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ミサイル攻撃を受け何をすべきですか。
もし日本が外国からの攻撃を不意に受けた場合、東京のような都会で空襲警報が発令されるとき、その警報の意味がなんのことかわからない人が大勢いると思われます。韓国の場合 年何回か国民を交えた避難訓練をテレビで観たことがあり、非常に空襲の危機を理解されてるようでした。本当に日本国民は大丈夫でしょうか。有事法なるものがあるようですが、行政だけの理解では国民がかなり被害が受けるのでは、有事に詳しい意見をお持ちの方がおりましたらいろいろ教えてください。
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防災という観点からは、奇襲攻撃、あるいはそれに近い形態であれば被害は確実に大きいと思います。 韓国の例を挙げられていますが、ソウル出張の時たまたまその訓練の日に出くわした時に見た範囲では、かなりユルいと思いました。道路や交差点には警察や軍隊の車両、人員が配置され、交通はストップし、ラジオからも通常とは違う内容(残念ながらそこまで聞き取る能力はないのですが)でした。歩道にいる人も普段と変わらず歩いていましたし、車中の人も単に解除されるのを待つだけの様に見受けられました。 ですので、普段の意識と、危機感がなければ人的被害は法律があったとしても大きくなると思います。 尚、私が見たのは取引先への移動の車中での内容ですので地域によっては厳格に行っているところもあるかもしれません。
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- torimochi
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韓国の場合は、停戦中ということもあり、日本や他の諸外国と事情が異なると思いますが、首都ソウルの場合は、市街地が38度線(停戦ライン)に極めて近く、北朝鮮からのスカッドミサイルの他、迫撃砲やロケット砲などの射程内でもあります。 なので、とりわけ、韓国市民や政府の危機意識が高いという訳でもないのではないかと思います。 韓国政府に高い危機管理能力があれば、既に首都を、もっと南に遷都している筈です。 さて、仮に日本の主要都市が弾道ミサイル攻撃を受けたとして、市民がミサイル発射から着弾までに取れる行動は、……残念ですが、何も無いし何も出来ないと言ってもいいでしょう。 その理由としては、主要都市を攻撃する際のミサイルは、核弾頭の可能性が極めて高いからです。 もし、それが都市部の重要軍事施設を狙った通常弾頭ミサイルだったとしても、空襲警報が発令されれば、市民の混乱などによる二次的被害の方が大きくなる可能性があります。 なので、政府としては、市民に対し事前警告はしないと思いますし、それを行なう時間も無いでしょう。 というのも、北朝鮮のノドンの様な『準中距離弾道ミサイル(MRBM)』射程800~1,600km程の場合、発射から着弾まで5分~8分程(ノドンは6~7分位といわれている)と極めて速度が速いためです。 つまりは、発射前の事前情報を知らされていないと、政府関係者と言えども着弾するまで気付かない可能性すらあるのです。 実際、近年、北朝鮮のミサイル発射を受け、自衛隊法を見直した結果、ミサイル迎撃プロセスが簡略化されました。 で、日本のミサイル防衛システム、いわゆるMDまたはBMDですが、現在の状況として、 イージス艦にSM-3(弾道ミサイル迎撃用ミサイル)の配備。 パトリオットミサイル PAC-3の導入。(地上配備型の迎撃用ミサイル) 国内4箇所に、弾道ミサイルの探知が可能な警戒管制レーダー(FPS-5)の配置。 将来センサシステム、航空機に搭載可能な弾道ミサイルを探知出来るセンサーの開発。 ミサイル迎撃のための高出力レーザー兵器の開発、研究。 航空機搭載レーザー(ABL)含む。 キネティック弾頭(弾道ミサイル迎撃用誘導弾)の開発。(防衛省技術研究本部のサイトに動画アリ) など、調べれば、実は、将来的に日本の防衛に必要とされるであろう基礎研究なども、日本は、しっかり行なっています。 先だって、打ち上げられた月探査衛星「かぐや」に使われたロケット技術さえもミサイル防衛に深い関係があります。 ただし、あまり報道される事はありませんが……。 今の日本に足りないものといえば、ミサイル発射地点への先制攻撃能力と、それに伴う法整備……ですかね? 日本は、ある意味、世界との経済的な結び付きによって安全が保たれています。 日本の首都である東京を事前警告もなしに攻撃すると言うことは、同時に世界各国や攻撃した国家自身の資産をも焼き払うことですし、それにより世界恐慌を引き起こすということ同義なのです。 また、治外法権であるアメリカ軍基地や、各国の大使館を無差別に攻撃するということでもあります。 そうなれば、攻撃した国家は、世界的非難を免れないばかりか、東京に居る自国民まで無差別に攻撃したとして、およそ、政権を保っていられる状態ではなくなるでしょう。 中国ですら、日本向けの弾道ミサイルを不用意には発射出来ない情勢なのです。 戦争と言えども、政治や経済活動の一部であり、自国に利益が無い限りは基本的は行なわれないものです。 このように、現状、テロ以外(ただしテロリストがミサイルを使用する可能性は極めて低い)で、東京を含め各国主要都市がミサイル攻撃される可能性も極めて低いと言えますが、もし、ミサイル攻撃されるとしたら、それは、第三次世界大戦が起こった時なのではないでしょうか? つまりは、日本国民として出来ることは、自身の意識改革や、世界情勢を鑑み政治家や政党を正しく選ぶこと、税金をキチンと納めて日本という国を維持する事。 有事の際は自衛隊に協力すること、政府の方針に従って冷静に行動すること、なのではないかと思います。 余談ですが、アメリカは北朝鮮に対して、航空機搭載型の核爆弾を配備したという話もあります。 実は、日本より、北朝鮮の方が、よほど核攻撃を受ける確立が高いと言えるのではないでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 やはり、被害は避けられませんね。世界の中で日本人は、どこか危機管理が薄いような感じがします。地震の場合でもそうでした。地震大国 とはいえ、津波警報でも避難せず、指定災害非難場所さえも分からず暮らしています。貴重なご意見ありがとうございました。