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麻痺側を下にできる限界は?
看護学校に入学したての者です。「麻痺側を下にしない」ことは以前学習しましたが、実際では麻痺側を下にしないと出来ない援助も出てきますよね?そのような場合、麻痺側を下にして何分ぐらいは大丈夫なのでしょうか?様々な文献を調べてみましたがはっきりと書いてある文献がありません。どうしても気になるのでご存知の方教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
こんばんは。 ひとくちに「麻痺」といっても、質問者さんもご承知のとおり、 弛緩性麻痺や緊張性麻痺、突如として震えが止まらないなど、症状の違いもありますし、 発症の部位や程度も、個人によって様々です。 文献を調べても、これといった定義が見付からないのは、そのためだと思います。 私は、ちょっとした病気から、身体の一部に麻痺があります。 カルテ上は、同じ病名の麻痺を持つ知人がいますが、 私とその人とでは、症状の出方が、また、微妙に異なっています。 私の場合、麻痺部位を床につけたり、下側にして寝ると、 確かに、その状態のままでは、身動きしにくいですし、 特に、横たわった状態ですと、起き上がるのが、けっこう大変になりますね。 逆に、麻痺がない部分を下側にして、寝たり、身体を動かすのは、問題ありません。 麻痺の感覚は、正座で足が痺れ、立ち上がれない時の状態に、少し似ています。 力が入らないし、自分の思い通りに動かすことが、困難です。 麻痺部位は、身体の重みや動きを支える軸にならないのです。 ただし、質問者さまがおっしゃるとおり、 「麻痺側を下にしない」教訓にこだわり過ぎて、 本来の看護に、差し障りが生じてしまったのでは、本末転倒ですよね。 点滴など、数十分、時間を拘束される場面ならともかく、 注射、採血、入浴介助、服を替える、身体を拭くなど、 看護上やむない場面で、 患者さんの顔色を伺ったり、声がけを行ないながら、 一時的に、麻痺部位を下にする程度なら、大丈夫なのでは?と、私は考えますが…。 実際、私が入院した際、看護婦さん達は、みんな、そう接して下さいましたし、 他の患者さん達に対しても、時と場合に応じて、 身体を上に向けたり、下に向けたり、横に傾けたり、 臨機応変に、対応していたように思います。 がんばってくださいね。
お礼
お返事有難うございます。「麻痺」と聞いても実際どのような感じなのかイメージがわきにくかったのですが、とても分かりやすく理解できました。この度初めての実習に出ます。まだ患者様がどのような方かは分かりませんが、臨機応変に対応して行きたいと思います。