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どうして関西鉄道は国有化され、南海鉄道は民間のままだったのか?
あれほど官鉄とやりあっていた関西鉄道か国有化されたのに 南海鉄道は株主の反対ぐらいで国有化されなかったのですか? 関西鉄道の株主も反対しただろうに…
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なにぶん古い話で伝聞情報しかないのですが、関西鉄道は「官鉄とやりあっていた」ことが原因で、経営は悪化したようです。(すなわち値下げ競争により体力を消耗)また、当時であっても東海道線の方が有利なのは間違いなく、関西鉄道は国有化を拒否する理由はなくなりました。(官鉄側は国有化することにより、無謀な値下げ競争が回避できるという狙いもあったようです。) 一方、今の南海の現状からは考えにくいようですが、南海鉄道は非常な高収益を得ていたようです。たしかに、大阪と和歌山を結ぶ鉄道ではありますが、南海側はあくまでも地方間の鉄道(今風に言うとローカル鉄道)であると言い張り(地方間の鉄道なら国有化の対象外です)、国有化を拒否したようです。実際、難波駅は便利な場所にあるものの、官鉄との直通の点で見るとどうかなという感じですね。 なお、昭和の初めに阪和電鉄が出願した時、経営的には問題があると判断されたのにもかかわらず許可されたのは、経営難に陥ってから安く買い叩こうという腹積もりがあったのではないかと噂されています。 実際、阪和電鉄は経営悪化に陥り、一旦南海電鉄と合併した形をとった後国に買収されています。国側はあくまでも「南海」を買収した形を取りたかったのかもしれません。 以上いずれも伝聞情報で、正確な一次資料は提示できません。
お礼
金か… 関西鉄道は倒産寸前まで行ったらしいですからね