補足ありがとうございます。でも、新しい情報は無く、無駄な事をお願いしてしまったようで申し訳ありませんでした。
さて、No.2で私が申し上げたかったのは、以下の2つです。
1.「金利の低下=魅力が無くなる」とは言い切れない。
既にご理解頂いたかとは思いますが、例えば、長期金利が、「4%から4.5%に上がり更に上がっていく気配がある」時と、「4%から3.5%に下がり、更に低下余地がありそう、少なくとも当分は上がりそうも無い」時とでは、投資家はおそらく後者の方に魅力を感じると思います。積極的にポジションを積み増しに行く決断をするには、足元の金利レベル自身よりも、むしろ「先の動きをどう考えるか」が遥かに重要だと、私は思っています。(海外への投資の場合は、為替も考えなければなりませんが。)
従って、「(日本国債への投資資金の増加が)長期金利のさらなる低下、日本の金融資産の魅力化となり、円高要因となる。」というのは、No.1の方が仰られたように「債券価格の上昇期待(少なくとも価格低下の不安の解消?)で魅力が増す」という風に理解すれば、わかりにくく文章とは思いますが、一般論で言って、論理的に矛盾しているとまでは思いません。
尚、金融資産には株も入るので、「金利低下が景気の回復をもたらす」という発想で、日本株の魅力が増す、という事も理屈上はありえますが、そもそも「金融政策だけでは景気回復が期待薄」というのが、このHPの議論の前提でしょうから、ここでは考えなくて良いと思います。
2.今「日銀の資金供給/金利低下で日本の金融資産の魅力が増す」といえるかは疑問
現時点でも、またこのHPの記事の日付(今年1月)でも、日本の長期金利はごく低いレベルに張り付いており、こういう状況で、「日銀の金融緩和が国債投資資金を作っている」という事を頼りにして、更なる金利低下を期待して、円建の債券を積み増しに行く人がどれぐらいいるでしょうか?私には疑問です。日銀の今のようなジャブジャブの資金供給は、普通であれば債券の売り材料になってもおかしくないのに、資金需要が弱くて景気回復/金利上昇が起こらないので、とりあえずあわてて売る必要は無い、というのがせいぜいのところじゃないでしょうか?。
というわけで、結論としては「国債投資資金の増加⇒金利低下&円資産の魅力増大」というのには、私も???です。
長々と失礼しました。
お礼
どうもいろいろアドバイスを頂き有難うございました。 海外からの国債への投資は今年3月末現在で3%程度 です。ほとんど以前からずっとこんな調子なのに、 今更海外の投資家が国債に魅力を感じるなんて・・・ と思っていたものですから、ちょっと皆さんのご意見を 拝聴させて頂きました。同じように考えていらっしゃる方が おられて、安心しました。しかし、最近テレビに出てくるエコノミスト と言われる人達が、マクロ経済を云々するのにはどうも抵抗を感じます。 今マスコミが作り上げ様としている公共事業=悪という構図には、 私も反対です・・・。ではでは。 感謝