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あまり損切りしない、ということについて
少し前に投稿された質問「素人は損切りを控えた方が良いのではないか」について、本当はその欄に出したかったのですが、締切済みになっているのでここに新しく書きました。なるべく損切りしない戦略をとっているアマチュアの方が他にもおいででしたら、その結果について教えてください。 私は初心者でして、押目を見ながら低レバレッジで慎重に取引(ロング)しているのですが、1年以上経つのにまだ収支とんとんで利益を出せません。教科書どおりに損切りしていますが、最近は、その損切りが問題ではないかと思っています。というのは、これまでの損切り後のレート推移を改めて調べてみると、数日とか1週間の期間でみるかぎり確かに損切りで助かったように見えるのですが、1ヶ月くらいの長期間で見ると、スワップ益まで考慮すれば損切りなしで機会を待った方が良かった、という結果になっていました。 そのようなときに先の「素人は損切りを…」に対するcomments氏の回答を読んで興味を持った次第です。スワップ益と為替差損のバランス点はレバレッジに関係ないのでそこは勘違いされているかと思いますが、それでも金利差3%なら年毎複利の30年で2.4倍になりますから、変動相場に移行後の円高分をすべて吸収できることになります。また記載のあった山本久敏氏の本も読んで見たところ、素人の場合はあまり損切りしないで時間を味方にすることを考えてもよい、ということが確かに書かれていました。 刻々変わる為替レートの上で臨機応変に波乗りすることが短期ゼロサムゲームにおける本流の方法とは思いますが、そのような域に達しない初心者や専念する時間のない素人の戦略として、スワップを味方としながら損切りせずに機会を待つ、という考え方があり得るのではないでしょうか。
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- koala0305
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私は理論についてはよく分かりませんが、損切りなしで3年間儲け続けています。もちろん円安が味方してくれているのですが。 私のやり方は、まず1万株買う。高金利通貨なら何でもいいんですが、単価が小さく値動きの大きいNZドルが気に入ってます。1円上がれば利益確定、1円下がるごとにナンピン、の繰り返しです。ナンピンは下げがきつそうなら途中から2円にすることもありますが。レバレッジは最高に買い下がっても4倍程度です、あまりレバレッジをかけては、この方法は成立しません。 ナンピンした通貨についてはトータル(すべてのポジションのスワップと差益のトータル)で2、3万円利益が出るまで待って利益確定しますが、一番低い金額で買ったポジションはもっと利益が膨らむまで置いておくこともあります。もちろん個々のポジションについては損切りしているわけですが、トータルで考えると損切りはしていないことになります。 常にポジションは持つことにしています。所詮上がるか下がるか分からないのですから待っていたらチャンスを逃してしまいます。とりあえずポジションを持ってどう動いても対応できるよう考えます。 このやり方は、損切りするような緊張感もなく大した情報収集をしなくてもサクサク儲かります。今までは円安基調で年利100%を実現してきましたが、私がシミュレーションした限り、かなりの円高になっても大損はしません。
#4です、補足します。 >結局「30年も先の相場はわからない」のだから、 >「今は上昇トレンドの相場にのってキャリートレードすることの何が悪いのか?」わかりません。 この件ですが、まずはこの点は理解してください。 他の為替に影響する要因が無ければ、相場観無しでの金利差を狙う投資には合理性は無い点です。 要は少子高齢化、関東大震災などの影響が全く無いとしたらば、相場観無しでの金利差狙いは意味がなくなる事は過去の為替と金利の関係を見ればはっきり分る傾向である点です。 現在、ヘッジファンドがグローバルキャリートレードでスワップを得る投資手法を展開していると言われていますが、彼らは金融のプロであり「金利差があるから高金利通貨は有利」なんて考えていないと思います。 それでもやるのは彼らは自分達なりの相場観を持ってやっているからです。 例えばヘッジファンドが次のような相場観に立ってグローバルキャリートレードをやっていたらどうでしょうか? 「日米実質金利差が拡大している時はドル高に振れやすい」 「今の外国為替の参加者は金利差だけで考える投資家が多いので、これが続く限りは円安傾向なのだろう」・・・ 勿論、これらの相場観が当たるかどうかはやってみないと分りませんが、為替をやる上では相場観は絶対に不可欠だと言う事です。 実際にあった事例として1992年9月にジョージ・ソロスが大量のポンド売りを仕掛けて暴落させた事は有名ですが、次のような相場観でやっていたとしたらどうでしょうか? 「高金利欧州通貨が対ドイツマルクレートに対して次々と切り下げられ、いずれはポンドも切り下げられるだろう、だからスワップポイントを支払ってもポンド売りを仕掛ければ成功するだろう」 こんな事を書くと「初心者には無理だ」と言われそうですが、為替の世界はいきなりプロとの対戦の世界なので、この点は理解しておかなければならないと思います。 