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「ポールとヴィルジニ」という本
昔、小学校の図書室で借りた「ポールとヴィルジニ」という 本についてご存知の方はいらっしゃいませんか。 読んでとても感動して、大泣きしたことは憶えているのですが、 タイトルだけ憶えていて内容や作者については、よく憶えて いないのです。少年少女文学全集みたいな中の一冊でした。 思い出そうとすると、「難破船」というお話でしょうか、 (遭難しそうな船から少年が、少女に救命ボートを譲って、 自分は船とともに沈んでいく話)とごっちゃになってしまいます。 タイトルどおりの少年と少女のお話です。
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こんにちは。 回答の前に一言。こういう質問は「いつ頃」かということも重要な手掛かりです。なるべく判る範囲でよいですから書くようにしてください。 さて先の方が挙げたサイトはSF読みには無くてはならない極めて重要なデータ・ベースです。が、そのジャンルの基本登録は疾うに終わっているため、近年ではミステリや、普通の小説にまで範囲を広げています。 さて、これを一覧すると、文庫版で読んだのならばこれらの中のどれか ということになるでしょう。ですが「少年少女文学全集みたいな中の一冊」とはとても思えません。唯一白水社版が文庫版ではなく、或いはこれなのではと感じましたが、これもやはり少年少女文学全集のようなシリーズではありません。 そこで更に国会図書館で検索し直したところ、可能性の高いものが二つ見つかりました。ただ、これを共に見つけるのは相当の回数、条件を変えて検索する必要があります。あまり詳しいことを言っても仕方がありませんが題名だけをとっても、ポールまたはポオル、ヴィルジニまたはヴィルジニイまたはビルジニと本によって少しずつ異なります。長音記号は無視されるので良いのですが、ヴィとビの判別はその館の方針次第ですし、「イ」は確実に別件となります。おまけに今回は著者がベルナルダンでは登録されていないものがあったりして・・・(以下省略)。 やっと回答の本文です。可能性があるのは以下の二つでしょう。 ・少女世界名作全集 6(フランス編) 東西五月社 1960 『夢』、『にんじん』、『フランス詩集』併録。 ・ポールとビルジニ 偕成社 1961 世界少女名作全集第39巻 武村志保編著とあるので原作を改変してある模様。 辰巳まさえ絵。併録作品はないらしい。 ところが平行して調べている都立館の検索結果によると、更に別のものが見つかりました。 ・少年少女世界の名作文学 23 フランス編5 小学館 1965 山主敏子文、とあるのでこれも一部改変か翻案だろう。 併録『十五少年漂流記』、ほか。もしかしたら質問文中の漂流場面はこ れの一部かもしれません。 ・実はもう1冊詠み聞かせを目的とした短いお話の集成本がありましたが、これは明らかに題意から外れると思うので省略します。 上記の簡略な内容では判断できなければ、あとは実物を見るしかありません。すべて絶版ですし、その後岩波から出ていた文庫版もかなり前に品切れになっています。図書館の力を借りる以外にはないと思います。東京ならば上記の3冊はすべて都立が所蔵しています。もし地元の公立館になければ、そちらを通じて借り出してください(直接の貸し出しは出来ません)。 また参考としてそれ以外の公立館の検索リンク集も挙げておきます。 http://www.library.metro.tokyo.jp/ http://www.jla.or.jp/link/public.html 最後に、「アリアと30の変奏曲」。楽譜は例えばここで無料で見られます。ダウンロードして印刷も出来ます。1日当たりの回数制限はありますが。今後の回答の参考にしてください。 http://www.sheetmusicarchive.net/index.cfm このアリアはバッハのクラヴィア曲の傑作の一つですね (^o^)
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- retriever919
