保護観察処分とは

質問

友人の息子さんが、無免許運転で検閲に引っかかりました。
以前、悪友に巻き込まれて傷害事件を起こしており、
それが一年以内だったことも影響してか
『３ヶ月の保護観察処分』となりました。

ちなみに17才で、高校は中退しています。

この保護観察処分というのは、息子さんの経歴に残るのでしょうか？

どの程度重い処分で、あとどれくらいトラブルが続いたら、少年院行きになってしまうのでしょう？

友人（母親）が凄く心配しています。

回答No.1

makenai-41 · ベストアンサー

現在保護司をしている者です。
まずご質問に関してですが、次に再犯を起こすと、まず間違いなく更生施設に入らなくてはならなくなると思います。
ましてや保護観察期間中であれば確実と思われて間違いありません。

ただ、この質問を読んでいてとても違和感を感じました。
というのは、お友達の親子関係が、心配している母親と、親の気持ちを分かってくれない少年という風に書かれているように感じたからです。

近年、少年犯罪の多発、そして残虐化が叫ばれていますが、少年が犯罪を起こす最大の理由は愛情不足以外のなにものでもありません。
我々人間が経験する一番の苦しみは存在を認めてもらえない事です。
ましてや世の中で一番大切な親に、自分の存在を認めて貰えないとなれば、心が荒んでしまうのは当然の事であります。

ご友人の親御さんは、ちゃんと愛してきたとおっしゃるかも知れません。
ですが、自分の感情を軸とした愛情は本当の愛情ではなく、相手の目線にたった愛情でなければ愛情は届きませんし、それは自分の存在を認めてもらえないという風に感じさせてしまします。
子供の心というものは、本当に純粋で、まさに邪気が無いからこそ、無邪気というのです。
そして、世界中のどの子供も皆、親から愛されたい、褒められたい、抱き締められたいと思っています。

人が考えを改める事ができるのは、怒られてでも、注意されてでもありません。
自分の存在を認めてくれる人がいる、そう思えた時に考えを改める事ができるのです。

この少年が犯罪を犯したのは、悪友のせいでもなければ、どうしようもなく性根が曲がっているからでもありません。
親御さんが起こさせたのです。

もし本当にご友人のお子さんが心配、ご友人が心配だと思われるのでしたら、どうかそのご友人に、お子さんをしっかりと受け止め、そしてこれまでのご自身の在り方と向き合われるようにお伝えください。

一番の被害者はその少年自身です。
立派に更生される程の愛情を、お子さんに与えてあげられる事ができるようにお祈りしております。

お礼

友人とは長い付き合いになりますが、非常に聡明な方で、愛情深く、真面目な人柄です。

ご主人も真面目で家庭的（料理の腕前は友人をも上回るほど）ですが、
ここ何年か病気がちで入退院を繰り返しておられました。

私から見たら、何一つ問題のない家庭に思われるのですが、
１つ目立つことといったら、長男さんが飛びぬけて優秀な方であること。

それも文武両道で、人望も厚く、ご両親の自慢の息子さんです。

それに比べたら、次男さん（問題の息子さん）は、元来頭も良い方なのに、中学に入ってから急激に学業から遠のき、悪友に取り巻かれ、
非行に走るようになってしまいました。

でも、いずれも主犯となったことは一度としてなく、常に悪友のとばっちりがほとんどのようです。

でも、気が優しく（ある意味、長男さんより優しい）、義理堅い性格が災いしてか、逆に悪友連中と切れることが出来ないようです。

私も母親としての愛情不足が原因では？と指摘したこともありましたが、

友人「長男と分け隔てなく、愛情を注いでるつもり。確かに悪くなってからは叱ることが多いけど、それは仕方が無い」

とのこと。

きっと生まれつき優秀すぎるご長男さんと同じでは足らない・・・ということでしょうか。
親としては、劣る（といっても兄と比較してですが）方の弟の方に、より強い愛情で応えてやらなければならないということでしょうか。

次男さんの名誉のために付け加えますと、小学校の成績は上位で、
生徒会副会長も務めており、担任の先生からも人格的に素晴らしいと絶賛されておられました。

一次は兄弟そろって優秀な、何と子宝に恵まれた人だろうと、友人を羨んでたくらいです。
それだけに、次男さんが非行に走り、高校も一年で自主退学したのは未だに納得できません。

経済事情もあり、友人（母親）は共稼ぎです。
それも複数のパートを掛け持ちしているため、常に多忙を極めております。でも家事の手抜きはしていないそうです。

回答No.2

makenai-41

No.1の者です。
少し言葉が足りなかったようです。
申し訳ありません。

例えば、学力やスポーツなど目に見えるものは本当に褒めやすいですよね？
でも、優しさや、我慢強さなど性格や心理的なものは目に見えず、
見落としがちであったり、褒めにくいものではないでしょうか？
恐らく、質問者さんのご友人は決して分け隔てしていたつもりは無いと思います。
ただ、ご兄弟を同じ数、同じ様に褒められていたでしょうか？
学力やスポーツで劣るのであれば、他の事を褒めてあげ、両方を同じ様に愛している事をちゃんと子供にも分かるようにされていたのでしょか？

私も昔は良く下の子に「お兄ちゃんみたいに・・・」とか「お前は年下なんだから・・・」などと言っていました。
本当に下の子には悲しい思いをさせたと気づきました。
とはいえ、決して分け隔てしていたつもりはありません。

大人になれば分かる事でも、幼い子供は親のちょっとした事で、傷つき、悲観し、傷つき、自信を失ってしまい「どうせ俺なんか・・・」
無意識のうちにそう思い始めてしまうのです。

恐らく、次男さんはご両親のちょっとした何かで傷つき、自信を失い、
とても淋しい思いをしているのだろうと思います。

次男さんは、気が優しく、義理堅いと書かれていますが、自分に自信をもてない子は、とても思いやりがあり、いつも周囲の人に心配りをする、優しい性格になると聞きます。

次男さんが何度か警察のお世話になったのは、彼の心の叫びだと思います。
決して誰かが悪い訳ではありません。
ただ、彼はとても傷つき、淋しい思いをしてるはずです。

悪い事をしたから叱るのではなく、悪い事までして親の気を引こうとしていると思えば、愛しさも倍増するのではありませんか？

彼に、そんな淋しい思いをさせてしまった事を詫びられ、ちゃんと愛している事を伝えられる事で、きっと彼の凍りついた心は溶け、更生してくれるのではないでしょうか？