初心者で怖いのならばレバレッジを1倍と低めにして、最初は慣れる程度から始めて、ある程度の相場観を持って出来るようになったらレバレッジを高くして、例えばグローバルキャリートレードを実行しても良いのではないかと思います。 「今は上昇トレンドの相場にのってキャリートレードすることの何が悪いのか?」と言う事ですが、自分で相場観を持ってやるのならば問題は無いと思います。 但し、その相場観が当たるかどうかはやってみないとわかりません。 それから私個人的な考えですが、現時点での日本の経常収支の黒字は過去最大級であり、これは長期的には円高方向に作用すると考えられます。 又、現時点では日本の金利は外国の金利よりも低いって事は大雑把に言えば、日本は低インフレ国、外国は高インフレ国であるって事が言えるので、これも日本の経常収支の黒字に貢献します(長期的な円高要因)。 しかし、少子高齢化によって経常収支が将来悪化すると言われています。 日本の経常収支が赤字に転落すると、円が売られやすくなるので、この時期が何時になるのかに注目しています。 予想では2020年前後に赤字に転落するとしているようです。 その他に、日本の将来の金利は緩やかに上昇すると言う予想(日本のインフレ率の緩やかな上昇)もあるので、他の先進国とインフレ率も肩を並べる可能性もあり、この点も為替に影響してくると思います。 それから#4で挙げた2つのURLも参考に読んでみてください。 最後になりますが、これ以上書くと論議として削除される可能性があるので、どうしても疑問があれば別スレを立てて質問をして、広く回答を求めた方がより的確な回答が得られると思います。
- masuling21
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前の質問にも回答しましたが、損切りは、その人のリスク許容限度額に応じてするのが良いと思います。ロスカットになるまで許容するという人が60銭で損切りする必要はないわけです。 それで、スワップのことですが、スワップを受け取りながら相場の回復を待つ形になり、主な目的は差益であり、スワップはおまけで狙うものでないと考えます。スワップ欲しさに損切りしないのはどうかと思います。
#1です。 #4の方の回答は非常に論理的なように見えますが、 1)「長期的とは10年以上のこと」つまり、10年以上のスパンではスワップ利益は為替変動により相殺されるという しかし 2)30年先までになると(為替は)わからなくなる 1)が正しいのであれば、米ドルのレートは今より2割程度円高に収束するはずなのですが、2)で「わからなくなる」とそれを否定してしまっています。 これは矛盾しているように感じます。 結局「30年も先の相場はわからない」のだから、「今は上昇トレンドの相場にのってキャリートレードすることの何が悪いのか?」わかりません。 このコメントは、他回答者への批判ではなく、質問者の根源的疑問を浮き彫りにするためのものですので、よろしければご回答ください。
まずは、勘違いされている部分から・・・ >それでも金利差3%なら年毎複利の30年で2.4倍になりますから、変動相場に移行後の円高分をすべて吸収できることになります。 >また記載のあった山本久敏氏の本も読んで見たところ、 >素人の場合はあまり損切りしないで時間を味方にすることを考えてもよい、ということが確かに書かれていました。 既に回答にありますが、複利計算の場合はスワップ分はポジションに積み上げていかなくてはならないので、その新しく建てたポジションの分の為替差損も生じます。 厳密には、累積経常収支の分だけ、世の中にはヘッジしきれない為替ポジションが存在する特殊性はありますが、それでも大雑把にはスワップは長期的な為替変動で相殺されると考えて良いでしょう(長期的な円安になる例外は最後に述べています)。 私の場合は「長期的には高金利通貨は下落し低金利通貨は上昇する傾向にある」と述べます。 ここで言う長期とは10年以上を指します。 それから、これは事実だから書きますが南アフリカランドのように米国よりも高金利な通貨は僅か15年で約1/3に下落しています。 もっと高金利だったインドネシアルピアは1998年のアジア通貨危機の時に対ドルレートで1/6にまで下落しています。 逆に金利の安いスイスフランは固定相場制時代よりも強いと言う世界的にも非常に珍しい通貨もあります(現時点ではスイスの方が少し金利は高いですが、世界的には低金利国です)。 で、私がこれを述べるのは余りにも為替については誤解が多いからです(山崎元 ホンネの投資教室、第三十一回 誤解が多い、為替リスクと期待リターンの関係、参照URL)。 ↓は損切りが良いのかナンピンが良いのかと言うQ&Aですが、私は#1で述べていますが、#10の方の回答も参考にして見て下さい。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2800496.html >そのような域に達しない初心者や専念する時間のない素人の戦略として、 >スワップを味方としながら損切りせずに機会を待つ、という考え方があり得るのではないでしょうか。 『円高時を狙う方が安全』だと思います。 