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自衛隊徒手格闘と日本拳法の違いについて
自衛隊格闘術にとても興味があるのですが、自衛隊徒手格闘と日本拳法は、何が違うのでしょうか? 1.技術的に大きな違いはあるのでしょうか? どちらも試合をするときは、同じスタイル、同じルールで戦っているように見えます。 2.あと、自衛隊徒手格闘は、一対複数を想定した訓練は行なわれているのでしょうか? 海外のCQCとの違いにも興味があります。
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こんばんは。 昔、自衛隊に所属し、現在、日本拳法を習っている者です。 その経験のなかでお話します。 自衛隊徒手格闘技(徒格)と日本拳法(日拳)では、打撃においてはほとんど変わりはありません。まったくといっていいほど一緒です。 ただ、違いは組技にあります。 日拳の組技は、柔道系または古流柔術系の組討の技が主流なのに対して、徒格は合気道の技、つまり、手首や肘関節を狙う(合気道でいう一教や小手返し)が主流なところが違います。 まあ、徒格自体が、日拳と合気道を取り入れているのでそうなりますね。 あと、日拳には五陰破の型、三矢撃の型、地撃の型等多種の型があるのに対して、徒格は型が少ないですね。 試合のルール自体はまったく一緒です。なので、自分の所属する流派は毎年、自衛隊徒手格闘の試合に参加しています。 しかし、徒格は最近、防具が変わってきていますね。最近の徒格の試合はオープンフィンガーにKプロテクターという軽量化になっているようですが、日拳はいまだにモビルスーツみたいな重い防具かぶって試合してますよ。 あと、徒格においては一対多を想定した訓練は見たことがないです。
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- uissu
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こんにちは。 #1です。 自分が自衛隊にいたのは10年以上前なんですが・・・ そのときは、徒格は新隊員教育後期の3ヶ月間、他の訓練の合間に習うだけでした。 習う項目は、基本的な直突き、回し打ち、上げ蹴り、突き蹴りと5本くらいの二人組による攻防の型のみで、後期教育の終わり頃に、戦闘服に半長靴の服装で検定を受けます。まあ、どんなに下手でも落ちることは無く、3級(だったかな?)を貰います。確かに恐ろしくシンプルです。 あとは、部隊では全く徒格はやってなく、銃剣道が主流でした。本来は徒格か銃剣道のどちらかを訓練するのですが、どうやら、銃剣道連盟のほうが力が強いようで、一貫して銃剣道しかしてなかったです。 訓練で徒格が盛んなのは、習志野の空挺部隊か、富士の34普通科連隊くらいでしたね。それか、上級幹部になって、部隊の代表として朝霞の体育学校に入校して、3ヶ月ほど指導者の訓練を受けるくらいでしょうか。 今現在の徒格の試合も「全日本」なんて唄いながら、部隊の参加ではなく、各駐屯地のクラブ活動で徒格をやっているクラブ対抗試合のようです。 ただ、そのクラブに一般の人は参加出来ないようです。 一般の人が徒格を習えるところは残念ながら知らないですね。
お礼
ありがとうございます。 実際にどのように位置付けがされているのか良くわからなかったのですが、uissu様のご説明でとてもよく理解が出来ました。 自衛隊の内部では、徒手格闘よりも銃剣道の方が盛んなんですね。 でも空挺部隊で徒手格闘が盛んなのは、流石だと思いました。 一般人が習えないのは残念ですが、実際に新隊員教育の中で習う項目がとてもシンプルなのは、大変勉強になりました。やはり軍隊の格闘術ですね。
お礼
ありがとうございます!! 組技と最近のプロテクターと型に違いがあったんですね。 徒格の試合動画を見ていて、とても激しくぶつかり合うので、大変実戦的な格闘技だと思いました。 ただ、あれだけ激しいと、パンチドランカーになる方が出るのではないかと不安に思ったのですが、実際は如何でしょうか? あと、民間人が徒手格闘を習ったり、あるいは自主トレーニングをすることは可能でしょうか?ある書籍で、シンプルさが特徴、と書かれていたのですがどのくらいの期間で基本をマスター出来るのでしょうか? 自衛隊では迷彩服を着て、コンバットブーツを履き、装備を身に付けた状態でトレーニングをするというイメージがあるのですが、徒格の時は如何でしょうか? たびたび申し訳ありませんが、もしよろしければご教授御願い致します。