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ヴァイオリン音の不調原因
- ヴァイオリンと弓を買いなおして、しばらくはきれいな音がして調子がよかったのですが、2年ほどたった今、ギスギスする音に雑音が混じっている問題が発生しています。
- 原因を特定するのが困難であり、マツヤニのつけすぎや不足、弓の押さえすぎや弱すぎ、毛の使いすぎや取り替えの必要性、弦のへたりなどが考えられます。
- また、ヴァイオリン本体の不調や録音による問題発覚の可能性もあります。原因を特定する方法や可能性の高い原因と対策について教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
質問者さんが、考えられる原因として挙げられている項目を考察しますと、 1.マツヤニのつけすぎ→しばらくヤニを付けずに弾いていれば判ると思います。(多分違うと思います) 2.マツヤニのつけ不足→違うと思います。不足ならスカスカです。 3.弓の押さえすぎ→試しに、押さえずに弾いて録音すれば判ることです。これが原因である可能性が一番高いと思います。 4.弓の押さえが弱すぎ→違うと思います。弱すぎると、弱よわしい音になります。 5.毛の使いすぎ(毛の取り替えの必要あり)→違うと思います。ヤセた弓だとスカスカに近い方に行きます。 6.弦のへたり(弦取り替えの必要あり)可能性はありますが、あまり関係が無いと思います。 7.魂柱などのバイオリン本体の不調 魂柱の位置ズレの可能性はありますが、普通は動きません。倒れればカラカラ音がしますし、表面板が割れてきます。ブリッジがほんの少し斜めに立っていて、ブリッジの足と表面板とのあいだに隙間があるという可能性はあります。 弦の端っこや、アゴ当て、肩当てのネジ類の緩み、アジャスタなどが本体に干渉している可能性もあります。 私見ながら、原因は、以下の3点のどれかだと思います。 1.録音して客観的に聴いたのでアラがよく聞こえるようになった。 2.録音時、または再生時の設定や機器の良し悪し性能の問題、設置場所の問題で、実際の音より、バランス的に超高音が鳴っていて、ガサガサした音色に聞こえる。 3.楽器の特性。楽器を買い替えたのだが、その楽器の個性として、ガサガサ音をよく拾う楽器に当たった。 だと思います。 3.の原因はともかくとして、「自分の演奏を録音して聴いてみる。」効果というのは、まさにここにあって、バイオリンに限らないですが、自分の思ったほどに良い音が出ていないし、音色もイメージと全然違うし、表現もできていないし、というようなことが客観的にわかります。 弓の押圧が高すぎて、弦に対する弓の接触面積が広いとギリギリという音がしますが、アゴ当てを通じて骨伝導して耳に届くと、それでもきれいな音に聞こえます。ギリギリという音は、表面板をあまり振動させないからです。 質問者さんの1.~7.の予想原因は、順番に取り除くことができます。 楽器を買ったお店で弓を借りて弾いてみる、逆に楽器を借りて自分の弓で弾いてみる。 それを録音して聴いてみる。(必ず録音して聞かないと意味がありません。) 弦を取り替えてみる。弦を新品に交換する。楽器屋さんに本体を見てもらいチェックを受けるなどです。 ご専門の先生に聞いてもらえれば、スグに適切なアドバイスがもらえると思います。
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◇部屋の温度や湿度 練習している部屋の温度が低いということはありませんか? 私の楽器の場合,寒い時期はご質問に書かれているようなものを感じます。 音色が硬く,駒の近くで弾いたような倍音を多く含むような音です。 弓毛が弦に当たる感触もギスギスしています。 しばらくして部屋の温度が上がり,体温が楽器にも伝わり,楽器が温まってくると 音色に艶が出て落ち着いてきます。 練習する前に,先に部屋を温めておくといいのですが,すぐに弾き始める時には 楽器が温まるまでの辛抱と思って,しばらくは嫌な音色や感触に付き合っています。 