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最近の極真(長文です)
こんばんわ。 私は極真を2年ほどやり(黄帯まで)、現在はキックボクシングのプロを目指してジムに通っている者です。 ここ数年の極真について切実に思うことがあります。それは基礎体力を軽視する選手(特にウエイトトレーニング)が増えたのではないかということです。 雑誌などで有力選手のインタビューなどを見ると「僕ウエイトやらないんですよ」なんてセリフを誇らしげに、まるで「僕は見せかけじゃなく本当の筋肉の付け方を知ってますよ」なんてニュアンスでも含んでるんじゃないかと感じてしまいます。(数年前の古武術ブームの影響?) 最近の日本人選手で強いと思う選手はそれなりにいますが、バケモノと形容できる選手はいなくなっているんじゃないかと思います。 例えば、数見、黒澤、八巻などのようなかつてバケモノ的な 強さを誇った選手達はウエイトも下手なボディービルダー顔負けでしたし・・・現在は走りこみなんかの量も減っているようです。 以前、松井館長の稽古を受けさせていただく機会がありましたが、館長は「腕力に頼った組手ばかりをしていると歳をとってからどうしようもなくなるよ」とおっしゃっていましたがそれは基礎体力を決して軽視しているわけではないと思います。事実館長も現役の頃はかなりハードなウエイトや走り込みに取り組んでいましたし・・・それを表面だけすくって解釈していた黒帯の先輩もいましたが。 これでは次の世界大会でブラジルやロシアのバケモノ達にさらに苦戦し、日本人世界チャンピオンなど到底無理だと思います。 以上が私なりの見解なのですが、このことについて皆さんの意見(私の意見に同意、反対など)をお聞かせ下さい。特に現在極真をやられている方のご意見お待ちしています。
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- doskoii
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最近の極真の選手についてよく知りませんが、失礼ながらかつての猛者たちに比べて線が細くなった、重厚感が無くなった気はします。これは分裂による組織的な弱体、個々の大会レベルの質的な低下も関係しているような気がします。かつての極真は大山総裁の下、組織も一枚岩でまとまり、大会も非常に権威がありました。そして城南、城西といった名道場ではウエイトトレーニングや走り込みが熱心に行われていましたし、メディアでもそれが繰り返し伝えられていました。ウエイトトレーニングに関しては両支部が牽引力になっていたと思います。 昔は太気拳とあわせて修行する人がいましたが、今は指摘の通り古武術に関心が高まり研究される方がいるようです。そういった雑誌や本も書店でよく見かけるようになりました。数見、岩崎といったかつての名選手も古い空手を研究されたそうですね。松井館長も大東流を修行されています。空手の修行者、指導者がどれだけ古武術に関心があるかそれは分かりませんが、ただかつてのようなウエイト熱は無くなったように思います。あるウエイトトレーニングで有名だった方も今ではそういった練習を否定されていると聞きました。ウエイトに熱心だった選手たちの引退、組織の分裂、それに古武術の影響など、いろんな要因が重なった結果かもしれませんね。 ただ古い武術は確かに学ぶべき点があるとは思いますが、極真の本来の修行、総裁の提唱したパワー空手はとても優れた強いものだと思います。自分は今のように古武術が話題になる以前に独自に研究していました。そして古いものの中に非常にすぐれた技法があることを知り驚きましたが、ですがフルコンタクト空手やキックの強さを同時に再確認することも出来ました。多くの古武術家たちがフルコンタクト空手に内心脅威を感じ意識していることも知りました。 若いうちはウエイトや走り込みをするべきだと思います。特に体格がよければそれだけで相手が攻撃をしてこなくなります。(これはもちろん見せかけの筋肉をつけろという意味ではありません) また筋力トレーニングは精神力をつけるには非常にいい修行法です。技は力の中にあり、という総裁の言葉は真実だと思います。迷わず自信を持って続けてほしいです。