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昔の人たちの論文のほうが優れていると感じるのはなぜでしょうか?
研究室に最近の学位論文から50年前の学位論文まで揃っているのでたまに見るのですが、素人目で見ても昔の人たちのほうが「すごいなー」と思う論文が多いような気がします。手書きで文章やグラフを書いてあるのですがページ数も多くて内容も濃いような気がします。 論文に詳しい方は実際はどうなのか教えていただけませんか?
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工学系出身です 在学時代 論文で一番いいのは 数式一本 数式で足りなければ図を付ける 図で足りなければ文章を付け足す。 と、指導教官に論文のあり方を言われました。 ナイキストの安定性原理(だったかな?)の論文は三枚程度であったとのこと。 論文の定量的評価 日本の論文の参照数比率は上がっているので、日本の論文の(少なくても、相対的評価としては)レベルは上がっていると見るのが正しい。 論文の構成力 50年前ですと、旧制高校出身の時代になりますので、漢文調の文章を書くのには慣れていると推測されます。確かに漢文調は、内容にかかわらず格調高く見えます。
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私は医学系の大学院を出ましたが、最近のほうが要求されるレベルが格段に高くなっているので、質問者様と逆の印象をもっています。 後輩の学位論文は理解できない部分も多々あります。 先人の業績を卑下するものではありません。 でもまずもって最近は英文で論文を出さないと評価されません。 先輩方の記録を見ると数十年前の学位論文は全部和文です。 我々の分野では内容をいかに簡潔にまとめるかというのも重要なので、ページ数が少なくても重要な知見であれば、高く評価されます。 分野によって違うんでしょうね。
- Baltic
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僕も研究室時代は同じ事を感じました。 先生はよく、年々学生の質が落ちてきていると 嘆いていましたが、そのことと関係があるのかも しれません。 今の博士は、昔の修士レベル。 今の修士は、昔の学士レベル、とよく言ってました。 優秀な人の割合は今も昔も変わってなくて、 近年は沢山の人が進学するようになったから、相対的に 質も落ちてるのかなと思います。