Q/高速と大容量って同じ意味で使っているのですか?
A/基本的に一般に使う場合は通信では特に同じ意味で用いることもありますね。ただ単に、高速という言い方より高速大容量の方がもっと高速に感じますよね。凄いと・・・それだけで使われます。
まあ、厳密には既に解答がありますが、
速いというのは、データを送る間隔が短く、相手に速く到達することを指します。単位時間で転送サイクルの高速性を指すのです。(サイクル/ミリ秒=MHzなどの電気信号の振幅などは速度の単位になる)
大容量とは、一度に送れる情報の単位量が多いということを指す言葉ですが、それを意識して使っているかというと実際には微妙ですよね。(バイト/回、これはBit・バイトだけで記載されていることが多い)
たとえば、1KBのデータを1秒間に10回転送する。という言い方では、10回の点がサイクル(速度)です。
1KBが単位量(容量)になります。
これが、100KBのデータを一秒に20回になれば20回がサイクルになり、
100KBが容量になる。
ただ、
「この通信高速ですね」とか「大容量だね」という言い方をしても、実際には間隔も単位量も関係なく使いませんかね。
一般には、これを使い分けることはあまり日常ではしないですね。
逆に、
上の場合の100KBのデータ転送を基準Aとして、さらに高速な400KBのデータを維持秒間に5回転送する機器Cを開発した場合でも、高速大容量という言い方をするのです。これは、これまでより一度に送れる容量が増えている反面、速度は落ちています。しかし、そういう言い方をする。
特に、その間にBという200KBを10回で転送する中間機があった場合は、そのような言い方になる。Bの中間機は大容量(高速)ですと売り、Cは高速大容量という言い方をする。
簡単に言えば、世の中で使う、高速大容量という意味は、必ずしも言葉の意味に沿った物ではなく、確かに大容量もしくは速度で総合的に高速になっているのですが、
高速大容量は、とにかくとてつもなく速い。
大容量もしくは高速になると、今までより速い(容量が大きい)
という意味で使われることもあります。
ちなみに、これは通信などの速度と容量がはっきりしないものの話ですよ。高速大容量のパソコンなどの場合は、CPUが速く、ハードディスクの容量やメモリ容量が大きいパソコンなどという見方が出来ますが、通信では、高速でデータの転送サイクルが速くて総合的に高速になっているのか、それとも一度に送る量が大きく速くなっているのか分からない場合が多いですから、そういう場合は、高速大容量は同じような意味合いを持ちます。