水の分子は H-O-H の形が直線的ではなく、分子の中で電子が O の方に片寄っているので、電気的な偏りがあり、「極性分子」といわれます。そのため、電気を帯びた分子や粒子と結びつきやすいという性質があります。
イオン性の物質は、+イオンと-イオンに分かれますので、基本的には水に溶けやすいといえます。食塩が水に溶けるのはこのためです。
分子性の物質では、水と同じように極性を持った分子が水に溶けやすくなります。#1の方の回答にもありましたが、水酸基 -OH のところは水と同じで、O の方に電子が引きつけられ、H の方が+を帯びるので、水酸基を持った物質は水に溶けやすいといえます。佐藤が水に溶けるのはこのためです。水に溶ける多くの有機物はこのタイプだと思います。
※ #1 の方の回答で H があるのも溶けやすい、とありますが、これは違うと思います。油は C がつながっているまわりに H がびっしりと付いていますが、水には溶けません。