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新しい燃料
今日、夕方のニュースで水素で走る車に関する特集をしていました。 ガソリンに代わる燃料といえば、作物のアルコールかなにかをを利用したバイオ燃料というものも聞きます。 この2つの燃料を利用するには車の構造自体が変わってくるでしょうし、この先、車を作っていく側は『水素』『バイオ燃料』の2種類の派閥に分かれるのでしょうか?(ブルーレイとHD DVDのように) ニュースでは、水素自動車には白金を使用しているため車の価格が高くなってしまうということも言っていました。 ということは、バイオ燃料のほうが普及するんでしょうか? わかりにくいかと思いますが、回答いただけるとありがたいです。
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<バイオ燃料について> バイオ燃料は政治家の農業政策です。ブッシュ大統領が共和党の中西部の票を稼ぎたいために、一般教書演説で言って、日本の政府も動いていますが、所詮長続きはしません。トウモロコシで車を走らすということは、100%バーボンを車に飲ませるというということですから、もったいない話です。日本では休耕田を使って日本酒を作ったらとか、沖縄でサトウキビから作ったらとか、里山の間伐材を使って、バイオテクノロジーで細菌にアルコールを作らせたらとか言っていますが、1リッター50円以下で100度のお酒を造れるわけないですから、結局、莫大な補助金を出すことになります。アルコール燃料に関する、パネルディスカッションが自動車の学会で色々やられていますが、日米とも行政は主流になるとは考えていませんね。たぶん5から10%ぐらい混ぜたところでバランス点を見つけるのでしょう。アメリカにはもともとアルコールを混ぜた混合ガソリンのスタンドはあっちこっちに立っています。混合ガソリンの場合はエンジンは問題なく回りますよ。 ただ、全部アルコール燃料にすると人間の食料がなくなるんです。それと、本来使っていなかった茎とか、土にすきこんでいた部分まで、アルコールにして燃やすとなると、結局はCO2は増えてしまう可能性が高いのです。まだバイオ燃料にした場合の定量的な地球規模でのCO2の計算はできていません。又、植物は太陽エネルギーで光合成を行って、炭水化物を作っているので、それからアルコールを作るよりも、太陽電池で電気自動車を走らせたほうがずっと効率が高くて、土地も使わないですむんです。 <水素について> 水素の話は別のところで回答しましたが、燃料電池自動車は当面ありません。白金の話は、排気ガス対策の触媒のときにも散々話題になりましたが、量を減らしたり、リサイクルを行って今はすべての車をまかなうことができています。燃料電池自動車をやめるときに、できないことの証明が必要になってきます。その中の1つとして現状の白金の使用量だったらという前提で、話題にされてきているだけです。本気になれば解決策はいくらでも見つかります。
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- tomosuke07
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水素燃料電池を使えば環境にいいというのは確かですが、水素は単体で存在しないのでそこでまたエネルギーが必要になりますよね。じゃあ結局は問題は解決しないと思います。それに他の人も述べていますがこれを実現するのはかなり難しいです。 バイオ燃料は個人的には反対です。これによってトウモロコシなど食物の値段が高騰します。それによって経済に与える影響は大きいと思います。先進国がこういうエネルギーに頼るということは発展途上国などでは食物を作ることより、エネルギーのための栽培が始まり、食べるものがなくなり余計貧困になります。よって根本的な問題は解決しないと思います。食べ物よりエネルギーをとりますか?日本は輸入によって成り立っていますよ。自給率40%。 僕の考えはは車を使わなければいいんですよ。夏は暑い。冬は寒い。これを楽な車という乗り物で生活するというのはいかがなものか。業者など必要な人だけ使って、それ以外の人は自転車、電車、バスなどを利用。企業も努力していますし、個人的にできることってこんなものじゃないですか??今後BRICsでみんなが車を持つ世の中になったら・・・と想像しただけですごいことになりそうです。中国、インドですよ。
- cat-food
