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大学院生の現実!?

『博士後期課程での脱落者は、自力救済だから大変。 貧困生活を送るだけなら、まだ幸せな方、精神破綻者もでる』という事を聞きましたが、 文系大学院に進学するというのは茨の道なのでしょうか?

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回答No.3

 博士後期課程の院生です。  精神破綻というのは、脱落したからと言うより、「狭い人間関係の中でのアカデミック・ハラスメント」や「自由な時間の多さ故に酒を飲みすぎて依存症になってしまった」というパターンが多そうで、これは成績優秀・将来有望でもありそうな話ですが、確かに、博士課程で成績不調で、「今ごろ民間企業に就職していたら年収がこれだけあって、可愛い奥さんがいて」といった想像をしてしまうと気が滅入りそうですね。  話を戻して、脱落をどう考えるかについては、大学院で博士号を取る、研究者になると言うのを、「商社を志望する」「メーカーを志望する」というような職業選択として考えるか、「プロスポーツ選手になる」「芸術家になる」「小説家になる」といった夢をかなえるルートと考えるかによって事情が変わってくるかと思います。  前者として考えると大学院に行くのはかなり大変なことなのですが、後者として考えるとかなり楽なルートともいえます。プロスポーツ選手や芸術家、小説家は最大限に努力している人の集団のうちの一握りしかなる事が出来ませんが、博士号は大学院で人並みに研究活動をしていれば取得できますし、研究者と言うのも高校教員比で数割程度の求人はあるので、現実的な就職の選択肢に出来る職業であります。また、失敗しても語学といくつかの学科の指導能力程度は身につきますので、自営業者の平均的な水準くらいでは食べていけます。  大学院ともなると結構後者のように考える人がいて、のんきに研究生活を楽しんでいる姿がみられます。あるいは両親が会社勤めではなくて、ちょっとやそっとの苦労は当たり前という家風が当たり前の家で育ったような人の場合、就職活動での失敗といったレベルで将来の不安を感じないのかもしれません。こちらのグループにいられると、大学院ほど楽しい世界は無いのですが、普通の将来設計を夢見ていると、こういった方々(のんきにといっても、はたから見ればこういった人たちの研究に対する情熱はすさまじいので)との熾烈な競争をしなくてはいけないので茨の道となるのかもしれません。

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  • harepanda
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回答No.2

文系の修士で企業就職した者です。専攻は哲学です。 精神破綻者は見たことがありませんが、うつ病に近い人は見たことがあります。毎年、論文の季節が来るたびに、引きこもりになり、電話線をひっこぬいてしまうのです。友人たちで押しかけ、「まだ1か月あるじゃないか」というと、「もう1か月しかないんだよ!」と言い返されます。また、アニメのエヴァにはまっていたという、いかにも危うい人物ですが、文系大学院だから特にこういう人物が多いというわけではありません。学部学生にも、うつ病はいます。 話が誇張されすぎているとは思いますが、文系大学院に進むのが実利的な選択ではないことは確かです。文系大学院の最大の問題は、修士の枠は増えているのに研究職のポストは増えていないことです。機械工学等の分野と違い、修士号や博士号が企業就職に有利になるわけでもありません。茨の道というのは大げさかもしれませんが、平均的な生涯収入が高卒以下という話は聞いた事がありますし、これはおそらく正解ではないかと思います。私としても、1人で生きているわけでもなく、結婚を前提とした相手がいるとなると、簡単に決断できることではありませんでした。 私の場合は、博士課程に行かず企業就職しましたが、これがもろに就職氷河期に当たっており、大変な苦労をしました。どこに言っても、色物扱いされるのです。「哲学の修士なんてヘナチョコがビジネスの役に立つのか」と役員から言われたこともあります。人事部とはツーカーになってて双方とも内定したつもりでいたのに、役員の反対でひっくり返った例もあります。 何十社とまわって、わたしのことを認めてくれたのは1社だけ。この時の人事部長との会話は非常に濃いもので、今でも良く覚えています。彼が私の採用を推奨してくれたほか、ある役員が「絶対にこいつは取れ」と言ってくれたそうです。見てくれる人というのはいるのだと、本当ありがたく思いました。 しかし、会社はたった1年で行きづまります。人事部長は業界大手から出向していた人物だったのですが、自分が採用した人間を50%クビにするにあたり、必死になって本来所属している業界大手のグループ企業に中途採用の枠を用意してくれました。私にも1件、話が来ていたのですが、せっかくの英語力を生かした仕事をしたいという理由でお断りし、外資系同業企業の日本法人立ち上げに参加することにしました。 外資では、入社してしまえば平等ですが、書類審査では学歴重視です。文系大学院卒が企業就職で有利なのは、外資だけでしょう。私の場合、某有名国立大の修士総代という肩書きは強烈に効いており、今でもヘッドハンターからのコンタクトは多いです。ただ、外資は原則的に新卒採用をせず、中途採用ばかりなので、修士で学業を切り上げるなら、何としても日本企業に滑り込み、後から外資に切り替えるのをお奨めです。 今にして思えば、文科系的教養というものが、企業の中でも実践的に利用可能なものであるという認識が、企業の側に薄いような気がします。例えば、管理職養成コースを用意している会社は多いわけですが、哲学史や文学や心理学をやった人間に、そんなものは不要です。最初から、自分の教養だけで、部下の心理状態や組織の動向をつかむ能力があるわけですから。文系大学院生は、この点は、もっと誇りを持ってよいと思います。

  • y1y9y8y1a
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回答No.1

相当茨の道だと思います。 博士に進んでも、博士号がもらえる人は一握り、さらに研究職の仕事が見つかるのはそのうち1/10だそうです。 理系と違って、企業からの募集もほとんどありません。 私は修士課程を今年修了して企業に就職しますが、研究に一生打ち込める人は尋常じゃないと思います。 基本的に孤独な活動です。 精神が破綻するかどうかは分りませんが、私には耐えられないと思いました。 人生的には無謀なギャンブルだと思います。 一生をかけて追究したいテーマがあるのでなければ、おススメできません。

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