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ゴアテックスの効果
山登りをしているのですが、天候の急変でやむをえず雨の中を登ることもあり、その時に一番困るのが靴が濡れることです。 ゴアテックスだったら大丈夫だとはよく聞くのですが、実際の効果はどのくらいでしょうか。 たとえば水たまりの中をズンズンと歩いていっても大丈夫な感じでしょうか?
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靴の履き口より深い水たまりの中をずんずん歩いたら、履き口から水が入るのは敢えて書くまでもない当たり前のことですが、とりあえず履き口より浅い水溜まりでしたら、靴の中に浸水することはありません。 ゴアテックスの機能についてよく誤解されているのが、「水は通さないけれど汗は通す」とか「水は通さないけれど空気は通す」という表現で、実際は汗は"水"ですから通しませんし、空気を通す、すなわち通気性は現在のゴアテックスにはありません。 ですから、通気が阻害されている条件、すなわち水溜まりの中を歩くなどして靴の外側が水で満たされている場合でも、透湿すなわち水蒸気が内から外へ通ることは起こります。 ですが、別にゴアテックスは能動的に水蒸気を内側から外側へ一方的に放出しているわけではなく(水蒸気濃度の勾配に逆らって透湿させるにはエネルギーが必要)、水蒸気の濃度勾配によって「湿度の高い方から低い方へ」水蒸気が移動しているだけなのです。 ですから、水溜まりの中を歩くなどして靴の外側が湿度100%の状態になっているときは、「靴の外側から内側への透湿」が起こり得ます。つまり、長時間水溜まりの中を歩いていると、靴下が湿ってくるといった現象は起きますね。 でもまあそれは「浸水」に比べると遙かにマシであることは確かです。 上で「靴の外側が水で満たされている場合でも内から外への透湿は起きる」と書いたのは、水蒸気が膜を通過して移動するための条件には先ほど述べた「湿度勾配」によるものの他に「温度勾配」もあるからで、温度の高い方から低い方へ水蒸気は移動するからです。 ただし、温度勾配による水蒸気の移動量より、湿度勾配による水蒸気の移動量の方が遙かに多いので、差し引きすると外から内への透湿量の方が多く、靴下はやはり湿ってしまうでしょう。 ちなみにゴアテックスを使っていない登山靴やトレッキングシューズはけっこうあります。ゴアテックスを使わない方が通気性が良いので(ゴアテックスを使うと透湿性はあるが通気性はゼロだし)、雨や水溜まりの中を歩かなければこちらの法が蒸れなくて快適だから、そういう選択肢も多く用意されているというわけです。 まあ数的には、ゴアテックスを使っている靴の方が多いですけどね。 靴にゴアテックスを使う方法もいくつかあって、ゴアテックスブーティーと呼ばれる靴下型に成形されたゴアテックスフィルムをライナーにラミネートする方法と、そうではない普通のゴアテックスのフィルムを靴のアウター生地にラミネートする方法、及びそれらのハイブリットなどがあります。 手軽に靴を製作できるのはブーティーの方なのですが、フィット感は靴の外皮にラミネートする方が優れていることや、ライナーにラミネートする方法だと靴の外皮とライナーの間に浸水した水が溜まって靴が重くなったり透湿性が損なわれたり、冬だったら凍結してしまったりという欠点があるため、最近は外皮にラミネートする方法が増えてきているようです。
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- take6
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まず、靴本体からの浸水については、ゴアテックスブーティーを採用している物でしたら在り得ないと信じていいと思います。 ゴアテックス社が相応の浸水テストをクリアした製品に対してのみ採用を許可するらしいので、通常の使用で浸水してきた場合は不良品です。 メーカーに言えば交換してくれるはずです。 ちなみにゴアッテクス採用とうたっている物でも、ブーティー(靴下状にゴアテックスを張っている)で無い物があります。 こちらも、防水をうたっているので浸水はないはずですが、使用に伴って劣化してくるイメージがあります。 実際私はメレルの靴で2足はずれを引き、交換してもらった事があります。 ですから、ブーティーの方が信頼性が高いといえると思います。 因みに区別の仕方は、インソールを取って中を見て、靴底までゴアッテクスと書いた記事がつながって真ん中で縫製してあればブーティーです。 また、他の方が湿気の戻りを心配されていますが、 外のナイロン、及び皮革を撥水加工しておけば湿気の戻りはほとんど無いと思います。 もちろん、くるぶしほどの深さの水溜りを何時間も歩いたら別です。 しかし、一般の登山道でくるぶし近い水溜りに出会う事はまず無いでしょう。 それよりも、履き口からの浸水の方が現実問題として不快になりやすいです。 スパッツをつけてから雨具のズボンを履くと予防でき、かなり快適ですよ。
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ありがとうございます。 インソールをとって中を確認すればわかるということですね。 靴本体の浸水ではなくて、履き口からの方が問題になりやすいということで、スパッツもつけておこうと思います。
水溜りの中をずんずん歩いたら、履き口から水が入ります。 入らないようにするには長靴のようにすねまである靴を履くしかありません。 今は選ばなくても、ある程度の登山靴はみんなゴアテックスです。 トレッキングシューズでもゴアテックスです。 ゴアを使っていない靴の方が珍しいです。 スニーカーメーカーのトレッキングシューズ風スニーカーや、すごーく古い登山靴ではゴアなしですが。
お礼
ありがとうざいます。 ゴアテックスでも履き口からの水は止められませんよね。 登山用品店ではゴアテックスが普通になりましたね。 ちょっと高いのが難ですけれども。。。
- waikikif
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雨でも登山していますが、靴の中までぬれることはありません ズンズン歩けますよ 帰ったら靴の表面を洗って、防水スプレーしておきます
お礼
ありがとうございます。 防水スプレーをすればより良いということですね。 参考にさせていただきます。
- dogday
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ゴアテックスの性能を100%発揮するのは、防滴撥水なんです。 水に全て浸かると、通気ができなくなるので、ただのビニールと一緒です。とりあえず、縫い目以外からは水は通しません。 洋服には向いていますが、長靴には向かない素材です。 詳しくはリンクをお読み下さい。
お礼
ありがとうございます。 防滴撥水ということは水たまりには意味がないってことですね。 やはり登山靴に完全防水を求めるのは難しいのでしょうか・・・ 少しくらいの濡れは我慢することにします。
お礼
ありがとうございます。 詳しい説明をしていただいてゴアテックスについて非常によくわかりました。 特に通気性がゼロというのが盲点でした。 必ずしもゴアテックスが良いとは言えないのが認識させられました。