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電線について
日立電線のMLFCケーブルですが、許容電流を調べるときに 周囲温度などの他に、導体許容温度(110℃,90℃,75℃)という ものがあります これによっても許容電流が変わってきてます 導体許容温度とはどういったものでしょうか? 宜しくお願いします
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先の回答で言い尽くされていますが、実際の現場での知識を 周辺情報として書いてみます。 電線は銅などの導体を絶縁被覆で覆っています。 この絶縁被覆の耐熱温度に差があります。 一般のIV電線はビニルで絶縁被覆が出来ていて、60℃以下で 使用します。75℃のHIVなどもあります。 MLFC(日立電線の商標)は絶縁材料の耐熱性が 優れていて90℃程度の耐熱があるようです。 導帯そのものの通過電流と温度上昇との関係は 理論的には同じですが、その温度に被覆が耐えられるかどうかで 使う電流値や周囲の温度状況、敷設による通風や相互作用で、 熱的環境が変ります。MLFCやWL1は、IVと違い素線数が多く、 柔らかいので、盤内のような狭いところで屈曲できるので、 耐熱性よりも、屈曲の容易性を利用して、使うことがあります。 この場合は、IVなど耐熱温度の低い電線と接触しているなどの、 施工状況になる場合があります。この場合は、MLFCといえども 被覆の温度を60℃に抑える必要があります。 電車の電動機の口出し線のように、単独で高温の箇所に敷設する 場合はMLFCなどは有効ですが、盤内ではIVと同じ程度の電流容量でしか 使用しないのが、周りに与える影響がすくないのでベストです。 電線導体の温度上昇はどの電線でも同じような物ですが、 その温度上昇に耐えられる絶縁材料の差が、許容温度として 表示されていると思います。
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- Denkigishi
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導体許容温度とは読んで字の如しで、使用上許せる導体温度の温度です。110℃まで上がってもいいのか、90℃に抑えるか、否、75℃以下で使うかは、使用する環境とかその会社の設計思想などによって異なるので、ケーブルメーカは複数のデータを示して、後は使用者が判断するということです。
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有難う御座いました
- leoleo1965
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その周囲温度(この場合は40℃)の時に、 導体温度を表の温度まで上げて良いのであれば、 表の値まで電流を流せますよということ。 これは当然、がいし引き一条布設の場合の値ですので、 周囲温度が異なる場合、或いは束線配線及び気中多条布設配線の 場合は、それぞれ表の補正係数を掛けて選定します。 (社内仕様等がある会社などの場合なら、面倒なので、盤内配線はMLFCの場合、何Aまでなら何sqでといった決まりを設けている場合が多いと思いますが) 表の注意書きにもあるように、盤内で使用する場合は90度以下の 欄で選定します。 詳しくは日立電線のホームページで技術資料を ダウンロードできますので、ご覧になったらいかがでしょう。
お礼
有難う御座いました
お礼
有難う御座いました