犬は滅ぼすべきか?
犬は人間が狼などをもとに交配して人工的に作り出した生物です。
自然界に放置すればやがて消滅してしまうでしょう。
人間が交配・繁殖を続けるから命を永らえている生物です。
もしあなたが犬だったらその一生は生きる価値があるかどうか考えてください。
いい飼い主に当たれば幸せかもしれませんが、ひどい飼い主もいます。
どちらにせよ、生まれて、餌を食べて、仔犬を産んで、やがて死にます。
生きていて苦痛と喜びのバランスはどうでしょうか?
犬として何回も生まれたいと考えますか?
もし犬として何回も生まれたくはないと思うなら、犬を消してしまったほうがいいのではないですか?もちろん殺すというのではなく、人間が繁殖行為をさせないというだけです。あるいは避妊手術をするだけです。これまで同じように犬としては生きれるけど繁殖はさせないようにします。そうすればやがて犬という生物はこの世から消えます。
これは犬にとって良いことでしょうか?
犬という生物は存続したいのでしょうか?
苦しみが多いならむしろ消えてしまったほうが幸せではないですか?
ここで前提として、人間が愛玩として犬を必要としている点は考慮にいれないとします。
犬にとって生存しないほうが幸せなのか?生存したほうがしあわせなのか?お考えください。
上にも述べましたが犬の個体が苦痛になることはしません。繁殖をさせないことによって自然と消えるようにするだけです。
このような質問をなぜするかと言えば、人間の生存のことを考えているからです。
ただ、人間のことを直接考えてしまうのは難しい。犬なら考えやすいと思ったからです。
犬の幸せを考えたら犬を消滅させたほうがいいと思いますか?どうですか?
(もちろん、これは仮想の話です。現実にどうするかという話ではありません。)
補足
根源的な問いは自分で見つけるもの。仰られる事は経験則的な考え方かと思われますが、我々の共通の問題であれば、我々が共に考えることで 何か道筋ができるのではないか、そう期待しています。 それに、出家というのは手続きの話であって、真理を理解するために必ず必要な事ではないと思います。 しかし、「意味」という視点から見ると、出家もまた価値を持つものである事は事実だと思います。 今回は、皆さんのお知恵を拝借、といったところなので、出家は勘弁してください。