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小論文の書き方について
専門学校の受験で小論文を控え、練習している者です。 そこで、書くときの構成について質問させて下さい。 一般的に序論・本論・結論という構成がいわれますが、私はどうしてもこの構成で書くと上手くまとめる事ができません。 過去の問題形式が、課題についての「社会背景」と「防止策or理想的なありかた」を問う内容となっています。 そこで、私は最初に結論を持ってきて、次に具体例、根拠を書き、最後にまとめとなるように書いています。 この書き方が書きやすいのですが、最初と最後が重複してしまいます。 最初に結論をもってくるのは良くない事でしょうか? また、この過去の問題形式に適している書き方がありましたら、 どなたかお教え下さい。
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- Roman0
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【序論】 論文、という文章の目的は、「問い」に答えるものです。 ここでのあなたの問いは、「最初に結論をもってくるのは良くない事でしょうか?」ですね。 【本論】 答える、という行為は、ただ情報を提示すればいいというものではありません。読む人が、「なぜ?」に対する答えを示されたとき、それに納得する、少なくとも結論に反対であっても言っていることは理解できる、という状態になっている必要があります。そして、そのために最も有効な構成が序論・本論・結論なのです。 なお、「有効」と言う意味は、「書きやすい」という意味ではなく、「読む側が理解しやすい」という意味です。 まず、単なる事実があり、「問い」の出発点を共有する。(序論) 出発点から、データと論理に基づいて、結論が導出される。(本論) 本論で導いた問いへの答えを、簡潔に纏める(結論) こういう構造であれば、「問い」に対し、読む側は書き手の主張を理解しやすいのです。それがヒトという生き物の特性ですから。なお、念のためですが、「理解」と「同意」とは違う意味です。言葉にセンシティブでない人は、同じ意味で使いますが。 その観点から言えば、あなたのスタイルは、間違いではありませんが、プレゼンテーションのスタイルに近いですね。読み返すことのできることが特徴である文章というスタイルにおいては、冗長と評されてマイナスポイントを蒙るリスクが高いと言えます。 その意味で、「良くない」と言えるでしょう。 アドバイスとしては、素直にスタンダードに従う練習をしましょう、ということになります。書きやすいだのなんだのという感情論は、訓練によって克服できるのですから。 【結論】 読者にとっては、序論・本論・結論の構成であることが、最も理解し易いのですから、それに沿って書けるようになるよう、訓練を積みましょう。 少なくとも、読みにくい・冗長、という意味で、あなたのスタイルは良くないのですから。
小論文講師です。 >最初に結論をもってくるのは良くない事でしょうか? ■そんなことはありません。代表的な構成のひとつです。ただ、結論から書き始めるのは比較的難易度の高い方法です。 >最初と最後が重複してしまいます。 ■結論から述べると、ある程度重複するのは当たり前のことです。ただ全く同じ表現を使うのは避けましょう。格好のよいものではありませんから。 >この過去の問題形式に適している書き方がありましたら、どなたかお教え下さい。 ■小論文は、序論・本論・結論の3段構成でなくてもかまいません。私が多用するのは、4段構成です。とっていっても起承転結ではありません。起承転結は小論文にはなりませんから。 1段落:定義と疑問提起 2段落:現状 3段落:背景 4段落:結論 このような書き方がよいのではと思います。ただ、これは書き方のひとつであって絶対的なものではありません。最近は昔とちがい、小論文の書き方なる書籍が多く出ていますよね。でも、どれが間違っていてどれが正しいというものでもありません。 本当は小論文には絶対的な「型」なるものはありません。序論・本論・結論も絶対的なものではないのです。 頑張ってくださいね。
補足
kenjimiyazawa22さん、はじめまして。 私の質問に目を留めてくださり、早々に回答をありがとうございます。 専門の方であるということで大変参考になりました。 ご丁寧な回答で、とてもわかりやすくこれから、お勧めして下さった構成を参考にさせていただき励もうと思っています。 そのような所、もう1つお伺いしたく思ってこちらに書かせていただきました。 私の入試を受ける学校の小論文は600字なのですが。。 その場合で4段落にすると比率的にはどの割合がいいと思われますか? もし、よろしかったらお時間あります時にお教え願いたいです。
お礼
Roman0さん、はじめまして。 私の質問に目を留めてくださり、早々に回答をありがとうございます。 kenjimiyazawa22さん同様に専門の方であるということで大変参考になりました。 序論・本論・結論のわかりやすい内容を述べて下さり、大変感謝しています。この構成は読み手にとって読みやすく、マイナスになりがちな重複を防ぐことができるのですね!はい!書くのが苦手な構成でも、練習をして慣れることが大切ですよね。この構成でこれから練習をしてみようと思います。本当にありがとうございました。