始めから温かい部屋で弾いてられるなら予想外れですが。 ◇録音に原因 弾いている時にも感じるのか,録音を聴いて感じるのかですが, 録音を聴くときにだけ感じるなら録音自体にも原因があると思います。 プロの場合,マイクのセッティングなど録音の専門スタッフ, 残響や反響が最高の録音環境,最高の録音機材など,条件が違いすぎます。 エアコンのファンの音にすら注意が払われています。録音後の修正もあります。 そのようにして出来上がってきたプロの録音の音色を聴き慣れています。 しかも,ストラディヴァリウスなどの名器の音で。 自分で録音した音はもともと貧弱に聞こえますが, プロの録音の音色が頭にありますから,余計に貧弱に聞こえます。 ◇自分でできる程度のチェック 松ヤニの付け過ぎは,かえって摩擦抵抗を落とすそうです。 弦についた松ヤニをガーゼ等で拭き取ってみてください。 弓毛の方は毛を傷めるので布などでこすってはいけないそうです。 長く使っている弦なら交換してみるのもいいかと思います。 それ以外のことなら,専門店で相談する方がいいと思います。 素人ではできませんから。 ◇技術的なこと 基本的なことですが,弓が弦に対して直角に近い角度になっているか, ビデオやデジカメのビデオモードで撮影してチェックしてみるのもいいですね。
お礼
早速懇切丁寧なご回答ありがとうございました. 録音の仕方は,他の方のご指摘もあり,早速条件を変えてみようと思います. 松ヤニのガーゼで拭い取りは確かに効果があり,これは心がけておりました. 角度については,ある程度自身があるのですが,今一度ビデオを使って確認してみたいと思っています. ありがとうございました
- v-i-o-l-a
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ビオラ弾いています 練習を録音されて聴き直していらっしゃるのは、素晴らしいですね。 弦を代えても改善しないなら、楽器のせいではありません。 バイオリンなど擦弦楽器の音を近くで聴くと、本来の音程を持った音の他に、弦と弓の毛がこすれる音がします。 よく聴かないとわからないくらいの「コー」という、乾いた音が絶えずします。 その音であれば、私の楽器でもしています。ごくたまに気付く程度です。 そう考えると、録音するマイクが近すぎるのかも知れません。 マイクを離したり、直接音を拾わないようにマイクの向きをあさっての方向に変えて反射音を録音してみると気にならなくなります。 私はこの音が良いのか悪いのか、はあまり気にしていません。 離れて聴くとまったく気になりませんし。 むしろ良い音で弾く人(たとえばプロの方)の楽器は、この音が聴こえる傾向にあるような気がしています。 楽器の調整から返ってきた直後だとか、新品の楽器でも、聴いた事がありますね。 楽器が響きやすければ、毛が弦をこする音も大きく聴こえるだろうというと思っています。 どうしても気になるのであれば、録音した音と楽器をもって楽器屋さんに(それも弦楽器の音を理解している方に)相談された方がよいでしょう。 楽器を弾いているうちに最初の音質と変わってくることは否めません。 新品の楽器であればなおのこと、弾き込むうちに楽器本来の音が出てくるので変わってしまったと感じるでしょう。 楽器を調整するということは、別の音に変わってしまい、今の音に戻れないことを意味します。 今の音が気に入らないのであれば調整をオススメしますが、無理に変えない方が良いと思います。
お礼
早速の懇切丁寧なご回答ありがとうございました. 1番の方のご指摘もあり,録音の仕方を変えてみたいと思います.
お礼
早速懇切丁寧なご回答ありがとうございました. 買い換えてしばらくの間弾いたときの録音が残っていて,そのときは,今問題にしているような雑音が少なく,それと比較して,現在の音が悪くなっているので,希望は持っているのですが,確かに録音環境が悪くしている可能性があります.それと弓の押さえ方が変わっているのかも知れません.また,あごあても替えてみます. いずれにしても,ご指摘いただいたことを参考に試してみたいと思います.