>恒星は、充分に遠くにあるから、地球上のどこから見ても、位置の差は無いのです!
私が言っている位置は,天球座標上の位置ではなく,地平座標上での位置です。詰まり,天体の方位と高度が場所により違うと言う事です。遠くにある天体は,地球上での位置の違いに関わらず天球座標は違わないので,違うのは方位と高度だけです。月の場合は,他の天体よりも近くにあるので,他の天体なら有るべき位置よりもずれているので,そのずれが地球上での位置のずれによる視差だと言う事なのです。本意はmasa2211さんと同じです。
確かにシンプル イズ ベストで恒星との位置のずれを観測する方が実際向きではあるので,その点は譲歩します。
>経度が同じで南北に地点がズレているだけ、かつ、日食観測 ということで時刻あわせを行う。
日食は場所によって見え方が違いますから,何処でも同じ様に見える月食を利用すれば,地上でどんなに離れても同時性は確保でき,地球の緯度・経度も確り計測でき,かなり遠距離でも誤差を少なくする事は可能なのです。
>sinα≒tanα≒α。 ただし、αはラジアン。
確かにヒッパルコスも弧ではなく弦を使ったのですが,弧度法に近い方法を編み出して天文計算の簡便化を計ったと言われている様です。この点も譲歩しましょう。
しかし,繰り返しになりますが,月食の同時性を利用すれば地球上での位置関係を表す緯度・経度を天体観測で算出できる可能性に付いては示して置きたいと思うのです。その範囲は,ほぼ地球の反対側までかなりの精度で計測可能だと思うのです。エラトステネスが地球の大きさを計ってから150年も経っているので,弟子は育て易くなっている筈ですので,地球の反対側とは言わずともかなりの遠方まで観測遠征が出来たのでは無いでしょうか。又,地方にも人材が育っていた可能性もあって,情報を交換出来たと思うのです。実際,ヒッパルコスはギリシアにいたまま書物を通して時間と距離を越えた情報を得ていた様です。
お礼
お礼が遅れてしまい、すみません。 ありがとうございます。 ちょっと質問なんですが、 南中高度や月食時の月の方位角などは、 その2地点それぞれのデータが必要となるのではないでしょうか? とすると、離れた2地点のデータを集めるのは困難なのでは…? 勉強不足ですみません。 そういうことではないのですか? う~ん、難しいですね(^^; どうもありがとうございます!