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地方と都市とでの医師や看護士の待遇の違い

テレビで医師や看護士が都会に集まり、地方の医師や看護士が足りなくなっているというものを見ました。 しかし、私はこのような状況なら、地方で働いたほうがライバルが少ない分、患者が自分のところに来てくれて儲かるのではと思いました。(もちろん給料だけで働く場所を決めているわけではないと思いますが・・)このように考えたため、私はどうして都会に集まるのかよくわかりません。 都市で働いているほうが地方で働くより待遇が良いなどのメリットがあるのでしょうか?もしくは、地方で働くことでデメリットがあるのでしょうか? ご存知の方よろしくお願いします。

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  • kayruby
  • ベストアンサー率68% (201/295)
回答No.4

#2です。丁寧なお礼をありがとうございました。 なぜ地方の大きい病院に看護師が集まらないかですか…あくまで私見ですが。 まず、一般の病院での看護師の勤務は交代勤務が基本でもともとボトムラインが楽なものではないということがあります。ですから日本の臨床看護師自体が常に足りない状態です。看護師をいくら養成しても、勤務で身体を壊して退職する、あるいは結婚と同時に退職して潜在看護師になる人が非常に多いです。現在日本の潜在看護師は50万人を超えるといわれています。この1割が臨床に戻ったら看護師不足は十分に解消される計算になります。また交代勤務自体がつらいので、再就職をするにしても日勤だけで済む診療所などでという人もとても多いです。 それに加えて、設備や卒後教育、職業倫理の面でいうなら、地方では大きな病院といわれるものでも東京など大きな都市の規模の大きな病院とはやはり比較になりません(両者で勤務した経験からあえてそう言わせていただきます)。修行をしたいという熱意のある若い看護師が同じ大変なら勉強になる方をとそちらを目指すのは当然のことだと思います。 キャリアアップといいますが、たとえば地方の大学病院(大学病院については格差がとても大きいので一概には言えません。看護学に強い地方大学病院ももちろんあります)や市立病院は…そこからの可能性はそれほどではないですよ。大きな都市の病院では熱意と実績とがあれば30代前半から自己推薦などでのし上がりキャリアを構築していくことができるけれど、地方では長く勤務した人が順番に出世します。勤務そのものはどこへ行っても楽ではないし、地方であるほど看護師の地位は低く医師と対等ではなく下で(都市の病院で対等を謳っていても形式だけのような気がしますが、地方では形式上だけでも対等だと謳うこともなかったりします)、看護の力や可能性といったものを追究する場所でないことが多いです。大学の看護学専攻は、「看護学部」ではなくて「医学部看護学科」であるところもけっこうありますよ。 7対1の看護体制にしなさい、達成できれば病院は億単位で収入が増えるようにするからと厚生省が笛を吹いて病院がその気になっても、多くの大学病院を含めた地方の病院にはそれだけの人員の確保はとても無理です。看護師が集まらないというのはもともとの看護師の不足に加えて、その病院には看護師から見て「勤務は大変だがそれなりのものが得られる」と思わせるだけの魅力、吸引力がないということだと思います。 また、看護師免許を持っていること自体が仕事に困らず安定している、つまり公務員的な意味を持つので、看護師は就職する上で特に公務員にこだわる必要もないです。公務員だと却って失業手当がなかったりして身動きがとりづらいし、市立病院に勤務する友人が「患者さんから何かというと誰の金で給料をもらってると思ってるんだと言われる。独立採算なのに…」と嘆いていました。 一般の看護師はどうしたら労働条件がよくなるのかとか難しいことを考える余裕もなく(また考え始めるととてもつらいので)毎日の勤務に明け暮れています。時間があると、辞めたいなあ、人間らしい生活がしたいなあと思います。だから、つきあっている人に、結婚しよう、仕事は辞めていいよと言われて辞めて潜在看護師になる人は多いけれど看護師仲間で腹を立てたりはしません。そうしたいと思うのが当然だからです。 辞めたくなってきたのでこの辺で。お近くの病院に看護師が集まるといいですね。

marui001
質問者

お礼

再度返答ありがとうございます。 >潜在看護師は50万人 離職率が高い職業と聞いてはいましたが、かなり多いですね。

その他の回答 (4)

