- ベストアンサー
白血球減少と、CEA検査について
49歳の女性です。2件ほどお尋ねします。(1)健康診断で、白血球2600で要精検となりました。毎年の健診では白血球を調べる項目がないため、前年度数値は不明です。ただ、10年前と、25年位前も同じ位の数値でした。10年前は特に大病もしてなく、1か月後の検査でも異常なしでした。服用薬はありません。今回も再検したほうが良いでしょうか?赤血球404・血色素13.3です。 (2)、CEA検査は1.5で基準値の5.9以下でした。 CEAは乳がん・消化器系のガンの早期発見に役立つと聞いたのですが、本当でしょうか。乳がんのマンモグラフィ検査はこの数値であれば不要でしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
(1)白血球数検査(血算)に付いて 白血球の検査では、白血球数(WBC)と白血球分画(各成分の割合)に付いて調べます。 白血球数(WBC)の正常値は「3500~9500/μl」で、喫煙やストレスで増加することもあります。 白血球分画は、形態的に無顆粒白血球と顆粒白血球に分類され、さらに無顆粒白血球は大リンパ球と小リンパ球に分類され、顆粒リンパ球は好中球・好酸球・好塩基球に分類されます。これら白血球分画を知ることで、体内の異常をより細かく捉えられることができます。さらに、白血球分画については、炎症では好中球の増加、アレルギーでは好酸球の増加がみられるなど、各成分ごとに特徴があります。好酸球、好塩基球、単球などは増加することはあっても、わずかな例外を除いて減少することはめったにありません。 ◎ですので、もし再検査するとしたら、白血球分画に付いて検査したら宜しいかと思います。 因みに、白血球分画の正常な割合は以下の通りです。 好中球/桿状核(%):5~6 好中球/分葉核(%):40~60 好酸球(%):1~5 好塩基球(%):0~1 リンパ球(%):30~40 単球(%):3~5 好中球は、ビタミンB12欠乏症・薬剤の副作用で低値を示し、慢性感染症・骨髄性白血病・血液以外の腫瘍性疾患などで高値を示します。 好酸球は、薬剤の副作用・寄生虫感染・骨髄性白血病・ホジキン病・気管支喘息などのアレルギー疾患などで高値を示します。 好塩基球は、骨髄性白血病・真性多血症・アレルギー性疾患などて高値を示します。 リンパ球は、結核・悪性腫瘍・ホジキン病・免疫異常で低値を示し、ウイルス感染・悪性リンパ腫・百日咳などで高値を示します。 単球は、造血器の腫瘍・単球性白血病・ホジキン病・結核などで高値を示します。 (2)CEA値に付いて CEAは「癌胎児性抗原」と言い、正常組織でも産生されますが、血液中には分泌されず、肝臓・胆道・膵臓・肺・子宮・卵巣などの癌細胞が正常組織を破壊・浸潤し始めると血中に移行すると考えられています。多くの癌のスクリーニング診断や治療のモニターとして利用され、血清中のCEA量を測定します。また、CEAは長期喫煙者や高齢者で陽性を示すことがあります。 癌を確定診断する場合は、主に画像診断や腫瘍組織の病理診断などを行いますが、病巣が小さく判定が困難なこともあるため、CEAなど腫瘍マーカー検査も組み合わせて行います。 この検査は、多くの癌の診断の指標や治療効果の判定に利用できます。大腸癌で陽性率が高く、膵癌・胆道系の癌・胃癌・肺癌がこれ次ぎ、子宮癌・乳癌・卵巣癌などでも陽性になります。他臓器癌の肝転移例ではとくに高値を示すことが多くなります。 ◎ですので、基準値より低いので問題ないと思います。
その他の回答 (2)
- tnmg4
- ベストアンサー率76% (174/226)
御礼の疑問に対するアドバイスです。 >白血球の方は、内容を細かく教えていただいたのに、結局再検しないと詳細はわからないということですよね? 白血球分画は、開業医でも申し出れば検査してくれます。けれども、開業医では臨床検査会社へ検査に出しますので、結果は数日要します。大学病院や総合病院など臨床検査部門を有する大きい病院ならば、即日で結果が出ます。しかし、健康診断で診察した医師が必要を認めなかったので、白血球分画は検査しなかったのだろうと思われます。 病気の診断に付いては、医師は患者さんの自覚症状=主症状に関する訴えに加えて、既往歴・現病歴・家族歴・生活歴になどを問診した上で、視診・聴診・触診・打診などをして、おおよその病気を絞り、その病気に関連する諸検査(血液検査・生化学検査・尿検査・画像検査・核医学検査・病理検査など)を施行した結果を加味して、医師は総合的に病気を確定診断します。ですので、現在あなたが自覚している症状や危惧している病気などがあれば、関連する診療科の医師の診察を先ず受けてください。
- tnmg4
- ベストアンサー率76% (174/226)
追加アドバイスです。 あなたも癌年齢に達していますので、もしご心配ならば、乳癌検診や子宮癌検診など婦人科系の癌検診と伴に大腸癌検診(便潜血反応が陽性であれば大腸内視鏡検査を受けられるのがベストです)を受けられることをお勧めします。
お礼
早速の回答、ありがとうございました。 乳がん(マンモグラフィ)と子宮ガン健診は例年受けており本年度も予定していますが、CEAが基準内だったので、不要かと思い質問させていただきました。 白血球の方は、内容を細かく教えていただいたのに、結局再検しないと 詳細はわからないということですよね? 早めに検査してもらおうと思います。行きつけの開業医でも出来ますよね?その際、回答のように、白血球の成分調査をして下さいと話した方が良いのでしょうか? 体質的に、ずっと少ない人もいるのでしょうか?ちなみに姉も少ないようです。お互い喫煙、服用なしです。
お礼
ありがとうございました。 健康診断は会社で実施したので、行きつけでなく健診公社でした。 なので、早速いつもの開業医へかかり、再検してきました。 おっしゃるとおり、3~4日かかるそうですが、総合病院も少ない上 仕方ありません。ちなみに今日の白血球数は3400でした。 何事もないことを祈っています。 近日中に乳がん・子宮ガンとも健診を受けます。特に危惧しているわけでは、やはり歳のことを考えるとガンはこわいですから。