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文庫本の上が不揃いなのは製本作業が手作業だからですか??
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質問者が選んだベストアンサー
文庫本の上(この部分を「天」といいます)が不揃いというのは、出版用語で言う「天アンカット」になっている状態です。 質問者さんが手にしておられる文庫は、どちらの出版社のものでしょうか? 「天」が不揃い(天アンカット)の状態ということは、岩波文庫か新潮文庫のどちらかなのでは?と推測します。 ほとんどの文庫本が「化粧裁ち」といって3つ(天、小口、地)の断面が美しく切りそろえてあるものになっていると思いますが、岩波書店と新潮社はそれぞれ「天アンカット」になっています。 岩波文庫は「フランス装風の洒落た雰囲気を出すため」に天アンカットになっているようです。 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/bun/mametisiki.html 新潮文庫は、文庫にしては珍しい(というか唯一かも)、スピン(ひも状のしおり)が付いています。このスピンをつけるために、天部分がカットされていません。 http://www.shinchosha.co.jp/bunko/about/ 製本作業が手作業かどうかまではわかりかねますが、天アンカットの方が三方裁ちよりも、紙の折り方やそろえ方などで手間暇はかかるみたいですよ。(コストもこっちの方がかかるらしい。) 直接の回答ではないかもしれませんが(ごめんなさい)、参考になればと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 出版社は新潮文庫です。確かにひも状のしおりがついています。 天をカットするとスピンがなくなってしまうということですよね? とても勉強になりました。ありがとうございます。