実際に1$=79.75円の時代は日本に住むアメリカ人は「こんな筈はない!」と言ってドルを買っていた人がいました。 分らない時は日銀が出している実質実効為替レートを見て参考にする方法もあると思います。 長期的な為替変動要因ですが、金利差分は為替で調整されると考えられますが、その他にも少子高齢化による円安要因、日本の財政破綻により円安要因、関東大震災による円安要因などもあるので、30年先にまでなると分らなくなります。 特にM9クラスの東京直下型関東大震災+950hPa級の台風関東上陸と言う事態にもなれば、円相場は大暴落する恐れもあるでしょう。 本来、外国資産で運用する強みは金利差では無く、日本のカントリーリスクに由来するリスクをヘッジする事だと思います。 「スワップを味方としながら損切りせずに機会を待つ、という考え方」を成り立たせるには高金利通貨の実質為替レート(物価修正された為替レート)が長期的に強くなると言う前提が必要です。 私の場合は外国資産(株式が中心)を持っていますが、1$=60円も視野に入れても20年以上の運用で利益が出せるような戦略は考えています。 勿論、為替変動は株式変動以上に手に負えないリスクなので、長期的な為替差損は仕方がないと考えています。 又、実質実効為替レートベースでは円の妥当位置から約2割程度の円安と考えられるので、この分も長期的(10年以上)には修正されると考えています。 しかし、それでも利益が出ると考えているから為替リスクがあっても投資をしているのです。
- tokyoexchange16
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損切りしなくても大丈夫なのは、せいぜいレバ2倍まででしょう。 レバ5倍超だと、いつかは自分がする気なくても強制ロスカット喰らいますよ。 あと過去2年程度の相場だけでは結論づけない方がいいです。ここ最近は稀に見る円安相場なので、それなら外貨買いをしてれば戦略関係なく勝てます。株でも2005年後半のような上げ相場なら、みんな勝てましたから。 >それでも金利差3%なら年毎複利の30年で2.4倍になりますから、変動相場に移行後の円高分をすべて吸収できることになります。 この計算は大事な点を外しています。複利効果を得るためには、スワップ益で毎年新しいポジションを建てなくてはいけません。しかし新しいポジションを建てれば、円高による為替差損も複利効果で積みあがっていきます。
- domo_tomo_desu
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USD/JPYの1枚ロングですと1日155円×365日=約58,000円ぐらいのスワップです。 レバレッジ2倍の年利率は10%ぐらいです。 一年前のレートは現在と同水準位じゃないでしょうか。 私は塩漬けには反対派ですが、こう言うのは私の経験からです。 塩漬けでにっちもさっちもいかなくなったことがありますので、反対意見を持っています。 でも皆さん投資手法がそれぞれですから、絶対だめだと言うことはないと思います。 質問者さんが一年でとんとんだったと言うことですが、もし、その一年が下落トレンドだったらと想像してみてください。 損切り反対派は評価損に縛られ、質問者さんはとんとんで乗り越えることが出来た。 こういう結果にも成得たわけです。 それなら、トレードの腕をさらに磨いて、上昇トレンドにも、下落トレンドにも対応できるようになった方が、リスクを減らせられるんではないかと思います。
去年からはじめたのであれば、同じときにドルを1枚買い建て、そのままほったらかしにしていた場合どれくらいの利益になったか考えてください。 おそらく、為替差益+スワップで15万くらいはプラスになったんじゃないかと思います。 対して、あなたはプラマイゼロ、どちらの投資手法が有効か、もう答えは出ているじゃないですか。 もしこれを、レバレッジ2倍(50万円)の超安全運用でやっていたとしても、年利回りは30%にも上ります。 この手の議論になると必ず登場する「スワップは理論上の為替変動を吸収するものなので、長期的には意味がない、スワップを目当てとした長期投資は無意味」という理論を振りかざす人が現れるのですが、ここでいっている「長期」っていったいどれくらいの期間なのか?すごく興味があります。 投資の世界では3ヶ月以上同じポジションを持つことを一般に長期といいますが、少なくともこのスパンで考えれば、過去2~3年さかのぼってみてみても「スワップ収益が為替変動に吸収されてなくなった」という事例を発見することが出来ないからです(もちろん、ごく短期で切ればそういう例はありますが、あくまで「長期」の話ですよね)。 じゃあ10年くらい?20年くらい?よくわからないのですが、じゃあ10年間は今の外貨高トレンドが継続するとして、その後カクンと落ちるの?じゃあそれまでの10年間、個人投資家がそのトレンドに沿って長期の外貨ロングポジションを資産形成に使うことに、いったい何の問題があるのでしょうか。 このような理論を振りかざす人は、いったい知識をひけらかしたいのか、個人投資家をけん制して為替を誘導したいのか(そんなことは不可能でしょうけど)、その意図が私には理解できないのです。
お礼
コメントありがとうございました。私も試してみます。