応は有機系の教授に聞いたほうがいいですよね?サイファインダーは使い方がよくわからないので先輩にでも聞いてやってみます。どうもでした。
お礼
Kochi反応ですか・・・聞いたことがなかったです.文献を読んで理解しようと思います。どうもでした。