髪を切った先生はなぜ悪い?(続き)
「小学校の女先生が生徒の髪を切った。ひどい女先生である。その女先生は反省し校長と謝りに行った。しかし教育委員会も問題にしている云々。」娘が新聞を見て私に「どうして間違った内容が新聞に載っているの?新聞って正しいことを書くのでしょう?先生が謝りに行く必要もないことだし・・・」。
娘やそのクラスの生徒たちからすると、新聞に書かれた内容は間違っており、また、その後の先生に対する扱いは不当である、なんら先生に間違ったところは無く、寧ろ(むしろ)被害者の親にありがとうと言ってもらっているのに、誤る筋合いは無いと言う事でした。確かに先生が子供の了解は得たとは言え、その時点では親に了解の連絡をしていないことは手抜かりではあります。(当時は音楽会の時間がせまっていたせいでもある)子供達は「悪いのは悪ガキ」であり、そんな悪ガキのせいで先生が窮地に追いやられたため、どのように「悪ガキ」に制裁を加えようかと子供達だけで話し合ったそうです。当然、直接、先生に不当さを訴える生徒もおり、先生の口から「釈明」をすべきであるという声も聞かれました。しかし、先生は、「悪ガキ?(笑)は事が大きくなったことで十分反省もしているので、もうこれ以上、何も無かったことにしましょう」と生徒たちを説得したのでした。ですから、子供達の間から制裁の話も自然消滅をしたのです。うちの子供もなぜか釈然としないままでいましたが、やはり新聞の一方的な掲載を許すことができなかったようです。
私がその話を聞いた時、せめて子供達には「新聞は正しい」ということを教えたくて、私は新聞社に「貴社の社員だからかも知れないが一方的な話で早急な掲載はやめてください。再度調査をして、間違いがあれば訂正文を載せてください。」と連絡をいれました。でも、以後謝罪文は載ることはありませんでした。(○○とは朝日新聞です)
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