  • kame-chan
  • ベストアンサー率64% (96/148)
回答No.5

こんにちは。 政令指定都市の大学病院に勤務する内科医です。 今までは多くの医師の勤務先は大学の医局人事によってコントロールされていました。そのため地方の小さな病院にも医師が定期的に赴任していました。医局への入局は卒業した大学の医局に入ることがほとんどでしたので地方でもある程度の医師数が確保されていました。 しかし現在は研修義務化により研修医は研修病院を自由に決めることができます。2年間の研修後は、さらに後期研修の病院をさがすか、初期研修病院の所属医局に入局することになります。多くの研修医はNo.2さんがおっしゃったように、最新設備の整った病院での研修を希望するので、結果的には都市部の大学の医局に所属する人が増えていくと思います。そのため医局員の少ない地方の大学では大学病院の人材確保のために「医師の引き上げ」をせざるを得ない状況になっています。 また、最近は大学の医局に属さない人も増えており、医局の強制力も低下してきています。一時期は医局が諸悪の根源のようにマスコミ報道もありましたが、僻地の病院の人材確保という意味では必要悪だったと考えます。 ここからは個人的な印象ですが、私の所属する医局(呼吸器内科)の系列病院でも医師不足です。定数を満たしている病院はほとんどありません。400床の中規模病院に専門医が1、2人が現状です。厚生省は医師の不足ではなく偏在と言っていますが、政令指定都市でもこうなので絶対数が不足しているのだと思います。 また5年ほど前に問題になった「名義貸し」をご存知でしょうか?この時期まで地方の病院は常勤でない医師を常勤医として多数登録していたため、厚生省の把握している医師数は水増しされている可能性があります。 待遇については以前、朝日新聞に都道府県別の給与がでていました。やはり地方が待遇をよくして医師を確保しようとしています。それでも医師が都市に集まるのは、病院の設備、または勤務以外のメリット(住居、生活など)を求めているのだと思います。 (キャッシュしか残っていませんでした。http://216.239.51.104/search?q=cache:QDMXx9X_eY8J:www.asahi.com/health/news/TKY200704070244.html+%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E3%80%80%E7%B5%A6%E4%B8%8E%E3%80%80%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp) 開業するといった場合には、確かに質問者様の意見は考慮すべきだと思います。しかし、突然、知らない土地へ行って開業するパラシュート型の開業は通院患者さんの容態が悪い場合に紹介する病院に困るケースがあるようです。そのため、自分の勤務していた病院の周辺で開業するパターンが多いようです。 個人的な印象の回答になってしまいましたが、参考になれば幸いです。

marui001
質問者

お礼

返答ありがとうございます 具体的な数値ありがとうございます。

  • inoge
  • ベストアンサー率45% (510/1116)
回答No.3

配偶者や子供の教育の問題もあります 医者が仁術に燃えていても嫁ハンはふつーの一般人という パターンも非常に多いです ふつーの一般人は田舎に行きたがらないのは 人口統計を見れば明らかであります 日本人全体として見ると都会から田舎への人口移動は 圧倒的少数です 就職先の決定において嫁ハンに主導権が有るとか 主導権はなくても拒否権を発動するとか 田舎に就職したけど単身赴任とかザラに聞く話です そして,田舎ではいい学校があんまりないので子持ちも行きにくい 所帯を持つが故の選択権の制限もありますね

marui001
質問者

お礼

返答ありがとうございます。 たしかに都会のほうが塾などがあったり教育環境が良いと聞きますね。

  • kayruby
  • ベストアンサー率68% (201/295)
回答No.2

はじめまして。 看護師をしています。 大きな都市そして規模の大きな病院の方が多くを求められて勤務としてはきついことが多く(わたしの知る限り地方が夜勤が多いということはありません)、また規模が大きければ重症の患者さん、あるいはご高齢のためにリスクを抱えた患者さんを担当することが多く勤務内容としても重くなりやすいです。 待遇は病院によりまちまちですが、ただたとえ給与が低くても、新卒の若い看護師は将来を考えて都市の規模の大きな病院に就職する傾向があります。看護師の場合、価値がもっとも高いのが新卒だということもあるし、若いうちに修行して多くを吸収したいということもあります。ただ食べていくためだけに仕事をするなら別ですが、医療設備が整っていて勉強になるところ、接遇についての指導を含めた卒後教育のきちんとしたところ、ともに勤務する看護師の正義感の強いところで多くを学んでキャリアを始めるかどうかは専門職にとってその後の一生を決めるとても重要なことです。 医師も同様で、研修医として入る病院にどんな設備があってどの程度の質の医療を提供しているか、だれから指導を受けるかが大事なことだと思います。だから勤務が大変でたいがいは給料も安いけれど勉強になるケースが集まる大きな都市の病院で勤務をしようという人が多いのだと思います。 患者さんがどれくらい来るかは病院の経営側や開業医さんが心配することで、病院の歯車として月給で寝ずに働く勤務医(ほんとに寝てないです)や看護師にはほとんど関係ありません。 最近は地方の病院が卒後研修医として入ってくれたら奨学金として数百万出すというところもありますが、応募者は多くないようですね。もともと大変な額のお金がかかった免許だから、いまさら目先の数百万で釣られずに働く場所を選んでいるということかもしれません。医師が開業する際にも、医師が少ないところで開業するのは医療的なことだけでなくいろいろな点で非常に大変で苦労の多いことだと聞きますから、地方にデメリットがあるというよりも、地方にはメリットが少ないということかもしれません。

marui001
質問者

お礼

返答ありがとうございます。 大きな病院でキャリアとありますが、地方の県や市の病院なら、大きいですし設備もそろっているのでキャリアアップにつながると思うのですが、私が住んでいる県(地方)ですと人が足りなくて臨時で募集していたりします。公務員試験の看護職の倍率などを見てみましたがほぼ1倍。大きな病院でキャリアをというのならば、こちらに来ないのはどうしてでしょうか?

noname#36683
noname#36683
回答No.1

もともと医者は金持ちの家が多いですし、何処で勤務してもかなりの額が貰えます。それに、地方だと夜勤が多くなりますし、患者が高齢者だとやる気が起きません。

marui001
質問者

お礼

返答ありがとうございます。 医者というと引く手あまたでどこでも給料多そうですよね。 >患者が高齢者だと 地方在住ですが、今足りていないのは、小児科や産婦人科だと聞きましたが・・・

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