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建築、経済の関係について
はじめまして。 現在就職活動を始めようと思っています、大学3年です。 広く見て建築と経済は密接な係わり合いがある、と感じられますが具体的に何かと言われると、解りません。 ここで一つ、みなさまにお聞きしようと思い書き込みいたしました。 スケールの大小、切り口、問わず何でも良いので教えていただけると助かります。宜しくお願い致します。
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そうですね。私は土木業界なので、今からがターニングポイントだったということになるのではないかと思います。 数年前まで土木の就職先というと、公務員、ゼネコン、コンサルなどいかにも土木という会社でしたが、最近ではメーカーなどの直接土木と関係していない方面への就職が増えてきているとか。 現場作業をしていても、実際に施工している(機械を動かしたりなど。施工管理は含まず)のはかなり高齢の方が多いと思います。 私が担当した現場は、平均年齢50歳以上ではないでしょうか。 これらの作業のプロが辞めてしまったら、一体 現場はどうなることかと危惧しています。 また、低入札も今後業界を苦しめるだけでなく、事故の多発、作業員のパート化、予測できなかった事態が発生した場合に迅速に対応できないなどの問題が出て来るのではないかと思います。 建築業界については主なる発注者は民間業者となるので、土木業界とは異なりますよね(土木は公共事業が減らされるとそのまま打撃を受けるけど、箱もの行政が減ってもビルは建つ)。 設計するにしても、土木の場合は安全性・経済性・施工性が問題になりますし。まず、個人が取りざたされることはないですから(橋などのデザインで個人名が出ていても、土木以外の人デザイン、土木会社が構造計算でしょうから)。 学生のうちはネームバリューとかに目が行きがちですが、就職している側からすると「その会社が何をしているのか、ちゃんと調べたほうがいいんじゃない?」と思うことが多いです。 OBの話を聞くなどして、ビジョンを固めてみるのがいいかと思います。(もしくは、建築士を持っている方に絞って、現在どのような規模の仕事をしているのか、何人くらいの会社なのかを聞いてみるとか) がんばってください。(役には立たなかったでしょうが、すみません)
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- subaru360
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雑談として聞いてください。 身近なところで考えれば、建築と経済性ということを如実に示しているのは国立大学の校舎です。 著名なマクロ経済学者の中谷巌先生(元一橋大学教授、ソニー社外取締役)が、むかし日経新聞に書いていましたが、とにかく米国から帰国して大阪大学に赴任して最初の日に驚いたのは「トウフの塊を並べただけ」のような無機質な校舎だったということです。 大阪大学経済学部は戦後派の学部ですが、少壮気鋭の近代経済学者を集め、国内有数の充実ぶりを誇っていました。にもかかわらず、先生に言わせると「床面積」だけを問題にした風格のかけらもない建物で、日本の教育行政のみすばらしさを痛感したという趣旨のことを書いていました。 中谷先生は一橋大学商学部の出身、武蔵野の自然の残る広大な国立キャンパスには旧東京商大時代の風格のある校舎が立ち並び、昔講演に来日した世界的な近代経済学者のシュンペータが「大学は建物ではない」と皮肉を漏らしたほどの壮麗さ。留学した米国のハーバード大学でも米国有数の伝統のあるキャンパスで研究に励み・・・博士号をとって赴任した大阪大で、前者とのあまりの落差を感じたということです。 学校を、学生の人間形成の場としてでなく、ただ単に人間を収容するスペースとして定員いくらいくらに対して何平米、そのために必要なコンクリートと鉄筋はいくらいくら・・・と積算すればこういう不恰好な建物ができあがる、と戦後の経済性だけを優先した教育行政を批判していて面白かったので未だに覚えています。
お礼
なるほど。建設と経済活動は切っても切り離せない状態にあるんですね。それをいかに豊かに、有意義なものにしていくかがこれからの建築や建設の課題なのかなと思いました。おおざっぱで、尚且つわかったような口を聞いたこと言ってスミマセン。 ちなみに今はそういったことは改善されてきているのでしょうか??
