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芳香族 メタ位の熱力学的安定性の理由
こんにちわ。 有機化学の質問です。 トルエンに(CH3)2CHClをAlCl3と反応させると、それぞれオルト・メタ・パラ位についてトルエンのアルキル化ができるそうです。 しかし、これにさらに熱を加えると、脱アルキル化とアルキル化が起こり、究極的には、ほぼメタ位がアルキル化された化合物のみができるそうです。 この、メタ位がアルキル化されたトルエンが、熱力学的に最も安定であるそうなのですが、なぜ、メタ位がアルキル化されたトルエンがオルト位やパラ位のものに比べて安定なのですか?
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回答ありがとうございました。 すいません。詳しく説明を足します。 まず、この反応は教科書にのっているもので、Fiedel-Crafts反応の制約として紹介されています。信頼のおける情報であると思います。 また、トルエンに(CH3)2CHClをAlCl3と反応させると得られるのは、イソプロピル基のついたトルエンです。(←化合物名が分からず誤解を招きました。)一置換体です。 トルエンはオルト・パラ配向性ですので、このときの生成物が、オルト位・パラ位のものが主あることは理解できます。しかし、さらに熱を加えるとメタ位のものがほぼ100%にかわり、これは、メタ位の生成物が熱力学的に最も安定であるためだそうです。 それはどういった理由によるのか?というのが今回の質問です。 よろしくお願いします。