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この世には、静止した物質、物体というものはあるのでしょうか?
例えば、今、目の前にあるPCのモニターは一見静止していますが、地球は回っているので動いているといえます。モニターを原子のような極小の世界で捉えたとしたら、なおさらうごめいているだろうと思います。 夜空の星は一見その場から動いていないようにも思えますが、自転していたり、もしくは公転していたりすると思いますし、光り輝く反応をしているということは、星の内外では何らかの動きがあることは明白です。 実際のところ、この世には完全に静止しているモノってあるのでしょうか??あるかもしれないけど、誰も知らない…というような感じでしょうか?? 教えてください。よろしくお願いします。
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この世には「完全静止をしている物は無いと言える」でしょう。 PCモニターで、極小の世界を御考えになりましたよね。おそらく原子レベルでも静止していないと感じられたでしょう。原子では中の電子が原子核の周囲を回っていますからね。 そしてこの運動はたとえ「絶対静止空間が定義できたとしても止まらないもの」と言えます。 原子が崩壊して素粒子レベルで考えても、状況は変わらないと思います。 唯一考えられるとしたら、「時間の流れない所」 光の中、またはブラックホールの中。この中はこの「中同士では静止している」と捉えることも出来るかもしれません。ただし、我々の様な通常の物質からは「やはり動いているようにしか観測できない」ので、完全に静止しているとは言えないでしょう(これは運動の相対性に関することです)。
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通常の状態では無いと思います。 絶対零度下、超重力下など、極限の状態ですと運動方程式自体が通用しなくなります。 例えば、ブラックホールでは半径が2倍の所では重力は4倍になるんですね。曲率(時間軸)も違うんです。 物質は停止していて空間自体がが回転してしまっている可能性もあります。
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回答ありがとうございます。 なるほど、運動方程式自体が通用しなくなってしまう状況というのもあるんですね。そういう場合でならどのようなこと(ここでは完全に静止するということ)が起こってもよいのかもしれませんね。
- KappNets
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アインシュタインの相対性原理について易しく解説した本がいろいろ出ています。その中で静止とは何か、速度とは何か、といったことが(汽車に乗った人やハエを題材に)よく解説されていると思います。 運動が相対的なものである程度のことはアインシュタインを待つまでもなく、ガリレオ・ガリレイの太陽系の研究やニュートンの力学で説明出来ますが、その辺の事情を易しく書いてあるのは相対性原理の解説書というわけです。
お礼
回答ありがとうございました。 相対性原理について書かれた本を勉強してみることにします。また、素粒子関連の本も今回の件に関わっていそうなので、そちらの本も勉強してみようと思います。
- debukuro
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マイケルソンモーリーの実験によって絶対的な静止空間の存在は否定されました 素粒子の基底状態での運動は取り去ることが出来ないそうです だから静止しているものなんてないと思いますしかしこれは将来覆されるかもしれません
お礼
回答ありがとうございます。 素粒子の基底状態について調べていましたら、真空というのは文字通りの意味で「真空」ではないということを知りました。そういう意味では、生きているうちに感じることができるこの世というものには、「本当に何も無い」ところ…つまり静止しているものって無いのかなと思いました。
- NAZ0001
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「静止」するには「何に対して」という基準が必要です。 文字通り「相対性」な話になりますが。時間が進む限り、厳密に静止している物体は存在しないでしょう。あるとすれば、時間も空間もない文字通りの「無」だけです。
お礼
回答ありがとうございました。 なるほど、「無」が最もそれ(完全に静止した何か)に近いものと言えそうですね。とはいえ、「無」ですから、そもそも静止もできないでしょうし、「もの」ともいえないでしょうし…。 …そう考えると、完全に静止したものというのはこの世には存在し得ないということになるでしょうか。 (…と、このように書いてみて気付いたのですが、私が無意識的に「基準」としていたものは、どうやら「無」のようです。)
- ruru8x8
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凄く気になったので考えてみました。 動いている、止まっているというのは何かと比較して初めて分かるもので、その比較対象が明確でなかったり、静止しているものでない(または分からない)場合答えは出ないと思います。 と素人の意見を書いた後で探してみたらよさそうなところがあったのではっつけておきます。私にはちんぷんかんぷんです(笑)
お礼
回答ありがとうございました。 確かに動いているか止まっているかは基準が明確でなければどちらともいえませんね。 参考URLありがとうございました。興味深く全て読ませていただきました。おかげでかなり疑問はすっきりしました。
お礼
光の中、またはブラックホールの中を時間の流れないところと捉えることができるかもしれないという考え方が面白いなぁと思いました。ただ、ご自身で指摘していらっしゃるように、その中に「自分がいて、現象を観察している」という前提を持ってしまうと、途端に何かが崩れてしまいますよね。 みなさん御指摘くださったように、「相対性」や「基準」についてをもう一度よく考えて、現在言われている理論などを勉強しながら、自分なりにさらにこの問題を考えていきたいと思います。 回答ありがとうございました。