- miina02
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会社が何をしているところか。 これも土木の話で悪いのですが、「自分はコンサルに行こうと思う」という人が多かったです。 けど、○○コンサルというのはたくさんあるけど、それぞれに特徴があるわけです。 道路や橋梁の設計が多いコンサル、緑地などの設計を行うコンサル、環境調査が多いコンサル、土質調査を行うコンサル、計画系の調査を行うコンサル、測量を行うコンサル… これら全て○○コンサルタントという名称で示されてしまいます。 設計がしたいのに、調査中心のコンサルを受けても「こんなはじじゃなかった」ということになりますよね。なのに、学生は平気で「コンサルに行きたい」と言う。だから、ちょっとは調べろと思ってしまうんです。 せめて、HP上でも取り扱っている物件が掲載されていることでしょう。それくらいは調べてもらいたい。 土木だと、プロジェクト工事だったとしても、1本で発注されるということはまずないからね。空港工事だって、何本もの工事に分けて発注していると思います(埋立工事、基礎工事、舗装工事…それをまた工区を何分割かして発注)。 ま、ネットで業者名を検索すれば、入札状況を公表している役所のデータなどヒットすることもあります。 どの部署に所属するかによって、業務内容も変わってくるので、この会社はこうだと言い切ることは難しいかな。 地元建設業者だと思っていたら、全国から仕事を取ってくるなんてこともありえるし。だからって、自分が全国転勤する部署に入るかは分からない。ただ、可能性はあるというだけですよね。
お礼
なるほど。 土木のお話でも、自分は何も知らないハナタレ小僧ですのでホント参考になることばかりです。全然有難いと思っています。 今、コンサルとお聞きしましたが響きがカッコいいですよね笑。見透かされてるかのようなコメントで、少し焦ってしまいました。 興味はありますが、きちっと調べてからにしたいと思います。 プロジェクトごとに工区がある、というお話ですがそれらを全て統括するのが現場監督ということですか??となると、何年間かは修行しないといけないのではないかと思いますが、miina02さんはどうやって今の職業に就いたのですか??(今までのお話から、現場を担当なさっているのではないかと感じました。違っていたらスミマセン。) 度々ですが宜しくお願いいたします。
- miina02
- ベストアンサー率25% (218/849)
質問者さんは、どのような方向を目指しているのでしょうか? 建築と言われても ・リフォームなどの比較的小規模なもの ・建売住宅などの個人物件 ・ビル・マンションなどの大型物件 ・公共事業で扱われるような土木も含む で、答える人が全く違ってきます。 また、発注者側の立場か、受注者側の立場か。 実際に作っている側の立場か、売る側の立場か。 せめて、あなたの学部、どのようなことをやりたいと思っているのかを書いてください。
お礼
恥ずかしいのですが、方向もまだ決まっていません。 学部は工学で、設計がしたいと思っています。しかし漠然と設計と言うことしか出来ない状態です。今いえるのは、山本理顕先生や北山恒先生など社会派の建築家になりたいです。 もし良ければmiina02さんから見て、社会に出る上で重要なポイントだったり、過去業界が大きく変わったターニングポイントだったり、なにか社会に大きく影響を与えたような事柄的な感じでご意見いただけますか??
お礼
とても参考になるお話有難うございます!! めちゃくちゃ役に立ちますし、今の建設業界を新しい視点で見れるような気がします。(出来れば、もっとお話が聞きたかったです) 低入札や公共事業の減少を考えると、確かに今が大きなターニングポイントだと感じます。それに職人さんが減っていることや、職人さんの作業の質の向上が難しい等、耳にしたことがあります。 個人的に、建設業界のこれらの問題を、国や行政が解決する動きがあるのか気になってしまいました。 実は今、転勤の多い大手よりは地元のゼネコンもいいかなと選択肢に上がっていたので、もう一度調べたり、話を聞いたりしてみたいと思います。 会社が何をしているかというのは、どんなところで見分けるとよいですか?? 例えばですが、今行っているプロジェクトとかでも良いのでしょうか?? 度々ですが、よろしくお願い致します。