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税務署と税関を分ける意味って?
同じ国税の徴税機関なのに、なぜ、税務署と税関とを分ける必要があるのでしょうか? 1つにまとめて、1つの税務署(税関)で、確定申告や輸出入の通関手続きもできたら利便性が高くなると思うのですか・・・・
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確かに徴税機関には変わりないですが、役割が違います。 税関は関税の徴収の他に、 不正輸出入の取り締まり、航空機テロ/ハイジャックの予防など、 国の主権を守る性格が強い機関であり、 出入国管理の外務省や、港湾/空港管理の国土交通省と、 連携する必要がある財務省の部局です。 一方、税務署は内国税を徴収する機関であり、 都道府県民税、市町村民税の賦課のため、 地方自治体とのやり取りが多い国税庁の機関です。 また、税関と税務署の徴税対象が違います。 関税は越境時にモノへ課税されますが、 内国税は多くの場合、1年間の経済活動に対して課税(暦年課税)されます。 効率化しようがないのです。 効率化しようがないのであれば、 権力/影響力の集中が起きないように、 機関を分けておくのは自然なことではないでしょうか?