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モーツァルトの交響曲の編成

モーツァルトのシンフォニーNo.7ですが通奏低音パートはチェロ・ダブルベース・バスーン・ハープシコードでしょうか? また、楽団の指揮者は鍵盤奏者でしょうか、あるいはコンマス(第一ヴァイオリンの主席演奏者)でしょうか、 それとも指揮専任者(指揮杖で床を叩きながら)が指揮に当たるべきなのでしょうか? 参考文献 http://nma.redhost24-001.com/DME/nma/nmapub_srch.php?l=2

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noname#192232
noname#192232
回答No.2

第7番がどんな曲だったのか記憶にないのですが,初期交響曲で 通奏低音を入れている演奏ではハープシコードしか知りません。 低弦パートとしてチェロ,コントラバスも入ります。 ファゴットをもし入れるとしてもチェロと同じ動きになるのではないかと思います。 ファゴットを入れたから,チェロ・コントラバスは無し…は考えにくいです。 なので,ファゴットが入るのは,私はあまり意味がないように思います。 指揮者が鍵盤楽器奏者であれば,ハープシコードを弾きながらの指揮に なるのではないかと思います。ピノックとか。 鍵盤楽器奏者でなければ指揮に専念することになると思います。 モーツァルト自身が実際にどのように演奏していたのかは知りませんが, ピアノ協奏曲も披露している演奏会であれば,ピアノは当然,モーツァルト自身が弾きます。 では,交響曲の通奏低音は誰が弾く…と考えると, もし,別の奏者なら,あってもなくてもどうでもいいような形だけのハープシコードによる通奏低音? もし,モーツァルト自身が指揮をしながら弾くなら, そのときの楽器は?と考えると, ピアノとは別にハープシコードも用意されていてハープシコードなのだろうか, それともピアノ協奏曲で使ったピアノ(当時のもの)なのだろうかと思ったりもします。 楽器はどちらにせよ,もし,通奏低音を入れるなら,即興に意味があります。 その意味ある即興でなければ,ただ,当時の形式を再現しようとしているだけで, なくてもよい通奏低音になってしまいます。

Tallis
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 "violoncello e basso"はチェロ&ダブルベースにこの時代特有のバスーン&ハープシコードが加わるのですね。 >>ファゴットが入るのは,私はあまり意味がないように思います。 実は私もなんとなくそう思っていました(汗 しかし、よく通奏低音を辞書やサイトで調べるとバッハなどの管弦楽ではバスーンとハープシコードをセットで使っていたことが多いような説明がありますね。 早速、7番をピノック盤の演奏で聴いて研究してみようと思います。 >>指揮者が鍵盤楽器奏者であれば,ハープシコードを弾きながらの指揮 バッハやクープランのような見るからに鍵盤楽器が得意そうなアーティストはやはりそうなるのですね。 ではコレッリやヴィヴァルディはコンマスとしてヴァイオリンをひきながら合奏曲の指揮に当たったのでしょうね。 >>鍵盤楽器奏者でなければ指揮に専念(床を杖でたたきながら!!) リュリ、ボワモルティエ、オトテール等でしょうか? 確かに木管楽器を吹きながらの指揮は困難でしょうから...。

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回答No.3

難しいのですがそのときの状況に応じていたのでは。 低音はヴィオローネが含まれていたの可能性もあります。 (祝典音楽もあるので) チェンバロもあれば弾いたと思います。

Tallis
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 祝典音楽ではヴィオローネを使う事が多いのですか! 勉強になります。

回答No.1

モーツァルトの初期の管弦楽作品すべてに言えることはこの問題ですね… バスパートにファゴットや鍵盤の通奏低音を重ねるのか重ねないのかということですが、これには諸説あり、 時代的にはまだまだ通奏低音が普通だった時代なので重ねるという意見や、もうそのような時代は終わっていたという意見もあります。 因みに協奏曲の楽譜ではソロパートもトゥッティを書き入れていますし、ピアノに通奏低音的な役割を与えたりもしています。 あとは管楽器パートが独立的か、弦の従属的な存在なのかということが重要だと思います。 管楽器パートが充実し、それだけでアンサンブルを形成できるようになれば通奏低音の存在意義を失います。 指揮者の問題ですが。これはどれでやってもモーツァルトの世界が成り立ちます。間違った方法はないと思います。(ただ、床をたたきながら…は現代の指揮法として間違っていますが…)

Tallis
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 >>管楽器パートが独立的か、弦の従属的な存在なのか 興味深いことです、参考になりました。 替え管の発達や3つ以上の同種金管楽器が出現する作品では内声部が充実しているので通奏低音の役割は確かに薄そうです。 指揮法はやはり様々な方法があって間違いはないのですね。

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