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結論から言うと、バイオ燃料はほぼ確実に普及しますが、燃料電池車は普及するのが、かなり難しいでしょう。(水素を使う車には、燃料電池車と水素エンジン車がありますが、ここでは主に燃料電池車と考えます。) 理由は大きく分けて二つあります。 (1)自動車の構造の問題 燃料電池車は構造的にまったく新しい仕組みを作っていく必要があります。金額的にも1台1億円とも言われますが、なかなか価格を引き下げることができません。一方、バイオ燃料は今までの自動車がそのまま使えます。今走っている車でも、改修や買い替えの必要なく、そのまま適用できるのが強みです。 (2)燃料供給システムの問題 燃料電池車は水素を燃料とします。水素を作るシステムや水素の貯蔵、運搬システムがまだできていません。技術的には可能ですが、莫大な費用がかかります。また、ガソリンスタンドの代わりに水素スタンドを作る必要がありますが、全国でもまだ10箇所で試験販売しているだけです。 バイオ燃料では今までのガソリン供給システムがほとんど、そのまま使えます。石油会社では4種類から7種類の成分を混合してガソリンを作っていますが、これにバイオ燃料(実際にはETBEを使っています)という成分がひとつ増えただけで、今までの生産システムや配送システムがそのまま使えます。また、全国4万箇所以上のガソリンスタンドでバイオ燃料の供給が可能です。 バイオ燃料は今までのガソリンの変り種という位置づけですが、燃料電池車は自動車の構造から燃料の供給システムまで、まったく新しくしなければならないという問題があります。 なお水素エンジン車というものもありますが、これも水素スタンドがなければ普及しませんし、わざわざ水素を燃やして車を走らせる意味があるのか(ガソリンでいーじゃないか)という問題があります。電気自動車もガソリン車並の性能を持つバッテリーが開発できない、という昔からの問題がいまだ解決されていません。 当面、燃料としてはバイオ燃料、自動車はハイブリッド車という形で進んでいくと思います。将来、燃料電池車や電気自動車が普及するためには、もう一段、大きな技術的ブレークスルーが必要だと思いますし、ブレークスルーがなければ永久に普及しない可能性もあります。
- nullpompom
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現在でも、ガソリン、軽油、LPガスと3種類ありますし、 水素自動車=燃料電池自動車ではありません。 BMWは水素を従来のレシプロエンジンで燃焼させて走行するクルマを開発しています。 http://www.drivingfuture.com/auto/bmw/u3eqp3000000jvrk.php レシプロエンジンなのでガソリンでも走ることが出来るという優れものです。 マツダも、ロータリーエンジンを使って同様のクルマを開発しています。 http://www.auto-web.co.jp/newmodel/MAZDA/other/RX-8_HYDROGEN/ これを発展させれば、ガソリンでも水素でもバイオ燃料でも走ることができるクルマになります。 さらにハイブリッド化し、大きな電池を積んでプラグイン化すれば電気でも走れますね。 燃料電池車は触媒が高価なため、大きなブレイクスルーがない限り普及はないでしょう。 単純な電気自動車のほうが遙かに安いので、安価なクルマはすべて電気自動車になると思います。
- Baltic
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バイオ燃料とは、主にエタノールのことを指します。 現在、普及しつつあるバイオ燃料と言うのは、 ガソリンにエタノールを混ぜて、ガソリン車で 走らせるタイプです。 バイオ燃料を作るには、とうもろこしやサトウキビ などの穀物が必要になります。ですので、食料難でもあるのに、 とうもろこし等の食用の作物を作らずに、燃料用の作物を つくっていいのかという批判もあります。 「水素燃料」、「バイオ燃料」どちらにせよ普及するには、 インフラ、コスト、さまざまな課題を乗り越えたほうになると 思います。 条件で
お礼
回答ありがとうございます。 どちらにせよ車って良し悪しなんですね(^^; こんなになるまで従来の技術に頼ってきたというのも良くなかったんでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。 車に詳しくないものですから、難しい部分もあるのですが、なるほど!といった感じです。 電気自動車が普及となった場合、電気だけでの走行が可能なのかな?という疑問も出てきましたが、詳しい回答ありがとうございます。