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ネットカフェ難民について質問
ネットカフェ難民が増えている原因と社会的背景を、なるべく具体的に教えてください。 できればそれについてあなたの考えも教えてくださるととってもありがたいです。 お願いします!
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派遣社員に関する法律が、数年前規制緩和され、色々な業種に派遣社員(非正規社員)が勤めることができるようになりました。 非正規社員を雇うと、会社経費の中で多くを占める人件費を減少させることが出来るため、利益を出しやすい企業体質にするため多くの企業が非正規社員の比率を上げるようになって来ました。 バブル後の景気が低迷していた時代は、売り上げは減り、利益も減る中、業績を維持するには人件費の抑制が不可欠でもありました。 その結果、そういった非正規社員のなかで、給与が少なく、家を借りるのに必要な敷金、礼金を貯められない人、家賃を払えない人がネットカフェ難民になっていきます。 サウナやカプセルホテルやヘルスセンターに以前からそういう方は多くいましたが、より滞在費が安いネットカフェに移行してきているということだと思います。 地方と比べると東京の物価と家賃はかなり高いので、非正規社員の給与では敷金礼金をためるのも容易ではないと思います。 この間の新聞に都がネットカフェ難民に最大60万円の住宅補助を出すという政策を行うことが出ていました。 これが上手くいけば効果は出てくるかとは思いますが・・・ 本当にこういった事態を解消するには、正社員での雇用を促進しなくてはいけないと思います。住居のない人には寮や住宅手当をしっかりと出し、福利厚生を高めていく必要があります。 また非正規社員では、会社の技術や知識の継承が出来ず、企業としても長い目で見た場合、社員の能力の低下を招き悪影響が出てきます。 各企業が目先の利益だけに走らず、長期的な発展を考えて行動してくれればいいのですが・・・
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最近ネットカフェ難民や、バーガーショプ難民などニュースで問題になっている原因は、派遣労働の問題が大半だとおもいます!派遣も携帯などで連絡を取り、明日の仕事があるかを前日に確認する日雇い労働の中年方などが多く、昔だったら土方で賃金もよく山谷土野街に宿泊できましたが、派遣の自由規制緩和で派遣会社が多く仕事がなかなか無くその日暮らしで生活困難の中年たちがいるようです。この問題をなくすには、正規雇用を増やすために派遣会社減らし、企業が正規雇用できる様にするべきだと思います。
お礼
ありがとうございます! なるほど~~企業にも問題があることを再認識いたしました!
- Ydetective
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正社員という扱いになる人が減ったからだと思います。 しかし、「ネットカフェ難民」の方々は、なぜ東京にこだわるのかが、不思議に思います。もっと田舎の方に行けば、仕事もあるだろうし、家賃も安く家が借りることができると思います。 東京にこだわらなくてもいいと思います。
お礼
たしかに!! そこには気づきませんでした。 回答ありがとうございました!!
- hirosi3
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●終電後まで仕事をする人が増えた● 私が知っているネットカフェを利用する職業の人。コンピュータ・システム会社の人=銀行のシステム変更に伴う作業をする、○○電子サービスの社員。業務が終了した21時頃から始め、深夜に終わります。自家用車で家に帰る人もいますが、ネットカフェという便利な所があるので利用する人も多いようです。 警備会社の人=終電車が発車してから、ホームに人が残っていないか、酔っぱらいを追い出す作業を委託された警備員。 ネットカフェがなければ仕事を受けない、電子サービス会社、警備会社など。ネットカフェがよく知られるようになって、こうした深夜作業も増えたようです。もちろん、ホームレスに近い人もいるでしょうが、こうした仕事人も利用者として多くいます。以前は駅前公園で夜を明かしたりしていた人も、ネットカフェができて安心して深夜作業をするようになり、それなりに稼いでいる人もいます。 私は若いときには会社で徹夜をしたこともあります。ネットカフェがあったら、早々に仕事を切り上げ、ネットカフェを利用していたかも知れません。ネットカフェができたお陰で、深夜作業の仕事が安心してできるようになった、という面も見逃せません
お礼
ほ~!!!!! あくまでも日雇い労働者だけではないのですね・・・ 難民という言葉にとらわれてhirosi3様があげてくれた労働者、想像できませんでした 回答ありがとうございました。
さて、ネットカフェ難民とはメディアが作り出した造語であり 本質を表しているとはいえません。 (”難民”については自分で辞書を引いてください。) 彼らは決して”難を受けている人たち”ではないのです。 極論ですがライフスタイルの1つと言っても過言ではありません。 ネットカフェが出来る前は、それこそ路上や24時間サウナ、カプセルホテルなどでしか 格安で滞在できる場所が無かったのです。 ホームレスといってもまったくの無収入ではありません。 その中でも一部の人がネットカフェですごしているのです。 若者の中にはもっとも安価な住居として利用している人もいます。 彼らのほとんどは”ホーム”レスではありません。 要は、家(ホーム)に帰らず、もっとも安価に都心に滞在できる方法でしかないのです。 これを問題視したり、取り上げるメディアもどうかしているわけで、 問題とするのであれば地方と都心の給与格差や求人の格差や 個人としての意識改革をどうかするのが本筋です。 国家的には税金や社会保険料の問題のほうが重要なんでしょうが。 これは世界中どこでも当てはまることです。 つまり 地方の給料が安い・求人が少ない⇒都心に人が流入 ⇒賃貸料(アパート・マンション)が上がる⇒ある程度以上の稼ぎが無い人間がはじき出される ⇒路上生活者など定住しない人が増える。 理由としては メールの普及などで住所を持たなくても仕事が出来てしまうようになった。 企業側がより安価な労働力を求め、派遣法によってそれが可能になった。 定住するよりも安価な宿泊先が出来てしまった。 でしょう。 ニートよりはよっぽどマシかと思いますが。
お礼
難民、辞書で引いてみました! ネットカフェ難民についてとても詳しく理解することができました。 ネットカフェ難民についてのご意見も書いてくださってとってもありがたかったです。 回答ありがとうございました
- mat983
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http://www.j-cast.com/2007/03/25006371.html 社会的背景は派遣法の改正です。 正社員ではなく所得の低い派遣社員の増加です。 家賃が払える収入がなくなり、追い出され、路頭に迷いネットカフェに避難するのです。 防ぐには行政のセ-フティが必要です。 一度難民になってしまうと住民票もなくアパートも借りられません。 彼らが安価な費用で寝られる施設を用意するのです。
お礼
とっても簡潔でかつわかりやすい回答でした。 参考になりました、ありがとうございます!
- morino-kon
- ベストアンサー率46% (4176/8936)
昔は、生活が大変な人は、四畳半の下宿のようなところに住みました。 今は、困窮しているひとでも、エアコンなしや風呂なしに住みたがりません。 月二万円もあれば、新宿からあるいて帰宅できるような四畳半の貸室もあります。昔ながらの・・・。 私の知り合いは、そんな部屋に仲間二人で住んでいました。 片方は、夜間のアルバイト。片方は、昼間の仕事。お互いに違う時間にねむっていました。 今は、学生でも、そんなところに住むのは、少なくなりました。 そういうところよりも、ネットカフェを選んでしまうようになってしまったんですね。 と、思います。 つまり、やむなくではなく、そのような選択肢が出来てしまったためだと思います。
お礼
回答をいただきありがとうございました。 選択肢・・・納得です。
お礼
住宅補助っていうのはいいかもしれませんね・・・ そのような政策は知りませんでした。 政府と企業の面から社会的背景を説明していただき、 とても参考になる回答でした。 感謝します。ありがとうございました!