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大量出血した妊婦の受け入れを拒否する病院
急患の妊婦の受け入れを医者が拒否したらい回しになって、結局死んでしまった、という話があります。 病院側は上手く処置できなかった場合を恐れて患者の受け入れを拒否したと思われますが、みなんさんどう思われますか。 この件は本来患者の命を救うという医者の使命を欠いていると思いますが、ある意味仕方が無いとも思います。 仮に患者を受け入れたとします、やるだけやったが手におえず、患者は亡くなってしまった場合、医者は訴訟起こされる可能性があります。 病院は医者に責任を押し付け一生かかって賠償金を支払いつづけなければならず、事故を起こした為病院をクビになり再就職もみつかりにくく、家族がいる医師はどうなるのでしょうか。 守るべき家族を路頭に迷わす事になります。 しかし、だからといって患者を見殺しにするなどあってはならない事です。 どうすれば良いのでしょうか。
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どうすれば良いかは詳細を知った上でないとなんともいえません。 とりあえず、この件についての詳しいサイトはこちらです。 ・産婦人科医の独り言 大淀病院事件 http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2007/08/post_18d1.html ・産科医療のこれから 大淀事件 http://obgy.typepad.jp/blog/cat769245/index.html 他にも探せばいっぱい出てきます。 出てはきますが、これらの情報が全てではありません。 1.とりあえず、産科医を増やすこと。 2.お産では死ぬこともある、100%安全ではない、ということを広く妊婦さんに啓蒙すること。 とはいっても1の場合は結局、訴訟が多い、勤務がハード等々の理由で産科医のなり手がいないので、小手先のことでは増えないでしょうね。 何か抜本的な改革が必要だとは思いますが、さてどうすればいいのかと言うと素人の私にはわかりません。 ただ、産科の先生は本当に忙しいです。 私は産科に1ヶ月ほど入院したことがありますが、その忙しさは半端じゃありません。 朝と、夜はどんなに遅くなっても毎日顔を出してくれました。 外来をこなして手術、救急患者の対応、夜中に産気づいて来院してきた患者さんの対応。 その合間に病棟では、切迫早産で入院している患者さんのモニターを監視したり、点滴の液漏れでルート確保に呼ばれたり、出産後の処置や退院前の患者さんの診察等々。 顔を出さなかったのは、先生が学会に出席した2日間だけ。 でもその2日目の夜中には分娩で呼び出されていました。 学会から帰ったその夜だから、本当はお休みでゆっくり眠りたかったでしょうに。 私は絶対安静でナースステーション前の病室にいたので、そんな先生方の忙しさを肌で感じていました。 先生、いつ休んでるの?それ以前に、食べてるの?寝てるの? こちらが心配になるほどで、ここまでハードで、なおかつ不可抗力な出来事でも訴訟を起こされるんじゃ産科医のなり手なんていないよなとしみじみ思いました。 これは私が入院した、ある地方都市の総合病院の実態です。 このような実態でさらに救急患者を受け入れろって、医者は死んでもいいんですか?と医者叩きのコメンテーターに言ってあげたい気持ちです。
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参考になりそうなニュースなど。。。 http://www.excite.co.jp/News/society/20070831204500/JCast_10860.html
- sakura-333
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救急の場合、大抵は医師を選ぶ事が出来ないので、どうしても納得できるような結果になるとは限りません。 確かに耳を疑うような医師もおり、訴訟を起こされても仕方がない場合もありますが、どんなに優秀な医師であったとしても、時には過失を避けられない場合もあるかと思います。 まして経験の少ない医師であれば、難しいといわれる患者に手を出す事自体を避けるようになるでしょうし、一生懸命にやってくれている医師に対してまでも過失責任を問う事が今のこの問題を招いているのであり、私たちにその付けが回ってきているという事ではないのでしょうか? 患者側も完全ではないという事を理解すべきなのかもしれません。
- Devil-Ear
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産婦人科って結構医療訴訟と戦っているのはご存知ですか? 私も出産が親子ともども非常に危険が伴うのだと最近知ったのですが、普通の状態で出産をするにも死産などはあるそうです。 おそらく、出産は病気じゃなく失敗は無いと世間的に思われているのもあるのかも知れませんが、そう言った急患の場合はさらに患者の危険が増すと考え断るケースもあるようです。 私は男でその辺はあまり詳しくありませんが、国民(特に女性)がもっと出産等について勉強し、日ごろから主治医を作っておけばもう少し回避は出来るのではないかと思います。 まあ、今回の消防・病院のインタビューを聞いていると言い訳しかしていない様にも聞こえますので問題としては難しいですよね。 誰も「死んでも良いから見てください」・・・とは言えませんからね。
厚生労働省が小児、高齢者、妊婦等の特に緊急の医療を必要とする人の ガイドラインを作り、これを都道府県と市区町村に配布し、緊急時に 患者をどういった搬送経路を使い、どのような措置を取るのかを作成さ せます。これを今度は第3者委員会からなる審議にかけ、十分に基準を 満たしているかを判断して、必要ならば改善を要求して再提出させます。 施行後も運用が上手くいかなかったり、支障が出た場合もその責任 (行政としての)を問わずに、事故等は速やかに報告させ改善を図ります。 また、各地域での成功例や新たな具体案などを活発に交換させる事や、 一部の医師に対して必要な研修を受けさせる義務なども盛り込んだ方が いいと思います。 耳にしたことがあるのですが、医師や看護婦には医療事故があった際の 専用の保険があると聞きました。不確かな情報ですが参考までに。
まだ報道等で情報がしっかり出ていないので、一般論に話を留めます。 多分、現状が良くなることは(あと10年は)無いと思います。 医療側・患者側双方に問題を抱えていますが、それを解決する見通しが 現在全く立っていません。 (医療機関の集約・医師の再配置・医療費負担の増加・機関集約による 不利益を地元住民が納得するか・不幸な結果になった際の検証をどうするのか ・「無過失責任」を導入できるのか etc) 医療崩壊が叫ばれて久しいですが、現状は全く良くなっていません。 (もはや、医療崩壊は既定路線でしょう) また、福島県立大野病院での出来事や、昨年の奈良での出来事の際にも 感じましたが、メディアや一般国民は、事件が風化すればすぐに 忘れてしまいます。 また、産科医療が危機に瀕したとしても、それを実感するのは妊婦など 一部の人にとどまる為、行動に移されにくいのではないか、と感じています。 多分、こうした「たらい回し」と呼ばれる出来事は、段々と当たり前のこととなり 5年後には報道もされなくなるでしょう。 私も医学生の端くれですが、現状では絶対に産科医になりたいなどとは思えません。 (産科医になるなど、自殺行為だと考えている一人です。 勿論、素晴らしい仕事であることには違いありませんが)