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日本の自国ブランディングについて

よくアメリカに留学し終わった後の人の話を聞くと、多くの人(ほぼ100%)の人が親米になっています。 一方日本に旅行に来た外国人の話を聞くと、約半分はあまり日本によい印象を持ってはいないようです。 この違いは各国のブランディングの結果なのではないかと思うのですがいかがでしょうか? よく海外の人が日本と聞くとサムライや忍者を想像するのも、実は自国の文化をうまく海外に発信できていないことが考えられるのではないかとおもうのですが、日本は自国のカルチャーを他国に発信する事に対しあまりうまく言っていない印象を持つのですが、世界から見た日本はどのような存在なのでしょうか?

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  • harepanda
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回答No.1

外国人観光客から見た日本の評判は、「白人には親切だが、それ以外の民族には、親切とはいえない。旅行をする上で一番困るのは、トラベラーズチェックやクレジットカードが通用しないケースが多いうえに、両替商がほとんど存在しないこと」だと聞いています。この問題は、今後、中国人・韓国人・金持ちのイスラム教徒がアキバあたりに多数ウヨウヨするようになれば、自然と解決するでしょう。 日本は自国文化を対外発信することに積極的とはいえませんが、今日のような情報網が発達した時代では、自然と情報が流れていきます。英語圏ではOtakuは否定的ニュアンスのない、かっこよい言葉だと思われています。ドイツでも日本の漫画は有名ですが、理屈っぽいドイツ人らしく、エヴァのファンが多数おり、ドイツ語版も販売されているほか、そのものズバリ、http://www.neon-genesis-evangelion.de/ というホームページがあります。日本といえば、電気製品とオタクの国、というのが一般的な認識でしょう。なにしろ、空港のお土産屋で、萌え系雑誌が売られている状況ですからね。ドイツでは萌え系は流行らないようですが、ハロー・キティー好きな女性はいます。浮世絵は日本よりも海外の美術館のほうが充実しています(日本人が浮世絵の芸術的価値に無頓着で、漆器や陶器の輸出用の包み紙にしていたくらいなのですが、受け取ったほうが、その美術的価値に愕然としてファンが増えたため)。近代西洋絵画のなかで、特にフランスではジャポニズム趣味がありました。健康意識の高まりの中で日本食のよさは世界的に認知されており、少なくとも私の知る限り、アメリカ、フランス、ロシアには、多数の寿司屋があります。フランス人など、人によっては「日本食を食べるなら、日本製のワインを取り寄せて欲しい」という人が現われるほどで、つい先日の報道によると、EUの基準を満たした日本製ワインが初めてイギリスに輸出されることが決まったそうです(なぜフランスではなくてイギリス?)あまりに寿司ブームが世界的になってしまい、中国人がマグロを食べ始めたため、マグロ価格が高騰、日本が中国に競り負けるケースも増えています。オランダでは、日本は総合格闘技の国として有名だし、米国でも日本のプロレスは一部マニアの間で高い評価を受けています。ロシアでは日露戦争や領土問題のわだかまりをもたず、日本が好きな人が多いです。他方、ロシアの侵略を受けた地域では、ロシア人憎しもはなはだしい人がいて、日露戦争でバルチック艦隊を破った東郷が尊敬されており、東郷ブランドのビールを販売したり、子供にTogoと名づけたりする人がいます(東郷はファーストネームではなく苗字なのにねえ)。遠い国であるトルコが親日国であることは、昨今になって、一般の日本人にも、ようやく認知されるようになって来ました。トルコは第1次大戦でドイツ側に立って参戦して敗北、一時は国の存亡の危機にたたされ欧米列強の植民地と化すことは不可避と思われながら、近代トルコ建設の父であるケマル・パシャという有能な軍人が突如として頭角を現し、侵入してくるイギリス軍、ギリシャ軍、ロシア軍などを撃退、イスラム王朝を廃止して共和国の政体を導入、政教分離をいち早く打ち出すなどトルコの近代化を進め、近代トルコ建設の父として国民の尊敬を今でも集めているのですが、この人の近代化政策は基本的には日本の真似であり、明治天皇の写真を大切に扱っていたことで知られています(ちなみに女性の投票権を認めたのは、日本よりトルコが先)。 日本についての古い固定概念は多少、残っていますが、今どき、日本と聞いて、サムライや忍者を想像する人はあまりいないと思います。が、日本人なら全員、カラテが出来るものだと思っており、しかも、テコンドーや中国拳法と区別の出来ていない人は多いです。また、外国人には中国人と日本人の区別ができませんので、中国人旅行客のマナーの悪さが、日本人にかぶって見えてしまうことがあります。(イスラムのモスクに、スカーフ無しでドカドカ入り込んでいった中国人のおばちゃん集団を見たことがあります)そのほか、本国ではもてない白人男性が、「日本人女性は、西洋人が失った謙譲の美徳を維持しており、男をたてる態度をとるものだ」と未だに思っているケースを見ることがあり、日本人女性にアタックしてくることがあります。私の知人女性では、取り引き先の男にストーカー行為をされ、上司を通じて正式に取り引き先に苦情を言ってもらった人がいます。ちなみに私は外資系の従業員ですが、数年前、キャンペーンをうつのにあたり、「カミカゼ・キャンペーンという名称はどうだろう」とオランダ人が言ったところ、ニュージーランド人が、「米国同時多発テロで飛行機がビルに自爆攻撃をかけたばかりだというのに、カミカゼというキャンペーン名は問題があるのではないか」と言っていました。結局、「ツナミ・キャンペーン」に落ち着いたのですが、これもインド洋大津波の前だったから、許されたようなものだと思います。

Gangbentuo
質問者

お礼

harepanda様 貴重な体験からなるご意見ありがとうございます。 拝見させていただきますと、何か日本の価値観とは違うものが世界では動いているように感じました。 しかし、これも面白いなと正直感じてしまいましたw 今Japan coolという言葉が流行っていますよね? しかし、日本のJapan coolと外国のそれの受け取り方はかなり異なっているように感じています。外国はどちらかと言うとアニメとかマンガとか… しかし、浮世絵の良さにいち早く気づき、その境地を開拓した先人には感謝します。フランクロイドライトやジョープライスなどもその一人では内科と思います。 日本をどう発信するか・・・それはバランスの一言につきるのかな? そんな気がいたしました。 ありがとうございます。

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