わずか5分の訪問歯科診療
わずか5分の訪問歯科診療は、心のこもった診療なのでしょうか
私の家族や知り合いが入居していた 特別養護老人A、
特別養護老人Bでは、
入居者全員がこの特養の協力歯科医療機関であるC歯科医院
の訪問歯科診療を毎週受診していました。
特養からは訪問歯科診療を入居者全員が、しかも医療費の一部負担金を
無料で毎週受診をするという内容の説明は一切ありませんでした。
(私共は医療費の一部負担金を免除される世帯ではありません。
医療費の一部負担金を無料で受診していた件に関しては、このままで
いいのかを行政機関に相談しています)
歯科医院からも診療内容に関しての説明は一切ありません。
家族としては、自分たちの知らないところでどんな診療を受けていたのか
詳しく知りたいものです。
私共が気が付いた時には、特養が歯科医院に診療を申し込んで、
毎週訪問歯科診療をあたりまえのように受けている状況でした。
(訪問歯科診療を受診させた目的は、誤嚥性肺炎防止の口腔ケアとのこと)
この訪問歯科診療、驚くのが歯科医院に支払われる医療費です。
診療報酬明細書を見ると、最短の診療時間が わずか5分!
しかも、治療らしいことをしている形跡が全くないにも拘らず、
たった5分で保険点数(診療報酬点数)が、700点超え!(7000円超え!)
私は歯科医師ではありませんのでよくわかりませんが、
高齢者に対して、わずか5分で、心のこもった丁寧な診療が
できるものなのでしょうか。
歯の治療の必要が無い状態で、単なる口腔ケアが目的の僅か5分の
訪問歯科診療は、国の医療財源を費やして毎週受診する価値がある
医療なのでしょうか。
こんな短時間の診療で、歯科医院が受け取る診療費はその医療行為に
見合っている報酬なのでしょうか。
朝日新聞が報じて注目が集まっている『患者紹介ビジネス』の記事を
思い出す不適切な訪問歯科診療ではないでしょうか。
(医療費の一部負担金が無料で、入居者とその家族に充分な説明が
無い状況で単なる口腔ケアを毎週行う訪問歯科診療)
社会保障費が危機的状況であることが、連日報道がされています。
高額な税金と健康保険料を納めて国の社会保障を支えているみなさんは
このような訪問歯科診療をどのように思われますか。
ご意見をお願いします。