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はるか昔なので、もううろ覚えなんですが・・・。 たしか南の島で二人はまるで兄弟のようにして育つ。 でも成長したヴィルジニーはパリに行ってしまい、ポールが島に残る。 しばらくしてヴィジニーが戻ってくるが、嵐にあって船といっしょにヴィルジニーも沈み、ポールもその後を追う・・・。 というような話だったと思います。 が、なにぶんウン十年も昔なので、正確かどうかはちょっと・・・自信ないですが、船とともに沈んだのはヴィルジニーだけだったと思います。
お礼
無理を言って、思い出すお手間をとらせてしまい、 恐縮です。 船とともに沈んだのはヴィルジニだったんですね。 それを聞いただけでも、涙ナミダです。 きっと本を見つけて、読んでみます。 どうもありがとうございました。
皆様の回答だけで、不要な書き込みかもしれませんが、、、 あなたが、思い出そうとして難破船・・・というのは、「クオレ愛の学校」に入っているものではないでしょうか? 他にも「母を訪ねて三千里」も入っているものです。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AC-%E7%9F%A2%E5%B4%8E-%E6%BA%90%E4%B9%9D%E9%83%8E/dp/4061943227 お探しの表題のものではないですが、気になりましたので書き込ませていただきました。
お礼
そうだったんですね、「クオレ」も小学生のとき、 読みました。それでごっちゃになってしまっているのです。 「ポールと・・」のほうは、シクシクどころではなく 声を上げて泣いたような記憶があります。そんなに 泣けたのに、ストーリーが忘却の彼方に行っちゃって、 もどかしくてたまりません。 子供の頃に戻って、「少年少女名作全集」みたいな シリーズをまた読んでみたくなりました。 ありがとうございました。
- retriever919
- ベストアンサー率36% (35/97)
懐かしいですね。子供の頃名作全集で読みました。 アマ○ゾンで「ポールとヴィルジニー」みましたよ。 ただ新品ではなく、ユーズドでしたが・・・。 検索されてみては?
補足
お読みになった内容は憶えていらっしゃいますか。 少し検索してみたら、難破船で救命ボートを譲った 少年のお話(こちらの主人公は、マリオとジュリエッタ だった模様)と似たところがありました。 お話を思い出そうとすると、どうしてもかぶるところがあるなぁ、 という思いはまんざら思い違いではなかったようです。
- ryuujiok2205
- ベストアンサー率21% (233/1098)
ちょっとした図書館ならまだおいてあるのではないでしょうか。 http://homepage1.nifty.com/ta/sfs/saintpie.htm
お礼
タイトルは間違いなかったですね。作者もわかりました。 捜してみたら見つかるかもしれません。 子供の頃に読んでずいぶんと泣いた思い出があるので、 今、読み返したらどんな感想を持つだろうかと思うと、 ぜひ読んでみたいです。 ありがとうございました。
お礼
丁寧に調べてくださり、感謝しています。 1960年代生まれの私が小学生のときですので、 図書室にあった本はたぶん60年代に発刊されたものと思われます。 背表紙にこの題名が書いてあって、他のお話は収録されていず 1作だけの収録だったので、教えてくださった、偕成社の 「世界少女名作全集39巻」というのが、それらしいかなぁと 思っています。(偕成社の本はよく図書室に置いてあったような気が します。) 実際にズバリそのものでなくても、文庫のものでも良いので、 ぜひまた読み返して見たいので捜してみようとおもいます。 ありがとうございました。
補足
御礼の後になってしまいましたが、もうひとつ。 記憶を辿ってみますと、タイトルの少女の名前は、 「ー」と伸びてはいなくて、「ヴィルジニ」という 切れの良い名前だったような気がどうしてもするのです。 さらに、小学生の読む本なので「ヴィ」という表記は 使わないのでは、というところから考えて、タイトル表記は 「ポールとビルジニ」だったのではないかという気が しています。 そうするとやはり、お教えくださった、偕成社の39巻が そのものズバリの本だったのではないかという思いを 強くいたしました。 図書館で現物を手にすることができれば、さぞかし感慨深いと 思います。 本当にありがとうございます。